なみだふるはな の商品レビュー
水俣と福島のテーマの対談集 「悲劇を繰り返してはいけない」 というよくあるメッセージから さらに一歩進んだ深い所で 人間の有り様を考えさせられる 「なみだふるはな」というタイトルと 冒頭の数ページの写真が象徴的 緑の本棚にて購入
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いろんな人に読んでもらいたい。 原発事故のこと、水俣病のこと。関係ないじゃすまされない。 石牟礼さんの優しくて穏やかな口調がとても心に響きます。 「知らんということは罪」まさにそうです。
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一日目まで読了。もっと水俣病中心かと思いきや、東日本大震災の原発問題にかなり絡んでいて、正直お腹いっぱい。Amazonではかなり評価が高かったが、『苦海浄土』の生の問題に比べると明らかに方向性が普通の対談。
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豊かさとはなんなのだろうか、と改めて思う。水俣病告発で有名な石牟礼との対談集、震災後に発売された本のどれも手に取る気がなかった私が読んだ本。人間が滅んでも地球は痛くもかゆくもないと思う、滅んでもいいではないかと。
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「知らなかった」ことが、恥じ入るだけでは済まず、誰かに害を加えていること。 興味のあることだけを追いかけていてはいけない。 ちょっと生きづらく感じます。 でも、生きづらさと真面目に向き合い、いつかこの本で話されている素晴らしい光景を自分の目で見ることができるなら。 できること、や...
「知らなかった」ことが、恥じ入るだけでは済まず、誰かに害を加えていること。 興味のあることだけを追いかけていてはいけない。 ちょっと生きづらく感じます。 でも、生きづらさと真面目に向き合い、いつかこの本で話されている素晴らしい光景を自分の目で見ることができるなら。 できること、やはり「知る」ことから始めたいと思います。
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熊本の水俣病と福島の原発災害。近代化の過程で破壊された自然と、結果発生した致命的な破局。ことここに至り、我々現代に生きる人間とは何のために存在しているのかという命題を突きつける対談集。今読まれるべき1冊です。個人的には宮崎駿の映画を端々で想起しました。
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ちひさきモノ、愛しきモノたちへの 愛情を文字にし、写真にしているお二人の 対談集 世に信じ難き「水俣病」、「放射線被曝」 の問題を根本の問題に据えながら 実に「美しい言葉」を紡ぎながらの 対談集 そのおぞましい現実と語り継がれてきた庶民の暮らしが自ずと対比されてしまうのが哀しい ...
ちひさきモノ、愛しきモノたちへの 愛情を文字にし、写真にしているお二人の 対談集 世に信じ難き「水俣病」、「放射線被曝」 の問題を根本の問題に据えながら 実に「美しい言葉」を紡ぎながらの 対談集 そのおぞましい現実と語り継がれてきた庶民の暮らしが自ずと対比されてしまうのが哀しい 我々の目指す未来の片鱗が見えてくるような気がする
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本書は水俣と福島をつなぐ書である。 本書を読むと、水俣がいまだ何ら解決していないことがわかる。 そして、二つの土地の共通点が見えてくる。 この国は田舎を、どこか暗いもの、忌むべきものとして描き出してきた。 だからこそ、人々は灯りをもとめ、チッソや原発を自らの土地を明るく照...
本書は水俣と福島をつなぐ書である。 本書を読むと、水俣がいまだ何ら解決していないことがわかる。 そして、二つの土地の共通点が見えてくる。 この国は田舎を、どこか暗いもの、忌むべきものとして描き出してきた。 だからこそ、人々は灯りをもとめ、チッソや原発を自らの土地を明るく照らすものとして受け入れてきた。 いまでも、チッソに恩を感じている人がいるというのは驚きだった。 本書の中では、かつてあった田舎のたわいもない一つ一つの出来事を、本当に豊かで奥深いものとして振り返っている。 しかし、それは今だから分かることなのかもしれない。 無くなった今だからこそ、余計と尊く思えるのだ。
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1950年代を発端とするミナマタ。そして2011年のフクシマ。このふたつの東西の土地は60年の時を経ていま、共震している。〜藤原新也
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