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入らずの森 の商品レビュー

3.3

24件のお客様レビュー

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2024/01/14

初作家さんでした! なかなか本の中に入り込めなくて、、、ちょびっと苦戦。。。 いらずの森にある秘密。その謎。 半分くらいから、同時進行で進む入院患者の老婆と、四国の山奥に引っ越した子ども、そして、何十年も前に消された校歌の謎な少しづつリンクしだして、俄然先が気になってきて、...

初作家さんでした! なかなか本の中に入り込めなくて、、、ちょびっと苦戦。。。 いらずの森にある秘密。その謎。 半分くらいから、同時進行で進む入院患者の老婆と、四国の山奥に引っ越した子ども、そして、何十年も前に消された校歌の謎な少しづつリンクしだして、俄然先が気になってきて、止まらなくなったが、半分まで読めなかったら 脱落者多いかもなぁ、、、、 笑 読書、初心者には不向きな一冊かもしれません。 半分まで頑張れば、手から本が離せなくなる。はず。。 #本 #初作家さん #2冊目読むにはちょっと怖いな #半分まではちとキツイ #主旋律がずーっと恨みつらみ #読む気が失せるくらい妬み嫉み #読んでて疲れるマイナス思考 #誰もが敵って言い出す主人公 #そのあたりを越えればなんとかなる #★★★ #半分までいけば面白い #消えた校歌の3番 #この下り大興奮

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2023/09/25

個人的・夏のホラー月間で。ホラー作家として好き、って訳ではないけど、氏の著作ならまず間違いなかろう、とチョイス。読んでて頭に浮かんだのは、”まほり”。同作も好きじゃなかったから言わずもがなだけど、本作も…。共通点として思い当たったのは、古文書(本作では校歌)。その探求に、少なから...

個人的・夏のホラー月間で。ホラー作家として好き、って訳ではないけど、氏の著作ならまず間違いなかろう、とチョイス。読んでて頭に浮かんだのは、”まほり”。同作も好きじゃなかったから言わずもがなだけど、本作も…。共通点として思い当たったのは、古文書(本作では校歌)。その探求に、少なからぬ分量が割かれるんだけど、どうも苦手な理由はそのあたりにありそう。どうしても、解明パートでいちいち冷静にさせられてしまう。う~ん、イマイチ。

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2023/05/24

夜一人では読まないでください。の帯にゾクゾク! 中学教師の圭介、田舎にも馴染めない隆夫 金髪中学生杏奈、座敷でお手玉するヤヤコ、幻の校歌三番、そもそも粘菌ってなに? 最後までよう分からんお話しでした、、、

Posted byブクログ

2023/05/23

愚者の毒で宇佐美まことさんにハマって二冊目 今回も薄暗いイメージで湿度もあり色で言えば濃いめのグレーの感じが好きな世界観。 ただ今回はホラー要素、SF要素なので好き嫌いは分かれるかもしれない。

Posted byブクログ

2021/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、表現に小さな違和感。 例えば、天井裏からそこに実在していない少女を見下ろす描写。 「睫毛が頬に影を落とす様も、まるでそこにいるかのように」 天井裏から見ているのに、下にいる少女の睫毛が頬に影をおとす様を視認することができるだろうか? 次に、粘菌の進化について。 環境に適応できた種だけが生き残る。それが種の保存。進化である。 そして粘菌は、平家の怨念が美味しかったので、その餌を求めて人に取り憑く。 これは、進化としてはちょっと無理がある。そもそも人のいない場所で生息しているのだから、人を餌にすること自体、環境に適応できているとは言えない。 平家物語は1221年頃、大沢正の事件は1928年、この間707年。さらに、山に住んでいた者たちは己を律する不文律があったというから、こうなってくると別の嗜好品を求めるように進化するのではないか? そして、最後の絶壁の場面。餌になる人間を崖下に追いやって無事に餌にありつける、という思考に至るのだろうか?人間を操り、憎悪を判断できる粘菌が。 んー。全体的にちょっと残念。

Posted byブクログ

2019/11/03

四国の小さな集落に赴任した若い体育教師、東京から転校してきて祖母の家に暮らす女子中学生、田舎暮らしを夢見て移住した定年後の夫婦、それぞれが語り手となって話は進んでいく。 体育教師は本当は教師になりたくなかったとか向いていないのではないかなどの悩みを持ち、女子中学生は5人の同級生た...

