ブレーンステアリング の商品レビュー

ケビン・P.コイン,ショーン・T.コイン【著】,古賀祥子【訳】

2015/12/30

正しい質問をすればやがて答えといいアイデアが出てくる
正しい質問の基準として、
1.今までなかった視点をとるよう迫られる
2.探るべき概念空間が限られる
3.探る概念空間は限られても、魅力ある可能性が数多く見つかる
4.とにかく成果が出る
一定の枠のなかで考えるほうがうまくいく可能性があり、大事なのはむしろ考えるための正しい枠を見つけること
正しい質問として、
1.顧客が抱える未解決の問題を見つける
2.平均と異なる利用者や使い方を見つける
3.意外な成功の可能性を探る
4.完璧を想像する
5.未知の空き領域を見つける
アイデアを見逃す原因として、あまく機能しているプロセスは疑う必要がないと思い込む傾向と、複雑な世界を標準平均を使って簡略化しようたする傾向

2014/08/02

正しい質問とは。
自分のためなのか、家族のためなのか、会社のためなのか、社会のためなのか、未来のためなのか
自分にとって最も大切なものはなにか、それによってここに書かれてある正しさの定義は全て置き換わる。
どれが正しいわけではなく、大切にしたいものをはっきりそうだと思えることが大事。
それでこそこの正しい質問が意味を持つ。
まずは自分の視線の先にあるものにきづくことから。

2012/10/21

今年読んだ本の中で一番影響を受けたかも知れない。ブレーンストーミングに対してなんの疑いもなく使ってきたけど、この本を読んで衝撃を受けた。冒頭の簡単な導入エクササイズをやるだけでも、その威力は実感できると思う。是非これからのアイデア創出、意思決定に活かしていきたい一冊。

2013/08/14

５０歳５０冊　ビジネスアーキテクト編　第５位

成功への道筋とは、正しい質問と正しいプロセスにある

ゼロから始めて4年以内に１億ドル以上のビジネスを達成した企業は、
「正しい質問」に真摯に答えていた。
その原則はただ二つ。
1.正しい質問をする　
　正しい質問をすれば、やがて答えといいアイディアが出てくる
2.正しいプロセスに従う　
　画期的なアイディアをつねに生み出すための
　「正しいプロセス」は存在する

という、思考をより生産的に
「ステアリング（誘導）」する方法についての指南書。

真剣に自分のビジネス目標と向き合うために読むべき本。

思考をより生産的に「ステアリング（誘導）」する方法。

従来のブレーンストーミングなどでなかなか成果でないのは
誰しも経験があること。でもKJ法やブレストによって、自分だけではたどり着かなかったアイディアの高みに至った経験も少なからずある。

では、恊働作業におけるより効果的な方法はないのだろうか？
探し回ってこの本にたどり着いた。

まとめかたがわかりにくいのが難点。
表や図表を多用してもらいたいところだが、
そのわかりにくさは「わざと」のような気がする。

2012/06/27

■質問

ブレーンステアリングの基本原則は、「正しい質問をすれば、やがて答えといいアイデアが出てくる」というものである。たった１つの「正しい質問」が、大きなパワーを持つ。
正しい質問の蓄えを増やすには、顧客が抱える未解決の問題を見つける、平均と異なる利用者や使い方を見つける、意外な成功の可能性を探るなどがある。

2012/04/10

アイデア発想の新しいプロセス。大事なのはブレストのようなアイデアの数で勝負するのでなく、より洗練されたアイデアにシフトするための正しい質問を提示すること。
ロジックツリーなど、どのようにして正しい質問を導くかのアプローチも説明されていて非常にわかりやすかった。
巻末に今すぐ使える正しい質問集があるのですぐに実践できて便利。
文中でちょいちょいジョークが混じっていて、読んでて楽しかった。