財務省支配の裏側 の商品レビュー
政と官の関係の歴史・変遷は興味深い。ただそれ以上のことは余りにも散漫で「だからなんなの」としか思えない。筆者は財務省陰謀論を唱える人に読んで欲しかったんだろう、そんな単純なもんじゃないよという思いは伝わる。
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財務省が支配している とマスコミが煽っているだけで、 それだけとは限らないということがわかった。 そうとは言い切れない複雑な、政官の関係。 (財源について言うならば)財務省はやれる限りのことをやっているとは言い切れない面があると筆者は言っているが、そこは自分も同感だった。 やるべ...
財務省が支配している とマスコミが煽っているだけで、 それだけとは限らないということがわかった。 そうとは言い切れない複雑な、政官の関係。 (財源について言うならば)財務省はやれる限りのことをやっているとは言い切れない面があると筆者は言っているが、そこは自分も同感だった。 やるべきこと、できることをやったらモノ言って欲しいものだ。
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浮薄な財務省陰謀論では決してない。著者官僚時代の体験や現財務官僚の生の言葉などを基にした極めて実証的なものである。分析は冷静であり偏りもない。頗る信頼できる。バブル以前と以降の財務省、官僚支配の真実など、内容は興味深いものが多い。出色は民主党政権の体たらく。民主党が財務省に傾斜しなければならなかった背景。統治能力をなくし没落していく経緯。そして財務省復権への道程。財務省批判というよりは民主党批判の色合いの方が濃かったように感じた。
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第6章「政官共倒れの後にくる政治カオスと国家破産」が面白かった。財務省うんぬんよりも閉塞した社会の情勢が「大政翼賛」的な「空気」を「醸成」しているという分析。 216ページの「日本全体で『漠然とした神風頼み』という意識が年々強くなっている」というのは僕自身も「宝くじくらいしか生活...
第6章「政官共倒れの後にくる政治カオスと国家破産」が面白かった。財務省うんぬんよりも閉塞した社会の情勢が「大政翼賛」的な「空気」を「醸成」しているという分析。 216ページの「日本全体で『漠然とした神風頼み』という意識が年々強くなっている」というのは僕自身も「宝くじくらいしか生活改善を頼るところがない」みたいな感覚に近いものを感じる。
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