パイレーツ の商品レビュー
久しぶりのクライトン。著者が亡くなってから刊行されている。いやいやいや、いつもながらハラハラドキドキさせられる。今回は中世はカリブ海の海賊の話。いや海賊ではなく私掠人だそうだが、まあ細かい歴史ネタがそこら中にちりばめられている。見てきたように書かれているのは、小説だから当然だが、...
久しぶりのクライトン。著者が亡くなってから刊行されている。いやいやいや、いつもながらハラハラドキドキさせられる。今回は中世はカリブ海の海賊の話。いや海賊ではなく私掠人だそうだが、まあ細かい歴史ネタがそこら中にちりばめられている。見てきたように書かれているのは、小説だから当然だが、良く調べぬかれているのだろうなあ。まあ、専門家からするとちょっとというのもあるのかもしれない。宝物を奪って帰還する際も、ハリケーンや海の怪物、そして先住民たちに襲われたりする。一難去ってまた一難。やっとたどり着いたホームグラウンド。しかし待っていたのは歓迎ではなく、海賊としての裁判、そして死刑。その後がまたおもしろい。よくもまあ、それだけ殺すなあ。とは思うけれど、まあ、でも裏切られたわけだしなあ、仕方ない。思うのは、戦や自然災害も恐いけれど、一番は人の裏切りなのかもしれない。なんともやり切れないものなあ。もう一つ作品が残っているそうだ。また古本を探して読もう。
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ジュラシックパーク以来ファンになり、遡ってほとんど全てを読んだマイケル・クライトンが亡くなったのは2008年のことである。まだまだ続いて新作や映画で愉しませて貰えると思っていた私には結構なショックであった。 本作は、故人のPC(マック)からほぼ完成状態の長編として発見されたもの...
ジュラシックパーク以来ファンになり、遡ってほとんど全てを読んだマイケル・クライトンが亡くなったのは2008年のことである。まだまだ続いて新作や映画で愉しませて貰えると思っていた私には結構なショックであった。 本作は、故人のPC(マック)からほぼ完成状態の長編として発見されたものだと言う。 今回読んでみて感じたのは、(1)確かにクライトンの作品だということ、(2)懐かしい「北人伝説」や「失われた黄金都市」、遡って「大列車強盗」的なテイストであること、(3)クライトン作品としては、どこか未完成、という3点である。 私は、結構昔たぶん70~80年代ぐらいにベースが書かれたのではないかと想像する。ひょっとして、「パイレーツ・オブ・カリビアン」が映画ヒットして出しにくくなったかもしれないなどと考えたり、、、。 未完成と言ったが、それでもクライトンらしい冒険小説であり、歴史的な事実を踏まえたしっかりとしたプロットで、ジャマイカの私掠人である主人公ハンターが、一癖も二癖もある魅力あるキャラクターのごろつき達を集めて、難攻不落の要塞を攻略し、財宝を奪い、さらに次々と起こる危機を乗り越えて行くという、大変楽しく引き込まれる長編小説であった。 たぶん映画化を考慮していたであろう、各キャラクターや船での戦闘シーン、さらには怪物の出現というイベント、女海賊のレイジューや小間使いのアン・シャープなども設定されているんだろうなと想像される。 映画化の実現を期待したい。 2016年3月28日読了。
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大人向け(?)パイレーツ・オブ・カリビアン。 次から次へと場面が展開し退屈はしないが、映画化を前提としているように感じられる。筋書きありきで肉付けが若干弱いと思うのは、発表前に作者が亡くなっており、完成していないからなのか。 やはり映画化決定!とのことだが、映画化が進んでいる様子...
