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旅立ち寿ぎ申し候 の商品レビュー

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2024/04/08

時代小説として面白くなくはないが、永井作品としては評価が今二つぐらいの作品。主人公にあまり魅力がなく、それが最後まで尾を引いた感じ。まわりの人はかなり魅力的なんだけどね。

Posted byブクログ

2020/04/13

自分の中での、ドラマ化してほしい作品第一位です。幕末という激動の時代に翻弄される青年たちが必死に生きる様を描いた青春小説。「商いとは、福を届けること」

Posted byブクログ

2018/08/27

永井紗耶子さん、初読みです。 20年も書評系HPを続けられている信兵衛さんが、最新作の『大奥づとめ』を絶賛されていたので興味を持ったのですが最寄りの図書館には無くて、旧作のこの本を借りて読んでみることにしました。 紹介には「幕末青春ビジネス小説」とあり、ちょっとどうかなと思ったの...

永井紗耶子さん、初読みです。 20年も書評系HPを続けられている信兵衛さんが、最新作の『大奥づとめ』を絶賛されていたので興味を持ったのですが最寄りの図書館には無くて、旧作のこの本を借りて読んでみることにしました。 紹介には「幕末青春ビジネス小説」とあり、ちょっとどうかなと思ったのですが杞憂でした。 確かに商売の心得的なものは出てきますが(著者は長くビジネス誌で様々な企業の経営者へのインタビューをしてきた人です)、それ以上に物語として良く出来ています。 温情溢れる紙問屋の主人に養子として迎えられた主人公と幼馴染の二人。男三人となると知性派、武闘派、癒し系に配置されるのが一般のパターン。この本もおもてづらはそうですが、三人の心底に一本表面とは異なる「筋」が見え隠れするのが面白い。女性陣も良いですね。生意気そうだが芯は優しいお京さんに気風の良い小糸さん。 やや荒っぽさを感じるところもありましたが、とても颯爽とした時代小説でした。 まだまだ無名な作家さんのようですが、追いかけてみようと思います。 ちなみに本作品は『福を届けよ』と改題されて文庫化されてます。

Posted byブクログ

2012/06/05

一気読みまではいかないけど、一定のペースで読み進み、続きが気になる本。 意外と面白かった。 読み返しはしないと思うけど。

Posted byブクログ

2020/11/09

2012年4月5日読了。永井氏の第2作。幕末の混乱期、江戸で紙の御用問屋を商う永岡屋を病死した先代から引継いだ勘七。未熟さから二千両の借金を抱えてしまうが・・・。武士の時代が終わり町人の時代に行こうする折、落ちぶれる武士も困窮する百姓も、商いで成功する商人も失敗する商人も、それぞ...

2012年4月5日読了。永井氏の第2作。幕末の混乱期、江戸で紙の御用問屋を商う永岡屋を病死した先代から引継いだ勘七。未熟さから二千両の借金を抱えてしまうが・・・。武士の時代が終わり町人の時代に行こうする折、落ちぶれる武士も困窮する百姓も、商いで成功する商人も失敗する商人も、それぞれの言い分や言い訳があり、ある時点で金があるかどうかは時代の潮流によってしまう。青臭いようだが「己の信じる道を進み」、かつ「時代の流れを読む」者が成功者足りうるということか・・・。「幕末青春ビジネス小説」という妙なアオリ文句が帯にはあるが、それも納得。アクションありロマンスあり、魅力的な登場人物も多く現れ、なかなか楽しく読めた。

Posted byブクログ