経済大国なのになぜ貧しいのか? の商品レビュー
経済大国であるという国の財布と個人の財布にお金があるかは全然別の問題だと思いつつ、共通点も多いですよね。どっちも、何かやりたいことや必要に迫られたことができたときに対応できるだけの余裕は必要だと思う。そのために、国の一般会計と特別会計の特性を明らかにしながら、どんな策があればもっ...
経済大国であるという国の財布と個人の財布にお金があるかは全然別の問題だと思いつつ、共通点も多いですよね。どっちも、何かやりたいことや必要に迫られたことができたときに対応できるだけの余裕は必要だと思う。そのために、国の一般会計と特別会計の特性を明らかにしながら、どんな策があればもっと豊かさを感じられるようになるかを検討してみたのがこの一冊。個人的におもしろいと思ったのは、国家がはじめるクリエイティブなファイナンス。これができるようになったら、税金だけでなくいろんなお金の作り方が考えられそうだし効果もありそう。だからこそ逆に、財務省ってできることまだまだやってないんじゃないの?増税だけが手段じゃないでしょと思いもしました。まぁ、自分についてもそうですね。今見えている手段だけでなく、もっと個人の財布についてもできることを探してみたいと思います。
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経済の事がよくわからないので読んでみた。 昔の経済学は、前提となっている場が今とは全く違うので、今の世界経済の動きにはあてはまらないのだそう。世界経済はやはり巨大資本を動かす銀行家達に支配されているのだろうか? 印象深かったのは日本の借金を何とかする方法。 税収と普通の国債発行の...
経済の事がよくわからないので読んでみた。 昔の経済学は、前提となっている場が今とは全く違うので、今の世界経済の動きにはあてはまらないのだそう。世界経済はやはり巨大資本を動かす銀行家達に支配されているのだろうか? 印象深かったのは日本の借金を何とかする方法。 税収と普通の国債発行のみで解決しようとするのは時代遅れな発想だそうで、例えとして国の無形資産の命名権を期限付きで売る方法、相続税のかからない税収受取権付き転換国債(期間100年)の発行などの案が挙げられていた。 命名権などは、気の利いた地方自治体などでもすでに採用されているし、そんな国債があれば相続に頭を悩ませているお金持ちが買いそうな気もする。 面白いアイディア。 国力を何ではかるかというと、筆者は識字率ではないかと述べている。その説に従うと日本はきっと悪い事にはならないだろう。 ほんの少しだけ経済の事がわかったような気がする。
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世界経済においても、「カースト制度」が存在するとして、新聞・メディアの流す様々な嘘を暴く。 具体的には、デフレ論、増税論、マネーストック、銀行、財政再建、円高悪玉論、投資、経済成長必然論等に対し、歴史や具体的対策も交えながら、論考している。 事実だとすれば、日本はますます元気にな...
世界経済においても、「カースト制度」が存在するとして、新聞・メディアの流す様々な嘘を暴く。 具体的には、デフレ論、増税論、マネーストック、銀行、財政再建、円高悪玉論、投資、経済成長必然論等に対し、歴史や具体的対策も交えながら、論考している。 事実だとすれば、日本はますます元気になれるということだが・・・。
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"苫米地さんの本はよく読みますが、 これもわかりやすくて理解しやすい本出す。 カネ余り経済の中、今後リーマン・ショック以上の 世界的な金融恐慌が起こるであろうと予想している点。 これは自分も同意見です。"
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目から鱗の諸説に疑いの余地が存在するのかと思う程である。著者の本は何冊か読了しているが、ほとんど今までの常識的発想ではなかなか頭がついていけない内容なので、今一度金融・経済についての基礎知識を見直したい衝動に駆られた
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経済学とは本来、こういう話なのではなかろうか。 陰謀論と切り捨てるのは簡単だが、俯瞰の視点を与え、盲点を外してくれる、現代では稀有の啓蒙書と言えるのではないか。 この人、やっぱ面白いから国政に送り込みたい。
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苫米地さんは、著作の範囲が広く何の専門家か分からないトンデモな人という先入観を持っていたが本書を読んでそのイメージが消え去った。 新聞をいくら読んでもこういう視点はないので、貴重な本だと思います。
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ありきたりの経済学者でない、脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家である著者ならではの、所謂、経済現象の分析・評価・将来見通しについては、納得できるところが多い。 世界経済のカースト制度がわかれば、資産を守れるとまえがきにあり、カーストのトップに位置する欧米巨大銀行オーナ...
ありきたりの経済学者でない、脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・実業家である著者ならではの、所謂、経済現象の分析・評価・将来見通しについては、納得できるところが多い。 世界経済のカースト制度がわかれば、資産を守れるとまえがきにあり、カーストのトップに位置する欧米巨大銀行オーナーの力が続く限り、戦争もなくらなないメカニズムが理解できる。 リンカーン、ケネディが主張し実行した法貨の発行が如何に紙幣をするまくり利益を得るカーストトップのご機嫌をそこねるのか、恐ろしいばかりである。 FRBの設立の加担したウッドー・ウィルソン大統領が死ぬ前に残した言葉「私は、いやいやながらも、私の政府を冒涜してしまった」が象徴するように、国民が選んだ為政者トップに対する欧米巨大銀行の横暴はそんじょそこらのものではないのでしょう(怒)。
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筆者は新聞・メディアの情報を鵜呑みにするなということが一番伝えたがっている。とりわけ消費税増税のことが話題になっているだけになるほどそういうことかと思わされる。GDPの変動要因が人口の増減だけだという話も納得。
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経済カースト、特別会計のカラクリなど。 世界経済、日本経済のウソとカラクリを知る一冊。 知って自分がどう自立するか。
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