1,800円以上の注文で送料無料

アンドロメダ病原体 の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/01

アメリカの田舎町で住民が大量に突然死しているのが発見される。生存者は老人と赤ちゃんのみ。原因を追及する科学ミステリ。ちょっと小難しいところもあって、エンタメ要素は薄めだけど、発想はとても面白い。

Posted byブクログ

2023/10/12

科学的描写の細かなことに驚きながら読んだ。その点では比類なき名作と呼んで然るべきだろう。 ただ、あとがきにある通り登場人物も科学的描写を裏付けるいちパーツでしかなく、ゆえに人間味が感じられない味気ない描写が多い。私は、正体不明のウイルスに不気味な怪人のような人間性を感じながら読...

科学的描写の細かなことに驚きながら読んだ。その点では比類なき名作と呼んで然るべきだろう。 ただ、あとがきにある通り登場人物も科学的描写を裏付けるいちパーツでしかなく、ゆえに人間味が感じられない味気ない描写が多い。私は、正体不明のウイルスに不気味な怪人のような人間性を感じながら読んでいたのだが、それもオチであっさりと消失してしまう。 そこだけ拍子抜けだった…

Posted byブクログ

2022/05/21

物語は主要舞台であるネバダ州の政府科学研究施設での5日間。地球外生物の実態は何?という謎を追って一気読み。50年近く前に発表されたとは思えない、古さは全く感じなかった。

Posted byブクログ

2022/03/03

ドキュメンタリー調というだけあって、人物の掘り下げは浅く出来事を刻々と描写していく。 それでも名作の期待を裏切らず、飽きずにどんどん読ませるスリリングな展開がすごい。 話の終盤へ読み進めて行く途中、この残りページ数でまとまるん???と心配になりましたが、きちんと終わりました。 ...

ドキュメンタリー調というだけあって、人物の掘り下げは浅く出来事を刻々と描写していく。 それでも名作の期待を裏切らず、飽きずにどんどん読ませるスリリングな展開がすごい。 話の終盤へ読み進めて行く途中、この残りページ数でまとまるん???と心配になりましたが、きちんと終わりました。 思ったよりあっさりとした結論でしたが、それはそれでドキュメンタリーテイストを貫いているのかも。

Posted byブクログ

2020/06/20

あまりに面白くて、朝まで徹夜で読んでしまった。 途中で、子供時代にテレビで映画を観たのを思い出した。

Posted byブクログ

2020/03/16

#日本SF読者クラブ 「未知の病原体」もの。昔、TVで映画版を見た記憶がある。50年以上前に書かれたマイケル・クライトンの出世作でもある。描写に時代的な古さを感じさせるところがあるが、物語としては良くできている。小松左京の「復活の日」をヒントにしてるともいわれるが、架空の報告書の...

#日本SF読者クラブ 「未知の病原体」もの。昔、TVで映画版を見た記憶がある。50年以上前に書かれたマイケル・クライトンの出世作でもある。描写に時代的な古さを感じさせるところがあるが、物語としては良くできている。小松左京の「復活の日」をヒントにしてるともいわれるが、架空の報告書の体裁で書かれているのが巧いところ。

Posted byブクログ

2020/02/18

2016年11月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2016/1102-4535.html

Posted byブクログ

2017/01/06

『アンドロメダ病原体』マイケル・クライトン 著。 原題"The Andromeda Strain" Michael Crichton * 軍の人工衛星がアメリカの小さな町に落ち、そこに未知の病原体が付着していた…。 そこで、秘密裏に作られた組織がこの病原体を解...

『アンドロメダ病原体』マイケル・クライトン 著。 原題"The Andromeda Strain" Michael Crichton * 軍の人工衛星がアメリカの小さな町に落ち、そこに未知の病原体が付着していた…。 そこで、秘密裏に作られた組織がこの病原体を解明するサイエンス・フィクション。 * マイケル・クライトンは、フィクションをノンフィクションのように描いて、臨場感と緊迫感にドキュメンタリーを読んでるようで、夢中になってしまう。 作中に出てくる統計表や格言が現実感を増して、子供の頃は本物だと思ってしまったな 笑 あの書き方はすごい。 * 彼はこの作品を医学生の時代に書き上げたんだって。 医療知識があるから、こういった作品を数多く書けたんだよね。 今夜中にやってる医療ドラマ『er』も彼が原案。 いやー、『er』も面白くて夢中で見ちゃうわぁ。 昔、NHKでやってたのたまに見てたけど、あれも子供ながらに面白かったもんなぁ。 医療知識があって物語を書いてるってので、当時は手塚治虫さんみたいだなぁと思った記憶がある。 二人とも素晴らしい作品を残してるよね。 * で、この作品実は子供の頃に読んでた。 気づかず読み始めて、途中であれ?って思ったんだけど、最後まで結局読んだ。 読んでるうちに結末も思い出して。 当時も結末がちょっとあっさりしてるなぁと思ったんだけど、今回も思った。 これ、映画化してるって初めて知ったよ。 見たいなー。 映像化した方が、あの緊迫感は凄そう。 * それにしても、中学生当時の私よくこれ読めたな。 今でも難しかったよ。 …と言うよりも、この当時から脳が全く成長してないってことかしら。 それはそれでへこむ…。

Posted byブクログ

2016/02/24

❖前半部、事件発生からその原因であるらしい未知の病原体を解析するための秘密施設の紹介まではゆるいテンポ、後半部は物語が徐々に加速していきスリリングな展開に惹きこまれた。様々な書式(報告書・交信記録他)、図形(地図・グラフ・病原体の構造図)を多量に組み入れ、ドキュメンタリー風な強面...

❖前半部、事件発生からその原因であるらしい未知の病原体を解析するための秘密施設の紹介まではゆるいテンポ、後半部は物語が徐々に加速していきスリリングな展開に惹きこまれた。様々な書式(報告書・交信記録他)、図形(地図・グラフ・病原体の構造図)を多量に組み入れ、ドキュメンタリー風な強面(スタイル)を巧く装ってリアリティ(緊迫感)を演出している。専門用語が頻出するけれど、疫学(病原体)についての考察なども退屈せずに読むことができた。エンタメ作品として見事に成立していると思う。クライトン二十代の作・・畏るべし。

Posted byブクログ

2015/06/27

光学顕微鏡と電子顕微鏡の比較をカーブを曲がるときの大型トラックとスポーツカーに例え、さらに電顕の長所(光学系に比べて圧倒的な倍率)、短所(電子を利用するために内部は真空が必要、切片が極端に薄いために観察対象の立体的概念がつかみにくいこと)が素人にも染み入るように分かりやすく説明す...

光学顕微鏡と電子顕微鏡の比較をカーブを曲がるときの大型トラックとスポーツカーに例え、さらに電顕の長所(光学系に比べて圧倒的な倍率)、短所(電子を利用するために内部は真空が必要、切片が極端に薄いために観察対象の立体的概念がつかみにくいこと)が素人にも染み入るように分かりやすく説明する。(p333)

Posted byブクログ