桜守のはなし の商品レビュー
まずこの表紙の、おじいさんの笑顔と桜がとてもいい。 そして、桜を見るなら1本だけ決めて、春だけでなく他の季節も一年通して見ると、自然を感じられていい、というのはとても腑に落ちた。
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最近ソメイヨシノの老齢化が社会問題になっていますよね。 伐採に心を痛めていますが、一方で桜を見守りながら育てている著者のような方もいらっしゃると知り、少し明るい気持ちになりました。 ソメイヨシノは種では育たず、世の中のソメイヨシノはすべて同じ個体のクローンから出来ていると聞いた...
最近ソメイヨシノの老齢化が社会問題になっていますよね。 伐採に心を痛めていますが、一方で桜を見守りながら育てている著者のような方もいらっしゃると知り、少し明るい気持ちになりました。 ソメイヨシノは種では育たず、世の中のソメイヨシノはすべて同じ個体のクローンから出来ていると聞いたことがありましたが、本書で初めて接ぎ木の仕方を知りました。 こんなに手間がかかっていただなんて・・・ 私も、お気に入りの桜を自分で育てているつもりで四季折々見守っていこうと思います。
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桜を育てるということは、見守ること、適切な所で手助けをすること、それは保護ではなくちょっと手を添えてやるということ。家族をみるのとおんなじです。。 簡単なようで、難しいことですよね。 一本の桜を一年通してみてようと思った。
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桜のことを愛おしく書いた植木職人の本。 と決めつけてもいいかな。 ヤマザクラの幹は横に裂け目が、ヒガンザクラの幹は縦に割れている。 そんなことを教えてくれた。 桜についた虫の処理とか、病気の葉の処理とかも知りたかった。 岡田 達信 新・絵本はこころの処方箋 絵本セラピー...
桜のことを愛おしく書いた植木職人の本。 と決めつけてもいいかな。 ヤマザクラの幹は横に裂け目が、ヒガンザクラの幹は縦に割れている。 そんなことを教えてくれた。 桜についた虫の処理とか、病気の葉の処理とかも知りたかった。 岡田 達信 新・絵本はこころの処方箋 絵本セラピーってなんだろう? の紹介本の中にあった本。 でも絵本でない。 でも読んで良かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「桜は、かならず下を向いて咲きます。他の花は太陽に向かって咲くのに、桜は下を向く。それだけ人を包み込んでるのやと思います。」 「桜は守りわしないといけない木なんです。手入れではありません。」 ほんの数日愛でる桜の花も、守ってくれるひとがいてこそ。
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日本中の桜が、桜守のおかげで守られている。 佐野さんの言葉 「桜をみるんやったら、じぶんが好きな桜を1本だけ決めて、1年をとおしてみていってほしいんです。そうすることで、人も自然を感じることができる。きっと桜もよろこぶと思いますわ。」
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柔らかい口調が温かい。桜への愛情がじんわり伝わってくる。 種からも育てるというのは、驚いた。 そうか、接ぎ木だけじゃない、自然の桜も栽培するんだなあ。
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日本全国をとびまわり、傷ついた桜の手当をし、新種を探す佐野さんは「桜守」と呼ばれている。 その仕事ぶりは、愛に満ちていて素晴らしい。 これを読んでお花見をすると、また違った春がむかえられるかも。
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何代も昔から 受け継がれてきている仕事です すぐには、結果は見えなくても 桜の声が聞こえるんでしょうね 素晴らしい仕事です 種から育つ桜は、3種類だけ 山桜、大島桜、彼岸桜・・・ 染井吉野は、もともと一本の木だったって 聞いたことあるけど 他の桜もそうなのかな?
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もうすぐ桜の季節ですね。佐野藤右衛門さんは祖父の代から桜守をはじめた京都の植木屋の十六代目です。 「桜は守りをせなあきませんのや」 藤右衛門さんは語ります。どんな名木でも年に何度も見回ってお世話して満開に導くのが桜守の仕事だと。 「保護するわけやない。ちょっと手をそえてやるぐらい...
もうすぐ桜の季節ですね。佐野藤右衛門さんは祖父の代から桜守をはじめた京都の植木屋の十六代目です。 「桜は守りをせなあきませんのや」 藤右衛門さんは語ります。どんな名木でも年に何度も見回ってお世話して満開に導くのが桜守の仕事だと。 「保護するわけやない。ちょっと手をそえてやるぐらいがええんですわ」と家族をみるのと同じような優しいまなざしで見守っています。桜が咲くのは1年のうちでもほんの一瞬。桜守の仕事を知れば今年の桜は一段と美しく感じられます!
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