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ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ? の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2012/07/08

アフリカ中東部の歴史と現状について、とても分かりやすく書かれており、非常に読みやすい。 私は、アフリカの歴史をほとんど知らなかったので、植民地支配や奴隷貿易の時代の事を理解するのが、現状を認識する上でも重要であることが分かり、結構衝撃を受けました。 今後、現地の方の生活が改善され...

アフリカ中東部の歴史と現状について、とても分かりやすく書かれており、非常に読みやすい。 私は、アフリカの歴史をほとんど知らなかったので、植民地支配や奴隷貿易の時代の事を理解するのが、現状を認識する上でも重要であることが分かり、結構衝撃を受けました。 今後、現地の方の生活が改善されていくためには、教育が充分行き渡り、自立した産業が立ち上がっていく必要があるんだろうなぁと思いました。 中高生あたりに読んで欲しいですね。

Posted byブクログ

2012/06/04

アフリカの戦争がなぜ続いてるのか? が「中高生にもわかるよう」平易な言葉で書かれた本。 でも内容は本当に真に差し迫っていて、 大航海時代に始まった奴隷貿易から、アフリカの人々が、 どんなふうに欧米式の貨幣経済に巻き込まれていってしまったのか そして今も「欧米式正義」の名の下、搾取...

アフリカの戦争がなぜ続いてるのか? が「中高生にもわかるよう」平易な言葉で書かれた本。 でも内容は本当に真に差し迫っていて、 大航海時代に始まった奴隷貿易から、アフリカの人々が、 どんなふうに欧米式の貨幣経済に巻き込まれていってしまったのか そして今も「欧米式正義」の名の下、搾取に苦しむ現実があること。 が歴史、制度の面からよく理解することができた。 私たちの生活も実は似ていて、 「働いてお金を得る、これは望んだことだ」と、 思い込み銀行の利子と税金のために身を削ってく、 資本主義社会共通の課題なんじゃないかと思う。 もちろん、戦闘行為は皆無に等しいから、 誘拐された子供が兵士にされたり、親を殺すことを命じられたり、 って言うほどの差し迫った事態ではないけど、 それぞれが独立した問題じゃない、 地球全体繋がってるんだってメッセージを感じた。 著者の小川さんの講演聴いたけど、 問題はこれだ!って決めつけることなくて、 ちゃんといいとこ悪いとこ受け止めてる素敵な人だなって印象受けた。 この本だと白人嫌いなのか??って思っちゃうけど、 そんなことはないと思う。 奴隷貿易を謝罪しないイギリスと、 慰安婦問題を認めない日本と、 なんか共通するものも見られるよね。 できるだけいろんな世界を見て判断を下せる人間になりたいと思った。 「勝者の倫理」で正義が決まるのではなく、 「喧嘩両成敗」が実現できるような社会をつくっていきたい。

Posted byブクログ