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エリア51 の商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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2021/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エリア51 の変遷とともに語られる冷戦時代のアメリカの軍事裏面史 アメリカ ノンフィクション 軍事 軍事機密 何かを「開発する(エンジニアリング)」というのは、科学技術的なノウハウを駆使して、パーツを組み立て、全体をつくりあげること 一般市民が知るよりはるかに多くのことが進行している この先何年も知られずにいるものがある ロズウェルの宇宙人の謎(仮説) 宇宙人たちは、ヨーゼフ・メンゲレによって 宇宙人に似せてつくられた犠牲者 異様に大きな頭と目をした小さな子どもサイズの遺体

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2019/11/23

エリア51について少し詳しく知りたく本書を読んでみました。 内容の真偽はありますが、ほぼ”真実”かなと思いました。 (真実と考えての感想になります。) 今までエリア51の印象は「謎めいた場所」でしたが、読了後は「汚い負の俗物」に変わりました。 大陸を一瞬で吹き飛ばす核爆弾、マ...

エリア51について少し詳しく知りたく本書を読んでみました。 内容の真偽はありますが、ほぼ”真実”かなと思いました。 (真実と考えての感想になります。) 今までエリア51の印象は「謎めいた場所」でしたが、読了後は「汚い負の俗物」に変わりました。 大陸を一瞬で吹き飛ばす核爆弾、マッハ3の戦闘機、何度も繰り返された巨大な核実験と夜空に浮かぶ赤く巨大なきのこ雲に放射能、人体実験で作り上げた奇形人間...、これが漫画の世界じゃない、人間という1生物が地球上で物理的に得た力だと思うとホントため息しか出てこない。。。 UFOの謎についても載っている。UFOと宇宙人についてはこの本で結構納得しました。

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2014/09/21

予想外に大真面目にノンフィクションしてる。核実験・新兵器実験場としての側面と歴史を丹念に追ってる。 ただ、この手の本によくある、取材したことを全部書かずにいられない感じが、マニアではない向きには非常に読みづらいため、かなりつまみ読みとなった。 終章で突然に出てくる仮説のインパクト...

予想外に大真面目にノンフィクションしてる。核実験・新兵器実験場としての側面と歴史を丹念に追ってる。 ただ、この手の本によくある、取材したことを全部書かずにいられない感じが、マニアではない向きには非常に読みづらいため、かなりつまみ読みとなった。 終章で突然に出てくる仮説のインパクトで評価が分かれるようだ。

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2014/09/15

文字数、内容とも濃くて、図書館でかりたものの一回では読み切れず、2回目も最後のほうは読み飛ばしてしまうほどの分量だった。 もっとも興味のあったのは、UFO説がいったいどういうものだったのかだった。 UFOや宇宙人を捕獲していたという話だったが、これも冷戦に突入した米ソの産物だった...

文字数、内容とも濃くて、図書館でかりたものの一回では読み切れず、2回目も最後のほうは読み飛ばしてしまうほどの分量だった。 もっとも興味のあったのは、UFO説がいったいどういうものだったのかだった。 UFOや宇宙人を捕獲していたという話だったが、これも冷戦に突入した米ソの産物だったということだ。  その事実?をすこしがっかり、やっぱり納得というところで理解した。 アメリカで目撃されていたUFOネバダ砂漠の領域であったことも何か納得できる。 それ以上に、この地域が米の軍事開発拠点であって、原水爆実験の拠点であったことも驚きだった。 改めてGoogle Earthでこの地域を拡大してみると、地下核実験の痕跡が気持ち悪いほど残っているのが見えたことでとても驚いた。 このほかにも、マンハッタン計画の話や、キューバ危機、ケネディ暗殺、ビキニ環礁実験、ステルス爆撃機開発、朝鮮戦争から戻った捕虜の話、等 戦後アメリカの軍事史を記述した本としてとても内容の濃い話が多い。 少し細かい描写がおおく読みずらいところもあったが、それをしのぐ価値があると思う。  余談だが、U2という名前、ロックグループでした知らなかったが、米初の偵察機であったことをはじめて知った。

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2013/06/07

サブタイトルが全てを表している。まさしく「秘密基地」のノンフィクション。ネバダ州にあるその施設は多くの証言や状況証拠からその存在は明らかで、何がなされたかも一部は周知されている。 しかし、米国政府はその存在すら認めていない。故に、そこで何がなされたかも公式には「何もない」 前半...

