住民幸福度に基づく都市の実力評価 の商品レビュー
自治体経営改革の研究・実践の第一人者の上山信一先生が監修された本(2012年3月初版発行の1年前の本ですが・・・)。 住民幸福度に基づく、17の政令指定都市の実力評価をされています。 5つのライフステージ(①子ども軸/②安心・安全、家庭軸/③仕事・経済軸/④連帯・信頼軸/⑤高...
自治体経営改革の研究・実践の第一人者の上山信一先生が監修された本(2012年3月初版発行の1年前の本ですが・・・)。 住民幸福度に基づく、17の政令指定都市の実力評価をされています。 5つのライフステージ(①子ども軸/②安心・安全、家庭軸/③仕事・経済軸/④連帯・信頼軸/⑤高齢者軸)ごとに評価軸を設定し、これらに沿って住民幸福度を構成する要素を20抽出し、それぞれの具体的な指標を30抽出して、評価しています。指標は全て成果(アウトカム)指標。 全体的に相対優位だったのは浜松市、静岡市、新潟市で、 さて横浜市はどうなんだろう・・・と見てみたら、 30の成果指標のうち、 相対優位(1位~5位)の項目は、全指標の27.6%で6番目、 相対劣位(11位~17位)の項目は、全指標の24.1%で5番目。 1位だった項目はなく、 子ども軸の評価は、相対劣位の項目が半数を占めており、あまりよろしくなかったです。 一つの切り口ではあると思いますが、 指標もさらなるブラッシュアップが必要なんじゃないかと思います。 これからいろいろ、やることありますね。
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幸福度を指標として取り入れ、新潟市が相対的に優れていることを示し、「足るを知る」ことを市民にPRしている感は否めないが、考察も納得ができる良書である。
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