熟母略奪 の商品レビュー
略奪の果てに堕ちて落ちまくる母の汚れっぷり
メインおよびサブのタイトルがストレートに内容を表している。リアルドリーム文庫では過去に『継母強奪-私は義息に奪われた』(著:屋形宗慶)や、今年(2014年)にも『艶母散華-息子の友人に犯されて』といった同系統の作品が出ている。(偶然かもしれないが)四文字熟語的なメインと分かりやす...
メインおよびサブのタイトルがストレートに内容を表している。リアルドリーム文庫では過去に『継母強奪-私は義息に奪われた』(著:屋形宗慶)や、今年(2014年)にも『艶母散華-息子の友人に犯されて』といった同系統の作品が出ている。(偶然かもしれないが)四文字熟語的なメインと分かりやすいサブのタイトルに共通性を持たせているようでもある。 本作では幼さを隠れ蓑に迫る息子の友人(○学生とあることから、かなりな少年の模様)とその父親という下衆で脂っこい小太りな父子に気丈で強気でもある33歳の未亡人母が狙われ、略奪されてしまう訳だが、あり得ないほど長大なムスコとテクニックに翻弄され、5年振りの空閨をも刺激されてオンナを思い出したこともあって自らの息子や亡夫に詫びながらも割と早い段階で肉欲的には堕ちてしまう印象。しかし、後日には冷静になって再び抵抗するところには「体は許しても心は……」といった母の矜持が感じられて良かった。 ただ、中盤から出てくる父親には特殊な性癖があって真っ当な交わりは行わない。結末での伏線の1つでもあるのだが、お好きな御仁限定の官能描写が続くことになって勿体ない気もした。終盤に出てくる10人近くの少年達にも合体が許されていないことを含め、これらは略奪者たる息子の友人による母の独占を強調するためなので致し方ないところか。 何より本作は凌辱に次ぐ凌辱を経て最後は心までも堕ちに堕ち捲る母を描写した作品であり、その経緯が若干スムーズさに欠けようともその最果ての汚れ切った姿でねじ伏せる展開でもあるので、たとえこれが予想を上回り、かつナナメ上をいく壮絶さを纏っていようとも堪能できるのならば、それはそれは素敵な作品に写ることであろう。挿絵もこれを大いに助長するものである。
DSK
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