ナミヤ雑貨店の奇蹟 の商品レビュー
不思議なナミヤ雑貨店と様々な悩みを持つ人々の繋がり。 読み進みていくうちにどんどん引き込まれていき、一気に読んでしまいました。 私もナミヤ雑貨店の郵便受けにお手紙を入れて、牛乳箱から返信を受け取りたい 怖い気もするけど。
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過去と現在がつながる、不思議なファンタジー。 「えっ、一体どういうこと?」と私の頭では整理できない展開があり、正直不完全燃焼なところがありました。水商売の世界に入ろうとする女性を懸命に説得しようとするところと、その三十二年後、コソ泥であり、手紙を書いた敦也達が彼女の家を襲った...
過去と現在がつながる、不思議なファンタジー。 「えっ、一体どういうこと?」と私の頭では整理できない展開があり、正直不完全燃焼なところがありました。水商売の世界に入ろうとする女性を懸命に説得しようとするところと、その三十二年後、コソ泥であり、手紙を書いた敦也達が彼女の家を襲ったことの、時間の流れ。しかし、感想を書いているうちに、「そういうことか」と納得できました。 5つの話が見事につながっていて、東野さんは天才だなと改めて思いました。映画もあるようなので、見てみたいと思いました。
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ナミヤ雑貨店で繰り広げられる悩み相談。相談の返答が心の芯を突いてくる。さまざまな人生の背景をもつ人々が感謝を伝える。
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図書館で借りて読んでみたものの、勢いに乗れず途中で読むのをやめてしまいました。 短編がゆるくつながっている構成だったので、それで中だるみしてしまったのかもしれません。 またいつか機会があれば読んでみたいです。
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ナミヤの爺さんの生き方がとても素敵だと思った。 どんな相談にも考えてお返事をし、死を目前にして、その返事がほんとに正しかったのか、自分が悪い方向にしてしまったのでは無いかと考えますが、どんな相談事にも真摯に答えてきたからこそのナミヤ雑貨店はいつまでも誰かの心の中に存在していくんだ...
ナミヤの爺さんの生き方がとても素敵だと思った。 どんな相談にも考えてお返事をし、死を目前にして、その返事がほんとに正しかったのか、自分が悪い方向にしてしまったのでは無いかと考えますが、どんな相談事にも真摯に答えてきたからこそのナミヤ雑貨店はいつまでも誰かの心の中に存在していくんだと思います。同じ児童養護施設で育った人達は似たような苦難を共に乗り越えている経験があるからこそのつながりであり、絆であり巡り合わせなのだと思います。3人が窃盗なんてせず、真っ当に生きて行ければと思います。 夢を叶えられない魚屋アーティストの話は自分のことを言われているようで胸が痛かったです。
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翔太、敦也、幸平の3人が意見しながら会話を進める時、そんな奴おらんで、と思うぐらい古い発言をするので、途中までは物語の世界に張り込めませんでした。しかし!第四章の『黙祷はビートルズで』、は、めちゃくちゃよかった! ビートルズに熱狂した浩介。裕福な家庭だったが父の事業が傾き、夜逃げ...
翔太、敦也、幸平の3人が意見しながら会話を進める時、そんな奴おらんで、と思うぐらい古い発言をするので、途中までは物語の世界に張り込めませんでした。しかし!第四章の『黙祷はビートルズで』、は、めちゃくちゃよかった! ビートルズに熱狂した浩介。裕福な家庭だったが父の事業が傾き、夜逃げをする計画を両親は立てた。夜逃げするべきか、浩介はナミヤ雑貨店の相談箱に質問する。 ビートルズの解散。家族も解散するべきか。質問の回答に沿うべきか。 賛否は両論あると思うけど、浩介の決断と家族の結末に涙しそうになりました。私がもし浩介だったら、父だったら、母だったらどうするか…うーん、難しい。
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読書記録を見ると読んだのは5年も前になる。当時、読感をどう言い表したら良いかわからず、唯々感動の余韻にしばらく浸っていたように思う。再読し、今回はDVDも合わせて観ながら、手紙に綴られる言の葉(コトダマ)がこんなにも人と人を繋ぎ、人生と人生を繋ぐ奇蹟を生む事を改めて感じ、5年前と...
読書記録を見ると読んだのは5年も前になる。当時、読感をどう言い表したら良いかわからず、唯々感動の余韻にしばらく浸っていたように思う。再読し、今回はDVDも合わせて観ながら、手紙に綴られる言の葉(コトダマ)がこんなにも人と人を繋ぎ、人生と人生を繋ぐ奇蹟を生む事を改めて感じ、5年前とは違う心の震えをもって読み終えた。
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時を越えたファンタジー。不思議な平和系ミステリーにドキドキと感動をもらいました。 読み終えたあと、とっても温かい気持ちが残ります。おすすめです。
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ナミヤ雑貨店の郵便受けと牛乳箱を通じて、32年前に投函されたお悩み相談の手紙が現代に届く。 5つの短編のそれぞれの登場人物達が、自分たちも意識してないところで繋がっていき、お互い深く関わりあっていく。水に落とした異なった色の絵の具がじわーっとゆっくり混ざりあっていくような感じ。 ...
ナミヤ雑貨店の郵便受けと牛乳箱を通じて、32年前に投函されたお悩み相談の手紙が現代に届く。 5つの短編のそれぞれの登場人物達が、自分たちも意識してないところで繋がっていき、お互い深く関わりあっていく。水に落とした異なった色の絵の具がじわーっとゆっくり混ざりあっていくような感じ。 頭が晴れる、心が澄み渡る、ような読後感。
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