陽だまりの樹(文庫版)(3) の商品レビュー
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下田の章 「除痘館」 適塾お引越し。 除痘館は適塾の裏側にて稼働中。塾生順番に手伝い。 良庵はアンモニア抽出に成功。 緒方先生、小耳に挟んだお店の旦那が痘瘡に。 駆けつけるも「花岡先生にかかっている」と言って取り合わない。 お悠という女中が罹患していた。その男平太。 罹患していると思って良庵は探し回り、種痘所へ連れて行く。 が、実は平太、一年前に罹患していた。 「男子の本懐」 お店の旦那の娘(品)さん、婚約相手がいた。 実は江戸の大地震後ツテを頼って大阪へ引き取られていた。 花岡塾の猪河玄宅と一緒になりたくないというお品。 その話をこっそり聞いてたのは夜高のお紺。 そして、お品の惚れた男は伊武谷万次郎… 縁談はお紺の芝居で破談。 安政三年、ハリスとヒューケンスが伊豆下田に領事館を置く。 「下田の夏」 夜中起こされた万次郎、呼び出されて下田へ。 万次郎、アメリカ使節の警護を頼まれる。 勿論英語と日本語、通じるわけもなく… が、万次郎の蚊帳を持っていく。 包まって寝るヒュースケン。 なんとなく話が通づるか? 「薄芒野(すすきの)の決闘」 ヒュースケン一人で散歩している最中に牛久保に出会う。 万次郎は覚えていないが、牛久保は探してたと言う。 逆恨みでしかないのだが。 「唐人お吉(その一)」 ヒュースケンに気に入られた万次郎。 「侍を止めろ」と上からの命令で寺男に。 ヒュースケンは「日本日記」 ハリスは「日本滞在記」を残している。 万次郎は尊敬に値するとハリスは言っている。 ヒュースケンは信用出来ると。 公衆浴場に行きヒュースケンは驚く。男女混浴。 ハリスは酒の回った役人に卑猥な事を聞かれるのを嫌がっている。 ヒューケンス、混浴の場で見た女性に会いたいと万次郎に頼む。 万次郎、キチと言う女性で船頭に体を売っているという噂。 が、ヒュースケン会いに行って手を出してしまう。 お吉、母親に尋ねられても誰かは言わない。 万次郎はこの件を上へ報告する。 ハリスは具合が悪く、血を吐いてしまう。 そしてヒューケンスに頼まれ、万次郎はお吉を呼びに。 物語的に随分人情やら、性格やらが出てきました。 子供達の反応、大人達の反応、昔からの習慣… 色々勉強になります。
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『七化けお紺』 『縁組』 『難題』 『使節江戸へ』 『本陣待ち伏せ』 『将軍のいちばん長い日』 『裏切り者』 『西郷登場』 『巻き添え』 『やけ酒万二郎』 『東京大学事始め』 『コロリ参上』
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