これから100年放射能と付き合うために の商品レビュー
これも2012年3月発行。 「空間線量を年間被ばくに換算する方法は?」「自分で除染できますか?」「日本の食品の暫定規制値はベラルーシなどに比べてゆるすぎないでしょうか?」 あらゆるリスク情報が氾濫し、あらゆる「被ばく」に怯えていた日本国民の姿/意識/疑問の2013年3月当時の...
これも2012年3月発行。 「空間線量を年間被ばくに換算する方法は?」「自分で除染できますか?」「日本の食品の暫定規制値はベラルーシなどに比べてゆるすぎないでしょうか?」 あらゆるリスク情報が氾濫し、あらゆる「被ばく」に怯えていた日本国民の姿/意識/疑問の2013年3月当時の記録として参考になる著作。 科学的根拠というか、検証可能性にもとづいて判断材料をしめすこと、それが食品ビジネスのサービス提供者としてできる最良のチョイスと個人的には思っているけど、それを判断してもらう「モノサシ」のありかはよく考えなければいけないなあ・・・と思う。 「消費者サイド」がリスク回避に最大限ふれた時期の「スクリーンショット」に、いま興味をもっています。
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(2012.04.12読了)(2012.04.08借入) 【東日本大震災関連・その72】 福島第一原発の事故により大量の放射性物質が放出され、土地、海が汚染され、植物、動物も汚染されています。放射性物質の放出は終わったわけでなく、微量ながら放出は続いており、すでに汚染された土地や...
(2012.04.12読了)(2012.04.08借入) 【東日本大震災関連・その72】 福島第一原発の事故により大量の放射性物質が放出され、土地、海が汚染され、植物、動物も汚染されています。放射性物質の放出は終わったわけでなく、微量ながら放出は続いており、すでに汚染された土地や海の放射性物質は、簡単には消えてくれません。 このような状況にどう対応していったらいいのか、という疑問に答えたものです。 小さいお子さんのいる方、これから母親になる方は、特に影響が大きいだろうと思われますので、一読してみてはいかがでしょうか? 【目次】 はじめに 1章 現状を把握しましょう 2章 今からできる防護策(食・除染・生活) 3章 松本市の取り組みについて ●放出された放射性物質(10頁) 6月に原子力安全・保安院から発表された数値では、77万テラベクレルでした。 チェルノブイリで放出された放射性物質の量は、520万テラベクレルと言われています。 ●内部被曝(14頁) 放射性物質が食べ物や呼吸を通して体内に入ると、胃や腸などの消化管や肺胞を介して血液の中に入り、体内を循環します。その結果、主としてヨウ素なら甲状腺、セシウムは全身の筋肉、ストロンチウムは骨、プルトニウムは肺、という具合に蓄積します。放射性物質は蓄積された場所で放射線を出し、細胞を傷つけるのです。 ●女性への影響(30頁) チェルノブイリ被災地から来日した、産科医師のエカテリーナ・チェルニショワさんは、「ここ10年、未熟児や早産が非常に増えていることを懸念しています」と語りました。 ●食品の規制値(50頁) 暫定規制値は、セシウムの値で、水道水、牛乳、乳製品が200ベクレル、野菜、肉、魚、穀類などが500ベクレルとなっています。 2012年4月からの新基準では、一般食品は1キロあたり100ベクレル、乳児用食品と牛乳が50ベクレル、水は10ベクレルで、かなり厳しくなります。 ☆関連図書(既読) 「食卓にあがった死の灰」高木仁三郎・渡辺美紀子著、講談社現代新書、1990.02.20 「ぼくとチェルノブイリのこどもたちの5年間」菅谷昭著、ポプラ社、2001.05. (2012年4月12日・記)
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