アマゾン契約と電子書籍の課題 の商品レビュー
2012.8.14 アマゾンが何を狙っているかがちよっとだけわかる。コンテンツをどこが配信するかを法的な面で捉えたのは面白い。
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2011年、アマゾンが各出版社に「電子書籍配信に関する契約書」を提示したことで、日本の出版界は大きく動揺した。それは、「出版とは何か」を根本的に見つめ直すことを出版界に否応なしに迫る大きな契機となった。 本書では、アマゾン契約の困惑を受けて2011年11月に行った緊急勉強会の内容...
2011年、アマゾンが各出版社に「電子書籍配信に関する契約書」を提示したことで、日本の出版界は大きく動揺した。それは、「出版とは何か」を根本的に見つめ直すことを出版界に否応なしに迫る大きな契機となった。 本書では、アマゾン契約の困惑を受けて2011年11月に行った緊急勉強会の内容をもとに、さまざまな形で表に出てきたアマゾン契約の条項を深く検討し、これが浮かび上がらせた問題点を抜き出し、検証を行っている(第1章)。その上で、では具体的にどのような契約を結べばいいのかとう問いに答えるべく、電子書籍販売サイトとの契約案雛形(第2章)と、出版者と著作権者との間の契約案雛形(第3章)を掲載。 著者は長年にわたり日本の著作権と出版を見続けてきた、虎ノ門総合法律事務所の弁護士。これを読まずしてアマゾン契約、ひいては電子書籍については語れない――出版社が無自覚でいられなくなった時代の必読書!
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