ドレスを着た男子 の商品レビュー
両親の離婚をきっかけにドレスの魅力に引き込まれ、仕舞いには学園のヒロインの提案で女装することになった少年のお話し。 著者は英のコメディアンで趣味ではないけどよくコントやお芝居で女装する人なんだそう。 ドレスの美しさにうっとりしてるところとかVOGUE愛読してるところとか読んで...
両親の離婚をきっかけにドレスの魅力に引き込まれ、仕舞いには学園のヒロインの提案で女装することになった少年のお話し。 著者は英のコメディアンで趣味ではないけどよくコントやお芝居で女装する人なんだそう。 ドレスの美しさにうっとりしてるところとかVOGUE愛読してるところとか読んで、プラダを着た悪魔に出てくる主人公をプロデュースした男の人が頭に浮かびました。 性別で本当に好きなものを好きと言えなくなることがなくなればいいなと思い、好きなものを胸を張って好きと言う誰かを受け止められる人になりたいなと思いました。 ちょっと「ぷ」ってなったのは仏語の先生の絶叫シーン。あのやり過ぎ感が面白かったよね。あと主人公のインド系の親友のお母さんの感じ。そっちかい!みたいな。うふふでした。
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アメリカはマッチョが正義なんだろうな、って再確認した。人種のサラダボウルなのに、差別意識が高い国。 きれいなものを見て感動して、わくわくしてやりたいことをする。 あるべき自分に自分を埋め込むのでなく、幸せでいられる社会にいるために過ごしたいわあ。 女の子っぽい、とか男の子っぽい、...
アメリカはマッチョが正義なんだろうな、って再確認した。人種のサラダボウルなのに、差別意識が高い国。 きれいなものを見て感動して、わくわくしてやりたいことをする。 あるべき自分に自分を埋め込むのでなく、幸せでいられる社会にいるために過ごしたいわあ。 女の子っぽい、とか男の子っぽい、とかじゃなくて、できるだけその人らしく生きたいねえ
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なんとなく読んでみたら めちゃくちゃよかった 泣けた〜 ドレスに関心があって 着てみたことから起こるあれこれ ファッションに興味がある男の子の話 お母さんが出て行っちゃってさみしい サッカーがうまい
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お話としてはとてもうまくまとまっていて、きちんと落ちもついて着地している。クエンティン・ブレイクの挿絵も最高。やっぱりすごいですよね、ブレイク。 短い中にも家族、友情などいろんな要素をうまく盛り込んでいるし、ユーモアもあって、洒脱なお話。リサがすてきだなー。あとダルヴィッシュくん...
お話としてはとてもうまくまとまっていて、きちんと落ちもついて着地している。クエンティン・ブレイクの挿絵も最高。やっぱりすごいですよね、ブレイク。 短い中にも家族、友情などいろんな要素をうまく盛り込んでいるし、ユーモアもあって、洒脱なお話。リサがすてきだなー。あとダルヴィッシュくんがいいね。 肝心の「女の子のかっこうをすることの楽しさ、ワクワク感」は、最後、しりすぼみで終わった感じだけれど、しょうがないのかな。その部分の物語を求めて読んだ人たちの感想が興味深かった。
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クウェンティン・ブレイクの挿絵にひかれ、手に取った。 軽くて面白い読み物。「好きなものをすきといえる強さ」(信念)について書かれている。主人公よりもシク教徒のダルヴィッシュが好き。
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両親が離婚してしまい、父と兄と男の3人暮しをしているデニスはサッカーが上手な普通の少年。 母恋しさもあり、テレビの女性向けメロドラマやファッション誌を観ることが唯一の楽しみだったが、ある日学校一の美女リサにそそのかされて…。 とにかくブレイクの挿し絵が最高。デニスが母恋しさにベッ...
両親が離婚してしまい、父と兄と男の3人暮しをしているデニスはサッカーが上手な普通の少年。 母恋しさもあり、テレビの女性向けメロドラマやファッション誌を観ることが唯一の楽しみだったが、ある日学校一の美女リサにそそのかされて…。 とにかくブレイクの挿し絵が最高。デニスが母恋しさにベッドで泣くところなど、とても切実で悲しいのだが、ファッションを見ることやサッカー、親友の存在で精神のバランスを保って、表面上は平気そうに見える。そういうことが、ブレイクの描くデニスにはにじみ出ている気がした。 フランス語の先生への仕打ちや校長先生についての描写はちょっとよく分からなかったけれど、文化の違いと翻訳ものの限界か。
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綺麗なお洋服が好きな男子が綺麗なお洋服が好きな女子と出会う。 デニスは女の子になりたいわけじゃなくて、女の子の服が好きな子。 自分であり続けようとするのは、シク教徒のダルヴィッシュもフランス好きの先生も同じで、誰かが大事にしているものをないがしろにしちゃいけないのはデニスも同じ。...
