浪人若さま新見左近 将軍の死 の商品レビュー
浪人若さま 新見左近 シリーズ4 後の第6代将軍、徳川家宣が、身分を隠し、浪人・新見左近と名乗り、悪者を成敗する、痛快時代小説。 徳川家綱の容体が思わしくなく、徳川光圀の強い推しで、綱吉が第5代将軍に決定した。 家綱は左近を呼び「綱吉が、道を誤りそうになった時は、助けてやって...
浪人若さま 新見左近 シリーズ4 後の第6代将軍、徳川家宣が、身分を隠し、浪人・新見左近と名乗り、悪者を成敗する、痛快時代小説。 徳川家綱の容体が思わしくなく、徳川光圀の強い推しで、綱吉が第5代将軍に決定した。 家綱は左近を呼び「綱吉が、道を誤りそうになった時は、助けてやってくれ」と頼み、三日後にこの世を去った。 綱吉が、新将軍になり、綱吉と左近の命を狙った、酒井雅楽頭忠清は、大老職を解かれた。腹いせに浪人達を雇い、幕府の転覆を企んだが、嫡男・酒井忠挙が事件を未然に防いだ。 失敗した雅楽頭は《左近に爺と呼ばれていた頃が懐かしい。我が夢果てた今、左近が次の将軍になることをあの世から祈っている。倅忠挙をくれぐれも頼む》と左近に、遺言状を残し、切腹した。 左近は、綱吉から副将軍になるよう言われるが、断り、光圀が副将軍になったと知らされ、安心する。 牧野成貞は、綱吉の天下を磐石にするため、左近の命を狙う。 綱吉と鷹狩に出かけた際、刺客に襲われ、怪我を負った左近は、根岸の藩邸に帰った所を、お琴の隣の大工の権八に見られた。 いよいよ、身分が明かされるか。 左近とお琴、お互い、心は通じ合ってはいるが、身分違いの二人、どう決着をつけるのか。
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