太平洋戦争最後の証言(第3部) の商品レビュー
SFアニメの世界では宇宙まで飛び出す、大和。しかしその実際の歴史はよく知りませんでした。 この本では大和の建造から参加した主な海戦、そして大和の最後が描かれます。 実際にそれぞれの立場で大和に接してきた生存者の方々とのインタビューをもとに、大和の歴史を再構成する労作です。...
SFアニメの世界では宇宙まで飛び出す、大和。しかしその実際の歴史はよく知りませんでした。 この本では大和の建造から参加した主な海戦、そして大和の最後が描かれます。 実際にそれぞれの立場で大和に接してきた生存者の方々とのインタビューをもとに、大和の歴史を再構成する労作です。 連合艦隊がほとんど壊滅したレイテ沖海戦、この時点で艦隊を組めるレベルにはなく、また、どこに移動するにも航空機の援護が得られない状況になっていました。また、広島の呉軍港に係留されていた大和でしたが米軍の空爆が呉に及んだため、「このままでは最悪瀬戸内海で沈められる」恐れもでてきました。 燃料の重油もほとんど枯渇した中、大和は沖縄に向かいます。 大和にまつわる人間模様には… 砲術学校へ行けと沈没直前に退艦した弟と入れ違うように大和に着任した兄の話。 国のため、天皇のために潔く死ね、と教える陸軍に対し、「命は大切にしろ」と教えた海軍。(しかし、その海軍が神風特攻隊を組織するのですが) 大和が沈むときにできた大きな渦に巻き込まれそのまま溺死するかと思われたとき、大和の艦内で爆発があり、それに持ち上げられるように海面に出て九死に一生を得た人たち。(複数の証言あり) 私たち日本人が決して忘れてはならない歴史です。
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この三部作はどれも大変おもしろいし、もっと広く読まれるべき。寝食忘れて一気に読んでしまいます。各章の扉の写真がまた印象的で象徴的。 第十四章「鎮魂の海」がなんだかもう、悲しくて悲しくて。 艦としての「大和」はそこまで好きではないんですが、その中にあった乗員の諸々を思うと言葉も...
この三部作はどれも大変おもしろいし、もっと広く読まれるべき。寝食忘れて一気に読んでしまいます。各章の扉の写真がまた印象的で象徴的。 第十四章「鎮魂の海」がなんだかもう、悲しくて悲しくて。 艦としての「大和」はそこまで好きではないんですが、その中にあった乗員の諸々を思うと言葉もありません。
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このシリーズは全部良かった。 大和の書籍は何冊か読んだが、いろいろな方の証言が記録されていて、まとまっていた。 何度、読んでも巨大戦艦大和を特攻に出したのは哀しい。
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