大人向け(?)パイレーツ・オブ・カリビアン。 次から次へと場面が展開し退屈はしないが、映画化を前提としているように感じられる。筋書きありきで肉付けが若干弱いと思うのは、発表前に作者が亡くなっており、完成していないからなのか。 やはり映画化決定!とのことだが、映画化が進んでいる様子はない。
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『ジュラシックパーク』書いた人の遺作らしい。 キャラクターが濃いし爆破したりのアクションも派手だし、映像化したらはえそう。
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エンターテイメント、どうしても「パイレーツ オブ カリビアン」の映画を思い浮かべてしまうけれど、ハンターはもちろん、助っ人メンバーも、個性あふれていて、楽しめました。
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大好きなクライトンの最期の作品ですが、古典的な冒険もので残念!やはり最高作は「恐怖の存在」で決まり。
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※このレビューにはネタバレを含みます
10月13日 読み始め。 数年前に著者は亡くなっているため「ネクスト」で終わりかと思っていたら、なんとパソコンのデータに残っていてそれが本著 らしい。 スペイン船に金銀財宝が満載される船があると思われる要塞の港に攻め入り、頂いてしまおうというイングランドの私掠船の話 。 苦労して押し入ったはいいが船には何もなかったというオチが今のところ想像される。 10月22日 読了。 船にはしっかり財宝があり作戦はうまくいった。 よくあるパターンとしてー作家的には「敵のインフレ」というらしいー主人公の目的を果たすにあたって、無理難題をどんどん 押し付け、段々困難度を増していく手法があるらしい。 本著もそうかと思いながら読み進めたが違っていて、財宝の奪取という目的は早々に果たされたものの、波状攻撃的にいろいろ な責苦で主人公を困らせる。 一つ一つの困難を表現的には苦労しながら乗り越えていくものの、ページ数としてはそれほど使っていないからか、読んだ方と してはあっさり解決と思ってしまう。 著者が健在なら相当直さなければ世には出てこなかったのではないかと思う。 解説によるともう一作品未完の作品が見つかったそうで不足部を残っている資料を基にリチャード・プレストンが書き、既にア メリカでは出版されているらしい。 もう、著者の作品は読めないと思っていたが二作も出てきてうれしい。
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カナダに住んでる時、本屋のポップを見て購入した 原書は全く進まず…導入部が退屈で。 日本に帰って3年近くしてから日本語版が発売。 内容はクライトンらしく、 やっぱ安定感がある。 その上で引き込む吸引力も凄い。 あんまし「作家買い」せんかったけど、 亡くなった時は寂しかったな...
カナダに住んでる時、本屋のポップを見て購入した 原書は全く進まず…導入部が退屈で。 日本に帰って3年近くしてから日本語版が発売。 内容はクライトンらしく、 やっぱ安定感がある。 その上で引き込む吸引力も凄い。 あんまし「作家買い」せんかったけど、 亡くなった時は寂しかったなぁ…
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マイケル・クライトンの遺作と書いてあったので。 どんどんページをめくりたくなるのはさすがという感じ。映像も浮かびやすい。初めてかれの歴史もの?を読んだので、その点は新鮮。 ただ、リアルなようなリアルじゃないようなすごくあいまいな感じが、うーん・・・。どうせだったらマタンセロス攻略...
マイケル・クライトンの遺作と書いてあったので。 どんどんページをめくりたくなるのはさすがという感じ。映像も浮かびやすい。初めてかれの歴史もの?を読んだので、その点は新鮮。 ただ、リアルなようなリアルじゃないようなすごくあいまいな感じが、うーん・・・。どうせだったらマタンセロス攻略プラスハリケーンぐらいでよかったんじゃないかと思う。クラーケンは近年の映画を彷彿とさせます。 ラストのリベンジはさすが。おもしろかった。 本人的にもこれはやはり未完の作品なんだろうな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
それぞれの登場人物のキャラが立っているといえば立っているんだけど、類型的で陳腐さは否めない。 面白いのは面白いけど、ありきたりの展開で、もう一ひねりかふたひねり欲しいところではある。 著者の死後、PCの中から発見されたとのことだが、ほんとはここから推敲してより面白くなるはずだったんじゃないかなぁ…。
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