哲学者クロサキの哲学する骨董 の商品レビュー
いちおう「古いものについての文章」ってことでテーマは通底しているんだけど、なんかちぐはぐ感があるのは、原文を違う雑誌から取ってきたからなんだね。 個人的には前半のオリジナルとコピーについての考察がとても興味深く読んだ。後半はちょっとエッセイになっちゃってて、音楽に興味のない僕にと...
いちおう「古いものについての文章」ってことでテーマは通底しているんだけど、なんかちぐはぐ感があるのは、原文を違う雑誌から取ってきたからなんだね。 個人的には前半のオリジナルとコピーについての考察がとても興味深く読んだ。後半はちょっとエッセイになっちゃってて、音楽に興味のない僕にとっては「よくわからん」という感想に。 それにしても重厚でシャープな論考から想像される「哲学者クロサキ」とは全然違って、にこにこ笑顔で写真に写っている著者がなんだかほほえましく。
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時間を考えるために骨董を集めているというクロサキ先生の骨董遍歴と骨董についての哲学的考察をつづっている。哲学する心が旺盛な先生の収集対象は、仏像、陶磁器、浮世絵、江戸絵画、ロシアのイコン、中世写本、蓄音機、西洋古書等々幅広い。先生が真贋問題に悩みつつ、哲学的考察を楽しんでいる様子...
時間を考えるために骨董を集めているというクロサキ先生の骨董遍歴と骨董についての哲学的考察をつづっている。哲学する心が旺盛な先生の収集対象は、仏像、陶磁器、浮世絵、江戸絵画、ロシアのイコン、中世写本、蓄音機、西洋古書等々幅広い。先生が真贋問題に悩みつつ、哲学的考察を楽しんでいる様子が伝わってくる。しかし、楽しそうだと油断すると、骨董病に感染するので、心を鬼にして批判的に読む必要がある。
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著者が雑誌「なごみ」に連載していた骨董に関するエッセイ集。 知識と教養が身につくかもしれないけれど、骨董にはまると怖いのね。
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