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なんでもわかるキリスト教大事典 の商品レビュー

4.6

11件のお客様レビュー

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2024/04/11

身近にキリスト教徒がいない人にはちょうどいい内容の本だと思う。ある程度知ってる人だと少し物足りないかな。

Posted byブクログ

2021/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キリスト教って何なのか?知っているようでいまいちよくわからない。ちょっと勉強してみたい。そんな方は結構いるのではないでしょうか。 私の場合、興味の始まりはユダヤ陰謀論(笑)。そして世界史で十字軍やビザンチン、そして米国史を学ぶうちにキリスト教についても興味がわき、さらに文学作品を渉猟するにあたり、どうもキリスト教内部でもいろいろあるらしい、と気づきはじめました。 キリスト教を包括的に学ぶのに何かいい本はないかとネットで調べていたら、とあるサイトでお勧めにあったのがこちらの作品。 で、読んでみましたが、非常にわかりやすかった。この人は一体何者か?とむしろ筆者の素性が気になるくらいよくご存じで。 一番の特徴は宗派についての概要を具体的かつ簡潔かつ網羅的にまとめている部分。具体的に書きますと、東方正教会、ローマ・カトリック、ルター派、聖公会(アングリカン)、改革派・長老派、改宗派・組合派、バブテスト、メソジスト、ペンテコステ派、メノナイト系、クエーカー、ユニテリアン・ユニバーサリスト、救世軍、福音派、その他いわゆる新宗教に分類されるような宗派も。筆致も柔らかく、詳しい友達に教えてもらっているかのようなフランクな語りで、直観的なわかりやすさがあります。いろいろ違いがあり、また色々互いにいがみ合ったりもしてるらしく、そういうこともきちんと教えてもらえます。 そのほか、典礼の服装のイラスト(どうやらご自身が書いていらっしゃる様子)やキリスト教の習慣についてとか、シスターや牧師さんとのインタビューとか、なかなかお目にかかれない方々の経験談も非常に興味深いものでした。 読んでいてへー、と感じたのはオートミールの話。よくある”Quaker Oats”は別にクエーカーが創始者であったわけではなく、「純正品にふさわしい」として、いわばイメージとして採用されたとのこと。つまりクエーカーって、誠実・純正・嘘偽りのないとか、そういうイメージなのでしょうね。 また東方正教会の記述にこんなのがありました。 「地域や民族全体、あるいは家族の宗教という側面があるため、自然体の信者が多い。信仰とは頭だけのものではなく、生活そのものともとらえ、完成を駆使して神に向き合う。(P.49)」 わたしはこれを読んでいて、なんだかアイヌのことを思い出しました。あまねく自然を調和的に司る神。神がリズムを刻むことで人間も生かされている、というようなホーリスティックなテイストがキリスト教にもあるのかもしれないとふと感じた次第です。 ・・・ 以前世界史の講義で、世界人口の約3割がキリスト教徒という話を聞きました。世の中グローバル化だとかコミュニケーションとか色々言う割に、世界の人々のバックグラウンドについての理解が足りないんじゃないかと自省しております。 実質的無宗教の方が太宗である日本にあっては宗教の理解はそこまで必要ではないかもしれません。しかし、私たちもひとたび日本国外へ踏み出せば、文学作品でも多くの宗教的バックグラウンドをもとに書かれた作品、また実際に多くの宗教者・宗教家に出会うことになります。 そうした自分とは異なるものの理解への一歩として本書は非常なる有用さを持っていると断言できる本でありました。

Posted byブクログ

2021/11/25

学校に所蔵あり カトリックとプロテスタントの違いから、「異端」とされる宗派まで、各教派の歴史や特徴を丁寧にまとめた事典。 イラストや図解も豊富で初心者にも読みやすい一冊。

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2019/02/25

カテゴリ:図書館企画展示 2017年度第7回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第3弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 山田庄太郎講師(哲学科)からのおすすめ図書を展示しています。      展示中の図...

カテゴリ:図書館企画展示 2017年度第7回図書館企画展示 「大学生に読んでほしい本」 第3弾! 本学教員から本学学生の皆さんに「ぜひ学生時代に読んでほしい!」という図書の推薦に係る展示です。 山田庄太郎講師(哲学科)からのおすすめ図書を展示しています。      展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2018年1月9日(火) ~ 2018年2月28日(水) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース 仏教に天台宗や臨済宗などの宗派(教派)があるように、キリスト教にも様々な教派があります。カトリックやルター派、聖公会などは有名ですが、たとえば正教会の名前を聞いたことはあるでしょうか。各教派の歴史から、日常生活における細かな習慣まで、本書はキリスト教に関する素朴な疑問を、イラストをまじえながら分かりやすく解説したガイドブックです。キリスト教に関心がある人はぜひ手にとってみてください。

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2015/12/02

[教えの前に]「神父と牧師ってどう違うの?」、「カトリックと正教会とプロテスタントって具体的にどう違うの?」、「イースターって何の日?」など、キリスト教についての基礎的な情報・知識をわかりやすくまとめてくれた一冊。教えの内容よりは、行事や教派、服装などの外形的な点に焦点を当てた内...

