ファミリー・ツリー の商品レビュー
ハワイ。父親と娘二人の親子関係が、妻(母親)の臨死によって変化していくお話。家族ってなんだろう、とじわじわと考えさせられる。テーマは、死と愛と家族だと思う。 重い話のはずが、重くなりすぎずに、ふとした瞬間に切実に考えさせられる展開。ハワイの風景・気候、子供たちの性格や癖、とりま...
ハワイ。父親と娘二人の親子関係が、妻(母親)の臨死によって変化していくお話。家族ってなんだろう、とじわじわと考えさせられる。テーマは、死と愛と家族だと思う。 重い話のはずが、重くなりすぎずに、ふとした瞬間に切実に考えさせられる展開。ハワイの風景・気候、子供たちの性格や癖、とりまく環境のせいか、重くなり過ぎない。特に、次女がクレイジーなんだが…読んでいて溜め息が出るくらいバカっ子なんだが笑える。 ふとした風景描写や心理描写のなかに、胸を締め付けられる表現がちりばめられている。それは愛であり、その裏返し。愛ゆえの迷いや苦悩、許しや解放を思い起こさせる。 ふいに気づく真実。現実の世界においても、何気ない出来事を通じて真実や真相に迫る瞬間ってある。その切なさや痛みを、この作品は、健康的な日差し溢れるハワイを舞台に優しく温かく描いている。 男親ゆえの子育ての苦労も窺え、新鮮な発見がある読書だった。とても好きな作品だ。 2014年2月23日読了
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ジョージクルーニー老けたなあ。 なんか、アメリカによくあるアメリカンドリームですね。家族がテーマ。 物事がキレイに終わり過ぎてて嫌。 ハワイの自然は美しくてキレイでした。 以上です。
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世界不思議発見で著者が登場するとは思いませんでした。 読了。 思ったより時間が掛かってしまいました。本当のところ、ハワイに住む人、同じ背景を持つ人しか判らぬ部分が有るんではないかと。 でも、読んでいるうちに感情移入したり、登場人物が好きになる。特にシドが良いね。 歴史の中で土地...
世界不思議発見で著者が登場するとは思いませんでした。 読了。 思ったより時間が掛かってしまいました。本当のところ、ハワイに住む人、同じ背景を持つ人しか判らぬ部分が有るんではないかと。 でも、読んでいるうちに感情移入したり、登場人物が好きになる。特にシドが良いね。 歴史の中で土地が財産として大きな意味を持つようになって善意が欲望や権力に踏みにじられたりしたハワイの歴史の背景、一方でお金に換算できぬ物として背負う主人公の思いも本書の読みどころだと思う。
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