スパート! の商品レビュー
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スポーツ青春モノ。川西蘭さんの作品は初めて。調べてみたら、男性だったので少し驚く。 引きこもり女子高生の、凛が自転車で偶然に元競輪選手に出会い、自転車の魅力を知る。そして様々な一癖ある人達と出会いながら、トラックレースを目指していく、というストーリー。 作品は全体的には自転車のシーンが多い。せっかく魅力的なキャラクターが沢山出て来るんだから、もっと彼らの心の変化やキャラクター同士の対話を緻密に描いても良かったのにな、と思った。さらっとし過ぎかな。 「バッテリー」や「風が強く吹いている」に比べちゃうと、だいぶ惜しいなー
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旅行のために買った本4。自転車大好き少女の青春もの。しつこく自転車が好きなだけの彼女の魅力は特に伝わらず。ただ、自転車競技、特に女子の世界を垣間見れた点が収穫。早く「セカンドウィンド3」が文庫化されないかな。 伊集院静が書いていたが、競輪はルールが変わって面白くなくなったというのは本当か?この話に出てくる傷だらけのボスは、ルール改正前の選手なのかな。
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爽やかな一冊。 でも、あんまり好きじゃなかったかな。 ところどころ、好きな場面もあるんだけど惹かれるものが少な過ぎるかな。まぁ、あたしには向いてないという事で…。
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自転車のことが書いてある小説だったので即買い。これまでに読んだ自転車に関する作品は、どれも主人公が男性、しかも競技はロードレースばかりだったのだが、今回の主人公は女性(高校を中退した元女子高生)で、トラック競技。どうかなと思いながら読んでみたが、結構楽しく読めました。ミステリーも...
自転車のことが書いてある小説だったので即買い。これまでに読んだ自転車に関する作品は、どれも主人公が男性、しかも競技はロードレースばかりだったのだが、今回の主人公は女性(高校を中退した元女子高生)で、トラック競技。どうかなと思いながら読んでみたが、結構楽しく読めました。ミステリーもいいけど、スポーツ小説の面白さを再認識。
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すごく自転車に乗りたくなりました。 小さい時に息が切れるくらいペダルを漕いだ記憶が蘇りました。 こういうジャンルは始めて読みましたがスポーツ小説にはまりそうです。 ラストはぷっつりきれてる感じであれ?乱丁本?と思って何度もないページを探してしまいました。
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自転車競技(競輪?ケイリン?)を題材にした小説。個人的にはあまりなじみのない題材で、競輪もので思い出せるのは漫画の「Odds(オッズ)」くらい。 本作は17歳の女の子が主人公ですが、何となく「Odds」と似てる部分がいくつかあります。例えば主人公の師匠が弟子を取らない理由とか、...
自転車競技(競輪?ケイリン?)を題材にした小説。個人的にはあまりなじみのない題材で、競輪もので思い出せるのは漫画の「Odds(オッズ)」くらい。 本作は17歳の女の子が主人公ですが、何となく「Odds」と似てる部分がいくつかあります。例えば主人公の師匠が弟子を取らない理由とか、主人公が競輪独特の全力スパートにショックを受ける場面など。 これは似てるお話というより、一般の人には知られていない競輪界の常識的なエピソードと受け取るべきですかね。 全体のお話の流れはやや平坦で、展開の起伏はあまりありません。ですが、ほとんど知識のない業界のお話だったので、その目新しさに興味を引かれてサクサク読み進められました。 ただ、ラストシーンが尻切れとんぼといいますか、バツンといきなり終わっているような印象が強く、その点が若干いただけないかと。あまりに唐突に終わってしまうので、妙にもやもやした感覚が残ってしまい、スッキリしない読後感があるところが残念でした。
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怪我によりバレーボール部をやめ、学校に行かずにひきこもっていた 女子高生の早坂凛がちょっとしたきっかけから自転車競技にのめり込み、 母親の反対がありながらも師匠や自転車仲間との出逢いを経て 成長していく物語。 川西さんはすでに男の子が主人公の『セカンドウィンド』というシリーズ...
怪我によりバレーボール部をやめ、学校に行かずにひきこもっていた 女子高生の早坂凛がちょっとしたきっかけから自転車競技にのめり込み、 母親の反対がありながらも師匠や自転車仲間との出逢いを経て 成長していく物語。 川西さんはすでに男の子が主人公の『セカンドウィンド』というシリーズを 刊行しています。シリーズ完結編の刊行がのびのびになっていますが… 『セカンドウィンド』は大好きで、この本にも期待してたのですが、、、 一言。「まとまりが悪い」です。 過程が辛くて楽しくて面白くて最後がすっきりってなればいいんだけど、 そうならないエンディングの物語ってたくさんある。 けど、これはそれ以下。 結局どこにフォーカスがあてられてたんだろ!? よくわかりませんでした。 作中で仲間となる亮を主人公にした方が物語に起伏があってよかったのでは? そんな風に感じてしまうほど、だらだらと緩い上り坂を登ってったかんじ。 『セカンドウィンド』ではこんな完結にならないことを祈る!
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