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奔る合戦屋(上) の商品レビュー

3.6

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2012/06/03

[BOOKデータベースより] 天文二年(一五三三年)、若き石堂一徹は、中信濃の豪将・上村義清に仕えていた。秀でた武芸と並外れた戦術で、家中で台頭していく一徹。それに伴い、村上家は中信濃での勢力を盤石なものとしていった。朝日という素晴らしい伴侶を得た一徹は、愛娘にも恵まれ、すべてが...

[BOOKデータベースより] 天文二年(一五三三年)、若き石堂一徹は、中信濃の豪将・上村義清に仕えていた。秀でた武芸と並外れた戦術で、家中で台頭していく一徹。それに伴い、村上家は中信濃での勢力を盤石なものとしていった。朝日という素晴らしい伴侶を得た一徹は、愛娘にも恵まれ、すべてが順風満帆に見えたが…。

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2012/05/30

石堂一徹の武力、人望、戦況を見抜く力は武将としての力量はリーダーとしてあるべき姿。またそれを支える朝日の魅力も伝わった。 戦国時代の中で、戦術をもった武将が自分の地域を勝ち抜き、さらに戦略を持った武将が争いを制していくという話は、今に通じる。 最後は一徹にとって、朝日、娘の青葉、...

石堂一徹の武力、人望、戦況を見抜く力は武将としての力量はリーダーとしてあるべき姿。またそれを支える朝日の魅力も伝わった。 戦国時代の中で、戦術をもった武将が自分の地域を勝ち抜き、さらに戦略を持った武将が争いを制していくという話は、今に通じる。 最後は一徹にとって、朝日、娘の青葉、おなかの息子も失う、悲しい結末となったが、それも信じて仕えてきた武将 村上義清の安易な考えから生じたもの。目先にとらわれて信頼してくれた部下を失わないようにしないといけない。

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2012/05/26

つい今しがた読み終えたところですが (-人-) ぃゃぁ面白かった♪ 前作「哄う~」同様、人物の活き活きとした活写に好感が持てる。 それにしても、この作者の描くヒロインは、どちらもとんでもなくスーパーな能力を持ったデキる女ですね~ ちょっとスゴ過ぎるくらい(あり得ないくらい?)にw...

つい今しがた読み終えたところですが (-人-) ぃゃぁ面白かった♪ 前作「哄う~」同様、人物の活き活きとした活写に好感が持てる。 それにしても、この作者の描くヒロインは、どちらもとんでもなくスーパーな能力を持ったデキる女ですね~ ちょっとスゴ過ぎるくらい(あり得ないくらい?)にw そこら辺には、多少の違和感を覚える人もいるかも知れない(失礼w) しかし、前作同様、設定、舞台(戦場はやっぱり信濃、敵はやっぱり武田軍!)、人物描写等、魅力は尽きない。しかも、前作では暗く陰気だった主人公が、今回は基本的に明朗快活、陽気な一面を多々見せているという意外性もある。でもやっぱり能力値と個人技量と理想とが余りにも現実離れ(当時から見て)し過ぎていてトップから疎まれてしまう悲劇の主人公なとこは全然変わってないのが可哀相なんだけど愛嬌と読めてしまう。ヒロイン同様、ちょっとスーパーマン過ぎやしないかいくら何でも極端な程に強すぎるってのはどうよ?あと、猿は「哄う~」の時どこにおったん?? というツッコミは当然あるのだけれど、人物と物語が魅力に溢れていて面白いのだから、そこはスルーしておこうw 前作も今回も、正しく一気読みだったのがその証左♪ 第3弾が待ち遠しい♪

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2012/05/17

上巻は合戦屋のタイトルにそぐわない穏やか展開で、戦国物としては少しインパクトに欠け気怠さを感じる。下巻は小気味よく展開が進むが、非史実のエンターテイメント物であるならば、もう少しあっと驚くとかの要素が欲しいと感じた。 ただ、個人的には、義清と一徹の人間関係が、たまたま読んでいる最...

上巻は合戦屋のタイトルにそぐわない穏やか展開で、戦国物としては少しインパクトに欠け気怠さを感じる。下巻は小気味よく展開が進むが、非史実のエンターテイメント物であるならば、もう少しあっと驚くとかの要素が欲しいと感じた。 ただ、個人的には、義清と一徹の人間関係が、たまたま読んでいる最中の自分の現実環境と相似しているところがあり(私は部下に見下される義清の方)、それの投影として噛みしめながら読むことが出来た。

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2012/05/12

上下巻合わせてのレビューです。 前作「哄う合戦屋」がとても面白かったので、 続編であるこの本も読んでみました。 (正確にいうと、前作の前編に当たります。) ※哄う合戦屋 http://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4575664944 ...

