お茶のすすめ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2012/6/10読了。 ・お茶を芝居にたとえると、主役はお客さま、舞台道具は茶道具、そして舞台が茶室であり、ホストが演出をしてもてなします。 ・茶会はもてなしを儀式化した宴なり ・どの茶会でも席中会話していいのは正客と亭主という決まりがある ・夏と冬で釜、炉が違う ・利休が考案した道具や作法はたいていの流派でスタンダード扱い。個性的すぎず、野暮すぎず、汎用性が高く、使い勝手の良いものは残る
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関心を持つととことん追究するのがイラストレーターの川口澄子さん。仏像、暦、中国料理…川口さんの話題にのぼるようになったら、その世界を今追究している証拠。お茶はその意味ではちょっと特殊。彼女はずっとお茶習ってましたから。お茶は取っ付きにくいなんてことないですよ、というのが「お茶のす...
関心を持つととことん追究するのがイラストレーターの川口澄子さん。仏像、暦、中国料理…川口さんの話題にのぼるようになったら、その世界を今追究している証拠。お茶はその意味ではちょっと特殊。彼女はずっとお茶習ってましたから。お茶は取っ付きにくいなんてことないですよ、というのが「お茶のすすめ」の主眼。読みやすいです。 コミックのように進むページも多々。納得しないと前に進まない。まさしく川口さん! お茶の世界のしきたりというのはどれも理由があるんですね。それを学んで早15年だそうです。日本の伝統的なものって実はけっこう理に敵っているもの。それに気付けば腑に落ちることが確かに多いです。 茶道ってどんな世界なんだろう…と思う方はぜひ手に取ってみてください。案外、遠くはない世界です。
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