[教えの前に]「神父と牧師ってどう違うの?」、「カトリックと正教会とプロテスタントって具体的にどう違うの?」、「イースターって何の日?」など、キリスト教についての基礎的な情報・知識をわかりやすくまとめてくれた一冊。教えの内容よりは、行事や教派、服装などの外形的な点に焦点を当てた内容となっています。著者は、英国貴族の称号ルールについての興味が尽きないというフリーライター、八木谷涼子。 信仰や救いということではなく、まずは知識としてキリスト教を知りたいという方にオススメ。なんとなく知っているつもりではあっても、具体的には知らないという諸点について、Q&A形式も絡めながらわかりやすく解説してくれています。著者自身もクリスチャンではないとのことで、特定の派に偏って記述がなされていない点も、非クリスチャンの方にとっては非常に読みやすくなっているのではないでしょうか。 特に各教派についての解説は、それぞれについて歴史や運営制度など分野ごとに解説されており、何がどう違うのかをはっきりと示してくれています。参考文献や関連サイトについてももちろん充実していますので、キリスト教についての学習を深めたい方は、まずこの作品を手に取ってみるというのも良いのではないでしょうか。 〜あくまで平易な「ガイド本」として、冒頭にあげたような素朴な疑問を解きほぐし、キリスト教圏の文化の理解に役に立つ基礎情報を提供すること、それが本書の目標だ。〜 ありそうでなかなかない良い作品☆5つ

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2014/01/01

http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/16.html ここでこの本について知りました。 読み物というよりは文字通り「事典」的な書籍です。 キリスト教のさまざまな教派についての説明がなされています。 ローマ・カトリック...

http://www32.atwiki.jp/fushiginakirisutokyo/pages/16.html ここでこの本について知りました。 読み物というよりは文字通り「事典」的な書籍です。 キリスト教のさまざまな教派についての説明がなされています。 ローマ・カトリックは勿論のこと、世界史で出てくるルター派、東方正教会、ニュースなどで時折話題となる福音派、エホバの証人などまで網羅されており、全体像を掴むのに適しているのではないかと思います。 それに加えて、各教派に関連した作品、参考図書、膨大な文献リストがあるのが優れている点だと思います。キリスト教について深く掘り下げて理解していく際の足がかりとしても有用ではないでしょうか。

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2013/09/25

こんな教会もあったの?!と驚かされました。こんなに一杯あったのではどこに行くべきかますます悩んでしまうのではないでしょうか。特定の教会の事をもっと深く知りたいのなら、巻末の方にある参考文献リストを頼りに読んでみるといいと思います。

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2013/07/12

キリスト教宗派の教えや儀式の違いがよく分かる。索引も立派なので事典として使える。牧師さんやシスターへのインタビュー等も掲載されていて、イラストも豊富で、キリスト教を理解する為にとても役に立つ一冊。

Posted byブクログ

2013/05/08

 ノンクリスチャンの「教会ウォッチャー」八木谷涼子さんによる『知って役立つキリスト教大研究』(新潮OH!文庫)が、50ページほど増補し、480ページを超える大著として生まれ変わった。  『知って役立つ~』は2001年の発行以来、十刷まで版を重ね、初心者にもわかりやすいキリスト教...

 ノンクリスチャンの「教会ウォッチャー」八木谷涼子さんによる『知って役立つキリスト教大研究』(新潮OH!文庫)が、50ページほど増補し、480ページを超える大著として生まれ変わった。  『知って役立つ~』は2001年の発行以来、十刷まで版を重ね、初心者にもわかりやすいキリスト教の入門書として広く読まれてきた。受洗者には聖書のほかに同書を贈呈する教会もあるという。  今回の改訂にあたっては、「十九世紀のアメリカで生まれたグループ」としてセブンスデー・アドベンチスト、エホバの証人、モルモン教、クリスチャン・サイエンス、「日本で生まれた」グループとして無教会の記述を追加。  実際の礼拝へ足しげく通うなど、地道な取材の成果が随所に結実している。この10年で変化のあった世界の教会情勢にも対応し、最新の情報に更新。イラストもすべて書き直したという執念たるや、アッパレとしかいいようがない。信徒ではないからこそなしえた〝偉業〟なのだと改めて思う。(松ちゃん)

Posted byブクログ

2013/01/20

「知って役立つキリスト教大研究」を読んだときも、そのわかりやすさと情報量に正直驚いたたけれど、今回も増補改訂版ということで楽しく読めた。 増補改訂版としては、イラストを全面改訂、誤りなどを訂正したと書いてあった。なかなか良い本なので、旧版とともに置いておいて、事典として使えるな...

「知って役立つキリスト教大研究」を読んだときも、そのわかりやすさと情報量に正直驚いたたけれど、今回も増補改訂版ということで楽しく読めた。 増補改訂版としては、イラストを全面改訂、誤りなどを訂正したと書いてあった。なかなか良い本なので、旧版とともに置いておいて、事典として使えるなあと思う。

Posted byブクログ