狐媚記 の商品レビュー
澁澤龍彦さんの小説集『ねむり姫』の白眉、『狐媚記』が鴻池朋子さんの挿絵で読めます。この鴻池朋子さんの挿絵がまた、お気に入りなのです。会田誠さんや山口晃さんの時とはまた風味の違う、新たな幻想世界に釘付けですね。狐と子どもが一体化したような、どこかエロティックな48ページの見開きの絵...
澁澤龍彦さんの小説集『ねむり姫』の白眉、『狐媚記』が鴻池朋子さんの挿絵で読めます。この鴻池朋子さんの挿絵がまた、お気に入りなのです。会田誠さんや山口晃さんの時とはまた風味の違う、新たな幻想世界に釘付けですね。狐と子どもが一体化したような、どこかエロティックな48ページの見開きの絵は特にお気に入り。 他にも、[あとがきにかえて]で収録されていた澁澤さんのエッセイが「存在の不安と分離」についての文章だったのも、一見本作に脈絡がないようで、しかし本文や挿絵に共鳴している部分もあり、センスありまくりなのでした。
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うんまぁ、 J・ロラン『マンドラゴール』をジャパニーズな物へ換骨奪胎し、他朝鮮の伝承とかも入れてアレしたやつ。 こんなもんで良いと思ふ。
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作家買いしたものの絵に惹かれるものがなく。 イメージを膨らませるなら文だけというのが最適で、例えストーリーと全く関係ない絵でも絵が入ることでそっちにイメージが流れてしまう。文から得られるイメージと喧嘩する。 薄ちっさい本だけどカラーだし澁澤だしちょっとボッてもいいよね!という出版...
作家買いしたものの絵に惹かれるものがなく。 イメージを膨らませるなら文だけというのが最適で、例えストーリーと全く関係ない絵でも絵が入ることでそっちにイメージが流れてしまう。文から得られるイメージと喧嘩する。 薄ちっさい本だけどカラーだし澁澤だしちょっとボッてもいいよね!という出版社の声が(
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