四国の小さな集落に赴任した若い体育教師、東京から転校してきて祖母の家に暮らす女子中学生、田舎暮らしを夢見て移住した定年後の夫婦、それぞれが語り手となって話は進んでいく。 体育教師は本当は教師になりたくなかったとか向いていないのではないかなどの悩みを持ち、女子中学生は5人の同級生たちと馴染もうとしない、移住夫婦の妻は集落に溶け込んでいるが夫は距離を置かれている、という状況のなかで、元々は平家の落人の里だったとか、その昔陰惨な殺人事件があったとか、初代の校長が突然人を殺したとかいろんな話が絡んで、さらに山の森から得体の知れない何かが姿を現し始める。 半分ぐらいで読むのが苦痛になって最後まで読めなかった。なのでなにが起こってどんなエンディングなのかわからない。とにかく全然おもしろくない。 大きな事件への伏線なのだと思うが、要素がありすぎるのと散らされているので、話が入ってこない。

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2020/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず、民俗的・伝奇的な要素が前面に押し出された舞台設定が私の好みで、最初から嬉しくなる。 これは「パラサイト・イヴ」(瀬名秀明 著)や「天使の囀り」(貴志祐介 著)などのように、創作された科学的根拠に裏打ちされたSFミステリー、あるいはホラーなのかな…と思いながらページを繰っていったが、どうやらそこまで厳然と定めているわけではないようで、さらには過疎地の農村移住につきまとう諸問題、愛に飢えたティーンエイジャーの苦悩、老親の看取りを巡る家族の軋轢、挫折を味わったスポーツエリートの再生に至る道筋…等々、現代の日本社会が抱える様々な歪みや課題までがてんこ盛りに詰め込まれているではないか。 それが確かな技術と筆力のおかげで、特にとっ散らかっている感もなく、スムーズに読み進められた。 人が触れられたくない恥部というか、記憶の底に封印してしまいたい瑕疵のようなものにこうもズバズバ斬り込まれると、もう拒否ではなく感心するしかない。 肝心要の粘菌にまつわるくだりは、やや説明が硬く回りくどいきらいがあるので少しもったいなく感じ、付け足しのようなエピローグもいかにも凡庸な印象で、そこは残念だった。

Posted byブクログ

2018/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「愚者の毒」と同じ作者だったので。 怖かった。 どこにも書いていなかったが、 人ならずものが好むのは人の心の闇だと思い、 それぞれ闇を抱える登場人物の誰が餌食になってしまうのだろうかと、 怖かった。 ホラーは好きではない。 カバーによるとダークファンタジーというらしいが、 昔の人殺しの話とつながる気味の悪い粘菌の話だとわかっていたら読まなかったと思う。 しかし、面白かった。 次々とピースがはまっていくジグソーパズルのように、 様々な話がつながっていく。 ただし、そのピースは普通のジグソーパズルとは違って、 大きさも形も一定ではない。 大きくて何が描かれているのかが判るピースは当然真ん中に置くとして、 描かれていることはわかるけど、 全体の絵の中のどこに入るのかさっぱりわからないピースもある。 脇にまとめて置いておく。 そして、ピースとは思わず見過ごしてしまう小さいピースもある。 しかも、小さいピースが後で重大なかけらとなる。 最後のピースをはめたときに見えるのは、 ただの謎解きではなく、人の心の美しさであり、醜さであり、強さであり、弱さ。 この作品はミステリー、美しいミステリーだと思う。

Posted byブクログ

2018/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトル・表紙・あらすじに惹かれて購入したものの、本棚で「積読」になっていたのを思い出し読み始める。 舞台は自然に囲まれた集落の寄り集まった村。 そんな環境に馴染めずにいる思春期の少女・自分に自身の持てない青年・理想を追い求めて移住してきた壮年の3人が主軸になって話が進んでいく。 他の登場人物にもちゃんと役割が振られており、それぞれが過不足無く動いていく。 一見どのような役割を持っているのか分からない登場人物も、以外な関わりを持っている(いささかご都合主義のような気もするが)。 事件の「犯人」は早い段階で見当がつくが、それがどのような形で関わっていくのかが面白い。 ラストシーンは「きっと、こうなるんだろう」と予想していた通りだったが、それも含めて満足の1冊だった。 少女が語る「これは私の目印だから」の言葉が印象深い。

Posted byブクログ

2018/03/18

ジャングル奥地を開拓することで、人類と未知の生物が遭遇し世界に疫病が大流行、致死率が極めて高いウイルス性の病原菌のはなしならば定番である。本書は少し趣向が違い、四国山中の村落で起こる奇怪な出来事の謎がじつは・・・謎解明の面白さは、最後まで読むものを飽きさせない。

Posted byブクログ