サブタイトルが全てを表している。まさしく「秘密基地」のノンフィクション。ネバダ州にあるその施設は多くの証言や状況証拠からその存在は明らかで、何がなされたかも一部は周知されている。 しかし、米国政府はその存在すら認めていない。故に、そこで何がなされたかも公式には「何もない」 前半部はエリア51の成り立ちとあの「ロズウェル事件」に関して、後半は核実験とステルス機の開発について広範囲に、詳細に取材され執筆されている。 SFや007などの冒険小説でしかお目にかかったことのない事実がそこでは行われていた(らしい) 特にロズウェルに関しては衝撃的過ぎて、宇宙人説の方がよっぽどリアリティを感じる

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2013/05/13

恐らく世界で一番有名な秘密基地“エリア51”の真実に迫らんとした ノンフィクション。 アメリカ合衆国ネヴァダ州の南の端、ネリス試験訓練場 (敷地面積1万2140平方キロ。 コネチカット州とほぼ同じ広さで、  敷地内にはアメリカ本土唯一の核実験場である”ネヴァダ核実験場”も) の一...

恐らく世界で一番有名な秘密基地“エリア51”の真実に迫らんとした ノンフィクション。 アメリカ合衆国ネヴァダ州の南の端、ネリス試験訓練場 (敷地面積1万2140平方キロ。 コネチカット州とほぼ同じ広さで、  敷地内にはアメリカ本土唯一の核実験場である”ネヴァダ核実験場”も) の一角を占める“エリア51”の活動内容は、米国大統領にさえ 『知る必要が無い』ためにつまびらかにされなかった。 本書の筆者は、“エリア51”に関係した70余人にインタビューを行い、 その実像に迫ろうとした労作である。 一部の航空機マニアには有名な『グルーム湖(乾湖)』の畔に “エリア51”が設置されたことから、そこが偵察機を始めとする 新型航空機のテスト基地であろうことは容易に想像がつく。 だが、原爆開発や原子力推進ロケットとの繋がりまでは想像できなかった。 本書のおかげで真実の一部は明らかになったのだろうが、 依然“エリア51”の闇は深い。 そのベールが剥がされ、全てが明らかにされる日は来るのだろうか。

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2013/05/07

500ページ超の厚いノンフィクション。図書館で借りて1回で読み切れずに再度借りる。 UFOとか宇宙人の謎が隠されているというような内容かと思ったら、CIAがエリア51で極秘に開発し偵察機(始めはU-2, メインはA-12オックスカート)の話や、核の実験が行われていたこと、最後には...

500ページ超の厚いノンフィクション。図書館で借りて1回で読み切れずに再度借りる。 UFOとか宇宙人の謎が隠されているというような内容かと思ったら、CIAがエリア51で極秘に開発し偵察機(始めはU-2, メインはA-12オックスカート)の話や、核の実験が行われていたこと、最後にはとんでもない実験が行われていたことも記されているが真偽はよくわからない。 米国とソ連などとの冷戦史とも読める。 筋道によくわからないところもあり、読むのには苦労する。

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2013/04/22

世界でもっとも有名な秘密基地、有名なのに秘密基地とは・・・ ネヴァダ州には核実験場を含む広大なネリス試験訓練場が存在し、その広さはコネチカット州とほぼ同じで1万2千平方キロあまり、日本で言うと新潟県と秋田県の間に相当する広さだ。Googleマップでは基地周辺の様子がちゃんと見える...

