スポーツのマネジメント の商品レビュー
こんな世界があったんだと思わせる本。F1,そしれセリエAという、華やかな世界の裏方として活躍していた著者は、日本人の父とイタリア人の母を両親に持つ。そして、手掛けたのは、ジャン・アレジの個人マネジメント、ユベントスのアジア市場コンサルティング、デル・ピエーロの個人マネジメントと、...
こんな世界があったんだと思わせる本。F1,そしれセリエAという、華やかな世界の裏方として活躍していた著者は、日本人の父とイタリア人の母を両親に持つ。そして、手掛けたのは、ジャン・アレジの個人マネジメント、ユベントスのアジア市場コンサルティング、デル・ピエーロの個人マネジメントと、超一流である。しかし、華やかではあるが同時に生き馬の目を抜くような厳しい世界では、ハーフであることだけで成功できる程甘くはないであろう。 彼は、個人マネジメントにおいては、自分個人の夢は捨てたという、マネージャーの役割というのは、顧客である選手の夢を実現することであるからだという。そして、選手であるまえに一人の人間として接するということをポリシーとしているという。巨額のマネーが動き、時には政治的なセンスが問われる世界で、これを全うすることは簡単ではないだろうが、彼はこの世界で成功できたのは、このポリシーがぶれなかったからであろう。そこには、イタリアであのジウジアーロとイタルデザイン社を共同経営していた父から引き継いだ情熱、そして日本人らしい他人にたいする気遣いと真面目さといった資質が寄与したのではないだろうか。ビジネスにおいてやはり最後にものをいうのは信頼である。
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プロスポーツ界でマネージャー業を営む著者が、その業務内容を紹介する本。全般的に精神論に留まりちょっと期待外れ。まぁ、そういう職種なのかもしれない。取引先はティレル、アレジ、可夢偉のほか、サッカーのユベントス、デル・ピエロ等なかなか豪勢。
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