まさき君のピアノ の商品レビュー
「ダメな母親の本として世に出してくださいね」 まさき君のお母さんの言葉で綴られた本。 【情がない】と言われる自閉症の子と生きて得たものは、情。 【あらゆるものを奪い去る】震災を乗り越えて得たものは、命。 電車で読まないことをおすすめします。 ( 最後の一章、ポロポロと止まり...
「ダメな母親の本として世に出してくださいね」 まさき君のお母さんの言葉で綴られた本。 【情がない】と言われる自閉症の子と生きて得たものは、情。 【あらゆるものを奪い去る】震災を乗り越えて得たものは、命。 電車で読まないことをおすすめします。 ( 最後の一章、ポロポロと止まりません )
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震災からどのくらいたったころか、忘れたが、震災のあった年に、避難所でピアノを弾いているこの子の姿が、、ニュースか何かで、ほんのわずかに流れていたと思う。音楽なんて、この非常時にと思っていたけど、弾くことで、周囲の人たちの心も和らぐんだ、ということを知ってほしい、みたいなことをその...
震災からどのくらいたったころか、忘れたが、震災のあった年に、避難所でピアノを弾いているこの子の姿が、、ニュースか何かで、ほんのわずかに流れていたと思う。音楽なんて、この非常時にと思っていたけど、弾くことで、周囲の人たちの心も和らぐんだ、ということを知ってほしい、みたいなことをそのニュースでは報じていたようにおもった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3人の男の子を持つシングルマザー。中2の長男は自閉症児。これだけでも本当に大変な人生と生活なのに、三陸・女川町を襲った3.11の津波で家を流され、ばあちゃんを亡くし、避難後しばらくは一家ちりじり。 めぐり合えた親子だが、長男のパニックが起きないように、弟たちの思いやりがこころを打つ。 長男はピアノを弾くことで落ち着く。それが周囲の人々の癒しや喜び、連帯につながる。美談である。このことを書いた直後、母は病に倒れたのだ。母の強い力が蘇ることを祈る。
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