行政法 の商品レビュー
行政法の基本書です。なお2021年現在、第2版が刊行されているようです。 著者は本書のほかに『行政法概説』全3巻(有斐閣)を刊行しており、そちらも体系書ではなく初学者にも読めるように書かれていますが、本書はその内容が一冊にまとめられており、行政法の全体像を概観することができるよ...
行政法の基本書です。なお2021年現在、第2版が刊行されているようです。 著者は本書のほかに『行政法概説』全3巻(有斐閣)を刊行しており、そちらも体系書ではなく初学者にも読めるように書かれていますが、本書はその内容が一冊にまとめられており、行政法の全体像を概観することができるようになっています。 櫻井敬子と橋本博之の『行政法』(弘文堂)とならんで、多くの読者を獲得していた本書ですが、わたくしには本書の叙述のほうがていねいでわかりやすいと感じました。一方で、重要判例についても参照されているのですが、そのなかに含まれる論点を検討することはなされておらず、結論を簡潔に示すという方針がとられているようです。この点については、他の本で手当をする必要があるように思います。ただし「サクハシ」のほうも、重要事項がコンパクトにまとめられており、最終的には読者の好みの問題になるのでしょうが、独学で法律について学んでいる者としては、よりていねいな説明がなされている本書に軍配をあげたいと感じました。
Posted by
行政法のテキストです。かなりわかりやすい解説だから初学者にも適しているし、行政法をある程度学んだ人にも適していると思います。行政救済法はなかなか充実してます。
Posted by
メモ。行政法の基礎理論、行政活動における法的仕組み、行政組織法総論、行政情報の収集・管理・利用、行政上の義務の実効性確保、行政の行為形式、行政手続、行政上の不服申立て、行政訴訟(行政訴訟総説、行政訴訟の類型、取消訴訟、取消訴訟以外の主観訴訟、客観訴訟)、国家賠償法
Posted by
- 1