高津川 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パソコンをしてるとどうしても目の疲労が心配になる、事がある この高津川は医療訴訟を受けた現世の眼科女医が、ひょんなことから眼科女医の先駆けとなった右田アサの歴史を追いかけていく話。 昨今医学界の女性差別問題が入試試験で不正が発覚しているが、入試だけじゃないだろう日本の歴史がここでも大きく取り上げられていて読み応えがあった。 アサの物語と現世の眼科女医の話が行き来しながら物語が進むのもスムーズで一日で読み切った。 ついでで借りた本だったけど大当たり!
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女医黎明期というか、職業女性への差別甚だしき明治において、国内で初めて眼科医になった女性の苦労と気概はいかなるものか。それも、都会地のお嬢様ではなく、島根県の石州で養女として家に尽くす娘の実録だという。現代医療での医師と患者とのコンセンサスのあり方を含めて、考えさせられることの多...
女医黎明期というか、職業女性への差別甚だしき明治において、国内で初めて眼科医になった女性の苦労と気概はいかなるものか。それも、都会地のお嬢様ではなく、島根県の石州で養女として家に尽くす娘の実録だという。現代医療での医師と患者とのコンセンサスのあり方を含めて、考えさせられることの多い一冊だった。
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