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ファントムレター の商品レビュー

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2012/03/22

砂原ワールド全開の10年愛。29歳幼馴染みcpの訓×真頼と、小学生cpの治×双葉、そして幻の手紙が、時を越えてこの2組をつなげ合うというストーリー。はっとさせられる、巧みな構成です。 都会と田舎という、環境のコントラストが生きているな~と思いました。田舎は長閑で自然があっていいけ...

砂原ワールド全開の10年愛。29歳幼馴染みcpの訓×真頼と、小学生cpの治×双葉、そして幻の手紙が、時を越えてこの2組をつなげ合うというストーリー。はっとさせられる、巧みな構成です。 都会と田舎という、環境のコントラストが生きているな~と思いました。田舎は長閑で自然があっていいけど、連帯感が強くすぐに噂は広まるし、虫が苦手な者には住みづらいという描写が、リアルで面白かった。それに比べ、都会は自由があるけど、群衆の中の孤独を痛切させられるのも共感。 東京で真頼がシェフとして働いている店に通いつめる、広告代理店に勤めている訓。二人がどんな関係なのか気になるうちに、「手紙」によって徐々に明らかになっていきます。 手紙というカタチはシンプルだけど、ちょっと古臭くてそれだけで懐かしい感じにさせられます。治と共に、拙くも心情あふれる手紙を読んでいくうちに、時間が逆行して昔に引き戻されて、訓と真頼がどんな学生時代を過ごしたのかわかってきて、胸がいっぱいになってしまいました。 その後の女子がらみのところは、切ないし辛いし。 大人になった真頼が、自分の本心を心に封じ込めて都会で生活する理由も切ないですが、訓も強気に出ることができず友人として接することしかできなかったのも分別ある大人になってしまったゆえだったんでしょうか。親との確執がハンパなかったのも伝わってきました… そんなぎくしゃくした大人cpが子供cpに助けられ?ていたのが、何といってもほのぼのでした。 治と双葉がかわいくて、でもちょっと生意気でキュンキュンさせられました。よかったです。この小学生cpの今後には、ものすごく期待させられます。 Hシーンは私的に好み。センセのは全体的にいつもツボなんですが、今回手紙の中で描かれていたのが、想像力に頼るしかなくて非常に煽られました…妄想大爆発。

Posted byブクログ