藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 改訂新版 の商品レビュー
もともとは大学生に向けた講義をまとめたものとの事。丁寧にそして具体的に解説はしてあるが、それでもかなり複雑な手順を踏んでいるディーリングを理解できる大学生は凄いと思う。 ディーリングの実際の解説よりも、モルガンと邦銀の違いが随所に書かれていて、そちらの方が面白かった。 ただし...
もともとは大学生に向けた講義をまとめたものとの事。丁寧にそして具体的に解説はしてあるが、それでもかなり複雑な手順を踏んでいるディーリングを理解できる大学生は凄いと思う。 ディーリングの実際の解説よりも、モルガンと邦銀の違いが随所に書かれていて、そちらの方が面白かった。 ただしこの本が書かれたのはかなり前の事なので、今とはだいぶ状況は違うとは思いますが。 自分が片手間に投資を始めて20年近く経つが、この本の中で筆者が説明している投資手法を理解するのは、まだまだ苦労するというか、ついていけない所も多い。もっと勉強しないといけないのかな。 この分野は日進月歩でどんどん新しい理論や手法が登場しているが、案外投資に臨むには基本が大事だと思う。この本は書かれたのがだいぶ古い本ではあるが、その意味では本書を全部理解できなくても学べる部分は多々あると思う。
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金融商品の違いと考え方がわかりやすく紹介されていて読みやすい。 著者の自慢が多いのは閉口するが、話し言葉ですんなり入る。必要に応じて図表も挿入されており、工夫が凝らされています。
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実践的な金融知識をざっくりと学べていい。金融系会社の新入社員とか2,3年目とかが読むと為になるかな。
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個人として株投資を検討していて、その流れで読み始めました。 私のような金融素人には内容がだいぶ濃すぎました。ただ、ところどころへーとなるところがあって、読みごたえが非常にありました。 これから金融を職業としてやろうとしている人にはきっとお勧めの一冊だと思います。
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【トレーディングの基礎を学べる一冊】 トレーディングの講座を本にしたもの。トレーディングの基礎を講義形式で学べる。一冊読めば学んだ気になれるが、正直やってみないとダメ。 金融のプロ達が、わーわーやっているマーケットで、一般素人の人たちが敵う気がしない。だからやらないって意味では...
【トレーディングの基礎を学べる一冊】 トレーディングの講座を本にしたもの。トレーディングの基礎を講義形式で学べる。一冊読めば学んだ気になれるが、正直やってみないとダメ。 金融のプロ達が、わーわーやっているマーケットで、一般素人の人たちが敵う気がしない。だからやらないって意味ではないが、少なくとも自分で運用できない場合にはプロに任せたほうがいいし、自分でやるなら、ちいさく手もいいから始めていくことが大事。 自分のお金が危険に晒されると、やっぱり、モチベーションが違うからね。
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前半は外国為替の教科書としては最強!原理から詳しく教えてくれる、為替を扱う者にとってはバイブルですね。ただし、後半の金融の話は気合を入れて読まないと置いていかれます。
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金融マーケットについて、ここまでわかりやすく、またバランスよく丁寧にまとめられているのはすごいと思う。内容も、著者の30年の経験をもとにした豊富な事例が用いられていて、とても面白かった。
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第1章 為替のマーケット 第2章 短期金融マーケット 第3章 長期国債マーケット 第4章 金利スワップマーケット 第5章 オプションマーケット 第6章 日経225先物・日経225先物オプション 第7章 運用と調達の考え方 第8章 金融リスク・ヘッジファンド・その他 素人の私には...
第1章 為替のマーケット 第2章 短期金融マーケット 第3章 長期国債マーケット 第4章 金利スワップマーケット 第5章 オプションマーケット 第6章 日経225先物・日経225先物オプション 第7章 運用と調達の考え方 第8章 金融リスク・ヘッジファンド・その他 素人の私には理解しにくい部分もありましたが、興味深い内容もありました。 第1章・第3章・第5章は、勉強になりました。
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為替・債券・各種デリバティブ市場における各種商品の価格形成メカニズムを分かりやすく解説。図表も多く、ヤヤコシイ理論を直感的に理解しやすいよう配慮がなされている。先物がなぜディスカウントされるのかなどの重要な点は適度に繰り返され、記憶が定着しやすい。オプション理論などは何度その手の...
為替・債券・各種デリバティブ市場における各種商品の価格形成メカニズムを分かりやすく解説。図表も多く、ヤヤコシイ理論を直感的に理解しやすいよう配慮がなされている。先物がなぜディスカウントされるのかなどの重要な点は適度に繰り返され、記憶が定着しやすい。オプション理論などは何度その手の本を読んでも忘れてしまう私だが、この本なら(しばらくは)憶えていられそうだ。 しかし、例えば金利スワップの利点として、B/Sを膨らませることなく貸出と同値の効果が得られるというのはわかったが、果たしてそれで何か付加価値が生み出されているのかという疑問が沸いた。金融機関の本来の役割(e.g.貸出しによる信用創造等)とは別のところで、金融プレーヤーが内輪のゲームに血道を上げているのでは?と思えてしまうのだ。金利スワップに限らず、様々な金融商品について、それが「単に金銭的に儲かる」以外にどのような社会的利益を生んでいるのかをもう少し解説して欲しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
例として出てくる金額が大きすぎてビッくりする。 こういったお金を動かすことができるのは、仮に損しても耐えうる資金力がないと無理。個人じゃとてもとても。 ましてや先物なんて実態の伴わない契約は危ないなあっと。 為になったのは巨額の財政赤字をどうするつもりなのかという考察。結論として、将来のどこかのタイミングでインフレに仕向けるだろうということ。1000兆の借金も1個100円のパンで返済すると10兆個必要やけど、インフレで1000円になったら1兆個で返済できるもんね。 あとはマイナス金利理論とか円安押しな感じも面白かった。
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