あれから の商品レビュー
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しっかりとした、母でした。 万智ちゃんがぁ~。 の歌詠んでたよね。 物語のように。 あの日(3.11)からの時の流れ。 想いが母目線で綴られていて。 一貫しております! 仙台在住だったコト。 息子さんとの離島暮らしを選んだこと。 知りましたぁ。 旅人の 目のあるうちに 見ておかん 朝ごと変わる 海の青あお
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(No.12-35) 短歌集です。 私は短歌にはあまり関心がないので、俵万智さんはとても有名な方ですが「あれから」でなければ多分読まなかったでしょう。 仙台に住んでいて小さなお子さんもいたことも知りませんでした。 万智さんは、強い人だと思う。 自分の行動や思ったことを作品にし...
(No.12-35) 短歌集です。 私は短歌にはあまり関心がないので、俵万智さんはとても有名な方ですが「あれから」でなければ多分読まなかったでしょう。 仙台に住んでいて小さなお子さんもいたことも知りませんでした。 万智さんは、強い人だと思う。 自分の行動や思ったことを作品にして出版する。 誰が読むのか分かりません。私なら恐くてそんなことは出来ない。 作家、芸術家とは、作品をつくることはもちろんですが、それを発表することが出来る人たちなんだと改めて思いました。 作品の中からひとつだけ。 「子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え」 もし万智さんが母でなかったなら、どうだっただろう。子がいたからこんなに強くなったのかもしれない・・・。
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人間として、親として、至極まっとうな感情が詠まれている。 また避難先の南の島で、子どもが本来の自然の感覚を取り戻していく姿も感じられる。 この想いを、作者の選択は、勇気のあること。 安全とか、直ちには、とか誤魔化して、子どもたちを放射能に曝すことが勇気あることでは、決してない。
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