DIEPSSを使いこなす の商品レビュー

稲田俊也【著】

2018/05/31

「DIEPSSは徐々に…本当に徐々にではあるが、まじめに錐体外路症状を評価する全世界の精神科医の間にも浸透し始めている」（筆者あとがきより）

抗精神病薬の副作用を評価するためのマニュアルである。
治療は、効果が出ればそれでよいのではない。
それによる副作用を評価してあげることが、
患者自身にとってものすごく、大切なこと。

精神症状の評価と同様、というかそれ以上に、
副作用の見方なんて、
多忙な市中病院では誰も教えてくれないので、
はじめは何をどう評価したらいいのか
さっぱりわからなかったが、
ひとつひとつ丁寧に解説してくれており、大変助かった。