綺麗なお洋服が好きな男子が綺麗なお洋服が好きな女子と出会う。 デニスは女の子になりたいわけじゃなくて、女の子の服が好きな子。 自分であり続けようとするのは、シク教徒のダルヴィッシュもフランス好きの先生も同じで、誰かが大事にしているものをないがしろにしちゃいけないのはデニスも同じ。 好きなものを好きと言える自由と、好きなものを好きと言うために必要な強さ。 セクシュアリティの越境はアメリカやアフリカなら命がけだし、日本にはもうちょっとなあなあな緩さがある。 イギリスはどうなのかな。移民の存在がごく当たり前に登場するのが今っぽくて良い。 デニスは洋服が好きな子のはずなのに洋服の扱いが雑なのは納得がいかない。 たとえ洋服好きじゃなかったとしても、大事に作られたものだと知っていてあの使い方はひどい。 ちょこちょこ作者が自己主張してくるのもあんまり好きじゃないや。 連想 「ベッカムに恋して」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4048970364 「放浪息子」http://booklog.jp/item/1/4757715226 「おしゃれにうつつ」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4877283013
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デニスは、父さんと兄さんのジョンの3人暮らし。 得意なことは、サッカー。 ほんの少し、他の人と違っていたのは「好きなこと」。 男子が「ヴォーグ」読んだっていいんじゃない? ステキなドレスについて語ったっていいんじゃない? スパンコールのついたドレスを来てみたっていいんじゃない? ...
デニスは、父さんと兄さんのジョンの3人暮らし。 得意なことは、サッカー。 ほんの少し、他の人と違っていたのは「好きなこと」。 男子が「ヴォーグ」読んだっていいんじゃない? ステキなドレスについて語ったっていいんじゃない? スパンコールのついたドレスを来てみたっていいんじゃない? でも、このちょっとした楽しい遊びが、とんでもない騒ぎを引き起こします―。 最後はモヤモヤ感が少し残りますが、それも、「いろんな人がいて、いいんじゃない?」って気になりました。 挿絵はとってもステキです。 映像でみたいですね。
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デニスはトラックドライバーの父親と兄と暮らすサッカーが得意な12歳の少年。父親に愛想をつかして家を出て行った母親の半分焼け焦げた(父親が焼いてしまった)を大事に持っている。ある日ファッション雑誌「ヴォーグ」で写真の母親が来ているような素敵なドレスを見ていらい、ドレスに夢中になって...
デニスはトラックドライバーの父親と兄と暮らすサッカーが得意な12歳の少年。父親に愛想をつかして家を出て行った母親の半分焼け焦げた(父親が焼いてしまった)を大事に持っている。ある日ファッション雑誌「ヴォーグ」で写真の母親が来ているような素敵なドレスを見ていらい、ドレスに夢中になってしまう。 男子は男らしく、という概念に縛られない、という事がどれだけ大変な事か。外見にとらわれず、自身を解放することの大切さを訴える。 …と書くとカッコいいけど、なかなかその主張は伝わらないものです。子どもは、笑って読んでしまうかも。難しいなあ。
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デニスは学校一サッカーが上手だったが、母さんが出て行ってから家の中は滅茶苦茶になってしまった。父さんは落ち込んでいるし、兄さんは怒っているし。気晴らしに買ったファッション誌に思いがけず夢中になったデニスは、自分がドレスのようなきれいなものが好きだと知ってびっくりした。そんな時、美...
デニスは学校一サッカーが上手だったが、母さんが出て行ってから家の中は滅茶苦茶になってしまった。父さんは落ち込んでいるし、兄さんは怒っているし。気晴らしに買ったファッション誌に思いがけず夢中になったデニスは、自分がドレスのようなきれいなものが好きだと知ってびっくりした。そんな時、美人でファッションセンス抜群の上級生リサと出会った…。 ただ好きだからドレスを着てみたデニス。「男の子がドレスを着るなんて」という価値観を否定することで巻き起こる大騒動。自分自身の殻をやぶり目を開いて世界を見ること。それは周りの友達や大人たちをも変えていく力になるんだ! クエンティン・ブレイクの挿絵が最高に楽しい。
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