世界でもっとも有名な秘密基地、有名なのに秘密基地とは・・・ ネヴァダ州には核実験場を含む広大なネリス試験訓練場が存在し、その広さはコネチカット州とほぼ同じで1万2千平方キロあまり、日本で言うと新潟県と秋田県の間に相当する広さだ。Googleマップでは基地周辺の様子がちゃんと見えるがそこでどう言う試験が行われているかは公開された2件を除き全て秘密である。またこの情報を誰に開示するかは極めて厳格な手順で決められており情報適格性が無いと大統領ですら情報を見ることが出来ない。 エリア51の誕生ははじめから原爆の開発と密接に関わりを持ち、ついで偵察機の開発が行われていく。それで済めば普通の秘密基地なのだがここを有名にしたのはアメリカが密かにUFOを開発しているという噂や、ロズウェル事件、CIAが宇宙人を捕まえたという話やアポロは実は宇宙に行っていないと言う怪しい話が絡んでくる。ちなみにインディ・ジョーンズもエリア51に連行されている。この基地がはじめに有名になったのは基地でエイリアンやUFOを見たという男が現れたことで最初に取り上げたのは雑誌「ムー」(懐かしい!)と日テレだった。この話はいつのまにかロズウェル事件と融け合っていく。 ちゃんとした秘密基地としての成り立ちは第二次世界大戦後、ドイツの科学者をアメリカ、ソ連がそれぞれ引き抜き、原爆やV2ロケットの技術開発を進めたことに始まる。ロシアのロケット開発に対し東京大空襲やヴェトナム北爆を推進した悪名高きカーチス・ルメイ率いる空軍は偵察を重視せず核爆弾を運べる戦略爆撃機や弾道ミサイルの開発を推進する。一方でCIAは電子的な諜報の方法として迎撃されない偵察機の開発に意欲を見せ、ロッキードのスカンク・ワークスが開発、CIAが運用、そして空軍は支援と言う形で世界初の高高度偵察機U-2を開発した。とにかく軽くするためにアルミを多用し、非常に長い翼にしたため着陸中には翼が垂れ下がり、支えなしでは離陸できず、燃料の消費量と高度によって速度が変わると言うとても操縦が難しい飛行機であった。最初の偵察ではミグを振り切ったがレーダーには発見されておりその後迎撃ミサイルの能力向上のため1960年にソ連上空で撃墜されている。 次いで開発されたのがA-12でむしろ有名なのはその派生機SR-71ブラックバードだろう。この頃にはロシアの偵察衛星がエリア51の上空を飛ぶようになっておりステルス性のテストのためには夜間の試験が増えていった。それでもソ連は赤外線カメラを使って温度差から機の形状を探り、それに気づいたCIAは夜光塗料の落書きで対抗する。SR-71が1976年に出したマッハ3は実用ジェット機としての最高記録を今も持ち続けている。(最新鋭機では最高速度は重視されなくなっているらしい)その後偵察機は無人機へとなり対テロ戦争以降は攻撃能力を持ったものへと変わってきている。 核開発の歴史ではあまりにも無造作に事件計画が作られてきたことに驚かされる。わざと原子炉をオーバーヒートさせたり、オゾン層への影響をまともに調べもせず大気圏外実験をしたり。またネヴァダ核実験場で内には除染されないままのプルトニウムを始めとする放射性物質が残っているが、ミミズが土を掘り起こし、それを食べた動物が移動するなどそこにとどまり続けるわけではない。 UFOとの関係はロズウェル事件にはじまるがこれはソ連が連行したドイツ人が開発した全翼機だというのが筆者の推定だ。またエリア51の飛行記録は外には全く知らされていないことからU-2やA-12などがUFOと誤認されている。見つかった宇宙人の招待に関しても筆者の仮説があるのだがこれはどうかなと言うレベル。他の内容が丹念な取材やインタビューに基づいているのに対し子の仮説に関してはいきなり仮説レベルなのでどうかと思う。しかしなぜこれほどCIAがUFOの話を押さえつけようとするかというのは何とオーソン・ウェルズのラジオドラマ宇宙戦争に遡り、これほど容易くデマを信じるアメリカ国民を見てUFOや宇宙人がパニックを引き起こすのを怖れたというのだから今の中国政府と似た様なレベルの話なのだ。

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2013/02/24

エリア51というと、UFOが保管されてるとか、宇宙人がいるとか、そういう場所として有名だけど、実は原子力委員会の支配下にある核実験施設として長年利用されている、という内容の本。 地上(というか地下だけど)で原爆実験できちゃうアメリカって、やっぱ広いなと思う。それと、長年機密扱い...

エリア51というと、UFOが保管されてるとか、宇宙人がいるとか、そういう場所として有名だけど、実は原子力委員会の支配下にある核実験施設として長年利用されている、という内容の本。 地上(というか地下だけど)で原爆実験できちゃうアメリカって、やっぱ広いなと思う。それと、長年機密扱いの情報でも、年月が経つと公開されるってのが、案外すごいなと。 分厚い本なので、最後まで読み切れるかわからないけど、読み終わったらまた感想を書きます。 そういえば最近、TVでUFO特集とかやってないよね~。もうネタが出尽くしちゃったのか、いつでもネットで情報検索できるようになったせいかな。あのドキドキ感が懐かしい。

Posted byブクログ

2013/02/06

アメリカの秘密軍事基地エリア51のノンフィクション。UFOや宇宙人の記述を期待して読むとガッカリする。冷戦時代のアメリカ軍事裏面史。

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