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増補 前略、離婚を決めました の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2019/12/31

 母が子に離婚をする理由を説明するという文章で描かれた作品。実話。  私が子供で、これを子供の時分に聞きたいかと言われるとすごく悩むのだが、ただ……こういうきちんと相手に向き合う母親であれば、最初の抵抗はあれど、納得できるような気がする。  己のことを、きちんと説明する母がすご...

 母が子に離婚をする理由を説明するという文章で描かれた作品。実話。  私が子供で、これを子供の時分に聞きたいかと言われるとすごく悩むのだが、ただ……こういうきちんと相手に向き合う母親であれば、最初の抵抗はあれど、納得できるような気がする。  己のことを、きちんと説明する母がすごい。

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2017/05/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

ソーシャルマイノリティ研究会を主催した綾屋さんの本。この世界に興味を持つきっかけとなった人の本なので読んでみた。 アスペルガー症候群の当事者である綾屋さんが、自身の障害を知らないままに、人とつながりたいのにつながれない自分、つながる手段を手に入れられない自分を卑下し、その中で手に入れた家族というつながりに幸せを感じ、そしてパートナーに裏切られ怯えながらもなお、求めていたつながりのために一縷の望みを持って努力することのつらさ、それでも続く裏切りによる絶望感を述べている。 つながることが難しいひとだからこそ、人一倍つながることに価値を置き、それがゆえに難しい道を歩んできたこと。エッセイと言えばそれまでだが、いわゆる強者の論理ばかりがもてはやされる中で、立ち止まって考えなくてはいけない。平等や公平、幸せとは何か?皆が考える時代になったのではないですか?

Posted byブクログ

2015/07/26

うーん。真剣さはとても伝わる。正直な人だなぁ。大人が子供を傷付けたくなくて、うやむやにするところが、赤裸々。年を重ねないと本当の意味は分からなくても、真意は伝わるでしょう。

Posted byブクログ

2013/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前にこの著者の発達障害の講演会に聞きに行った時にこの本を知り読んで、発達障害の当事者でDV被害者でもある著者さんの生い立ちや思いを綴っていて重くて辛くて大変な内容になっていて、なんだか自分も同じ発達障害でDVではないけど近いこともありものすごく共感したり考え方も似ている部分もあり、そして納得したところ発見したところや勉強になったところいっぱいあって自分にとっては救われたような感じになりました。 今DV被害に遭っている人など生きづらさに苦しんでいる人たちには勇気がもらえるというのかためになる本だと思います。

Posted byブクログ

2013/02/08

ネットで発達障害の当事者研究についての文章に惹かれてこの著者を知る。 タイトルと表紙がはおちゃらけているが、内容は重い。とても重い。 発達障害のことは置いておいても、人とつながるというテーマを一女性の子供の頃から思春期、青年期、恋愛、結婚、DV、離婚という流れの中で、丁寧に詳細...

ネットで発達障害の当事者研究についての文章に惹かれてこの著者を知る。 タイトルと表紙がはおちゃらけているが、内容は重い。とても重い。 発達障害のことは置いておいても、人とつながるというテーマを一女性の子供の頃から思春期、青年期、恋愛、結婚、DV、離婚という流れの中で、丁寧に詳細に確実に文章化している。人によって重なる部分が多いのではないかと思う。私自身、ああ、この感覚わかる、これを言葉で表現できる著者の才能に驚き又言語化されたものを読むことで自分の言葉にならない感情の理解が進んだ。これぞ読書の醍醐味。 若い人に読んで貰いたいと思った一冊。

Posted byブクログ