上下巻合わせてのレビューです。 前作「哄う合戦屋」がとても面白かったので、 続編であるこの本も読んでみました。 (正確にいうと、前作の前編に当たります。) ※哄う合戦屋 http://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4575664944 今回も主人公の石堂一徹が、 持ち前の頭脳と知力を最大限に活かして、 主君の元で力を尽くします。 その落とし所というか、策略・作戦は見事の一言。 読んでいて、なるほどそうきたかと唸らされます。 最後の最後の結末が何とも言えない悲しい終わり方ではありますが、 それでもこの歴史小説の価値が低くなるわけではないでしょう。 もっとたくさんの作品を読んでみたい著者の一人です。 できれば、文庫は一冊にまとめてもらいたい。。 それだけが次回に向けての要望でしょうか。

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2012/05/05

本屋さんで見つけて、即買い!! スターウォーズ形式とでもいうのか、すでにその結末が見えているので、 読みながらつらかったところも半分あって。 まだ恐れを知らず青くて熱い一徹の姿も心地よく、 なんと言っても兄と父親という理解者に抱かれて、 一徹が成長しつつも育まれているのが読...

本屋さんで見つけて、即買い!! スターウォーズ形式とでもいうのか、すでにその結末が見えているので、 読みながらつらかったところも半分あって。 まだ恐れを知らず青くて熱い一徹の姿も心地よく、 なんと言っても兄と父親という理解者に抱かれて、 一徹が成長しつつも育まれているのが読みながら暖かくなる。 朝日のおおらかさ、花と三郎太、 サイドのキャラクターも明るくほんわかとしていて、 このまま大団円を祈りたいのだが。 人としての吸引力、この時点では十分に一徹にも備わっていたと思うのになー。 次回作のあまりのギャップに少し残念。 第三作はこの夏に出るそうで、それも楽しみ。 ただ、文庫本が無駄に2つに分かれて合計で1200円ってのが今ひとつ。 単行本と同じような値段。。1冊に出来なかったのかな〜

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2012/04/12

長時間の移動の楽しみに、空港で買った本。 なんとなく手に取って買っちゃったんだけど、当たりでした(^^)

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2012/05/15

全2巻。 ワクワクしながら待ってた 「哄う合戦屋」の続編。 http://booklog.jp/users/bullman/archives/1/4575664944 結論から言うと、 個人的には残念。 少し読んで、 主人公が前作と同じってことに気付き、 ん?って思った。 ...

全2巻。 ワクワクしながら待ってた 「哄う合戦屋」の続編。 http://booklog.jp/users/bullman/archives/1/4575664944 結論から言うと、 個人的には残念。 少し読んで、 主人公が前作と同じってことに気付き、 ん?って思った。 嫌な予感というか。 前作がうまく完結したなあと思ってたので、 シリーズとはいえ 別の話になると思ってたのに。 前作の主人公の過去の話。 エピソード1て感じ。 で、 あーあって感じ。 や、面白いのよ。 面白いんだけど、 ああ書かされたなあって感じがした。 前作が思わぬヒットで、 出版側が続編って企画かためちゃったんかなあって 勝手に少し切なくなった。 事情が先行してしまって、 凡作になっちゃった感じ。 舞台は前作より史実を強く出し、 戦国小説っぽさは強くなってる。 けど、 前作のヒットをふまえて、 あまり慣れ親しんでないライトな読者ってのを 念頭に置いてるっぽく、 やたらに注釈がつくのが少しうっとうしい。 そこいる?って箇所にバンバン入る。 出版側の意図が見え隠れな感じがイラッとした。 また、歴史ものっぽさを出そうとしすぎたためか、 背景描写や登場人物が多くなってしまい、 それらが消化しきれてない感じがする。 読者がおいてかれる感じが少し。 前作のように計算された構成は感じず、 泣かそうとする陳腐な演出が何点かある感じ。 泣いたけど。 そもそも、前作で素晴らしいラストを向かえてるのに、 無理矢理過去の話を作る意味が分からない。 こんな素敵だった主人公が こんな哀しい事件があった為に あんななってしまったのよっていう、 ただそれだけしか売りがない。 シリーズ3作目も決定しているらしいけど、 たぶん今作の続きなんだろうと思うと 少し心配になる。 よい作家さん出てきたと思ってたので、 自由に、本当の意味での2作目を読ませてほしい。

Posted byブクログ