日出処の天子(完全版)(メディアファクトリー版)(7) の商品レビュー
え、そんな終わり方?もう終わり? やはりの悲恋に、気狂いの幼妻。 あっけなく終了。 代変わりした続編の馬屋子女王。 入鹿や山背など、血縁関係が何度も確認しながらでないとわからくなる。
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聖徳太子が魔性の力を持ちながらも蘇我蝦夷への愛情に悩み続けるという極めてユニークな視点で構成されたストーリー。史実の人物でよくここまで構成したと感心しました。名作と言われることも理解できます。 続編で山背大兄王子と蘇我入鹿が登場する「馬屋子女王」への伏線も見事。
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子供の頃、結末が納得いかなかったことだけ憶えていたのだが、改めて読んでみると納得。ハッピーエンドではないけどさ。
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決して満たされることのない孤独の極点を描き切った作品(本文ロングインタビューより) ストーリーもおもしろくてぐいぐい読まされた。なにより厩戸王子が美しすぎる
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やっぱり好きだ。物語としてこの終わりしかないしこれでいいんだけど、何回読んでも毛人ばかー!!って思っちゃう。王子あんなにかわいいのに。二人が仲良しなシーンは嬉しい。だから余計。
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7巻まとめて。本屋で見かけてはいたけど全く読んだことがないのでスルーしていたら、GWに実家に帰ったとき母が買っていた。 ラストの無常感がいい。というか全編通して結局王子はずっと孤独なままなのが切ない・・・。 美青年と知的障害の女性という組み合わせって、三島由紀夫「豊饒の海」を思い出した。この組み合わせってすごい残酷というか悲しい印象になるよなあ。 あとはとにかく王子が美しい。カラーページが美しすぎる。ツンデレな王子がかわいい。でも意外とフットワーク軽くてちょっと笑える。
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自分の毛人への愛は、自分自身へ同一化させる自分への愛だと言われ、孤独な道を選ぶしかなかった厩戸王子は、結局、自分が報われなかった母の瞳を持った気狂いの少女を選ぶ。 その最期は、孤独を山岸涼子先生が描ききったもの。 小学生の頃からこの漫画を読んでいるが、私も孤独な人間の運命を背負っているので、よく理解できる。 自分への愛から抜け出せぬ限り、人は不幸だという毛人の台詞はいつも私の心を冷えさせるものである。
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