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社長は労働法をこう使え! の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2022/01/01

労働法は、民法における契約自由の原則を、労働者のために制限するための法律。この原点を知るか知らないかで労働法の理解力が全然違う。

Posted byブクログ

2021/11/16

教科書的、お役所的な解釈とは全然違う、現実的な労働法との向き合い方。 時間が解決してくれる…とか、しっかり話を聞いてあげる…とか、一見論理的でない対応だけど、そうそう実際こうなんだよね〜と思わずにいられない、身近な問題として捉えやすい書き方をしている。 それでいて主要な判例もきち...

教科書的、お役所的な解釈とは全然違う、現実的な労働法との向き合い方。 時間が解決してくれる…とか、しっかり話を聞いてあげる…とか、一見論理的でない対応だけど、そうそう実際こうなんだよね〜と思わずにいられない、身近な問題として捉えやすい書き方をしている。 それでいて主要な判例もきちんと説明しているので、労務を専門としていない人向けとしてはよいのでは。

Posted byブクログ

2020/05/26

経営者側からみた労働法の解説本 モンスター社員、ぶら下がり社員をいかにうまく退けるかというのがメインテーマ 裁判官はプロセス重視なのでことを焦らず時間をかけてしっかりとした手順を踏むこと、経営者側がもつ最大の武器は人事異動であることなど経営者目線での戦い方が書かれていた 同...

経営者側からみた労働法の解説本 モンスター社員、ぶら下がり社員をいかにうまく退けるかというのがメインテーマ 裁判官はプロセス重視なのでことを焦らず時間をかけてしっかりとした手順を踏むこと、経営者側がもつ最大の武器は人事異動であることなど経営者目線での戦い方が書かれていた 同時に労働者側から見ての戦い方、経営者にとってなにが最悪のパターンなのか、労働法で守られているのはどの範囲までなのか等も学べる 読みやすいし面白かった ただし著者は労務裁判において使用者側の弁護を専門とする弁護士であり、そのことは割り引いて読むべき また労働法の基礎知識があるほうが話が入ってきやすいので、先に労働法に関する入門書等に触れていることをおすすめする

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2019/08/12

経営者側からみたモンスター労働者に対する扱い方の本。ただ、モンスター労働者の存在はかなり低いと思うが、社員はいつ豹変するかわからないので警戒するにこしたことはない、という、経営者を必要以上にビビらせているように思える。

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2018/10/08

人事労務管理の実践的なアドバイス。 基本的には、労働基準法は工業化社会の黎明期に制定され、工場労働者の保護を前提に設計されているという。現代の多様化した社会には、現実的にそぐわない部分も多々あるものの、判例もこれを元にしたものが蓄積されており、実際の運用も影響を受けるという。 ...

人事労務管理の実践的なアドバイス。 基本的には、労働基準法は工業化社会の黎明期に制定され、工場労働者の保護を前提に設計されているという。現代の多様化した社会には、現実的にそぐわない部分も多々あるものの、判例もこれを元にしたものが蓄積されており、実際の運用も影響を受けるという。 特に解雇については非常に厳しく、会社側が勝つことはなかなか無いという。 一方、退職勧奨については、特に制限が無いということである。 また、残業の請求については2年を以って時効となる。 退職させたい社員について、外資系はロックアウトという手法を使うことが多いという。 給料は支払いを続けるものの、自宅待機させるものであり、違法ではない。 この方法で訴訟になったことは無いという。

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2018/09/24

書籍名に拒絶反応を示し、手に取ろうとは思わなかった本。自宅にあったのでしぶしぶ?読んでみた。 流行った頃に、早く読めばよかった。 労働関係専門の弁護士の実務に基づく話は興味深い。 p62 裁判官も1度仮処分が出るとトラブルがドロ沼化することを知っているので、仮処分の審理中に強く...

書籍名に拒絶反応を示し、手に取ろうとは思わなかった本。自宅にあったのでしぶしぶ?読んでみた。 流行った頃に、早く読めばよかった。 労働関係専門の弁護士の実務に基づく話は興味深い。 p62 裁判官も1度仮処分が出るとトラブルがドロ沼化することを知っているので、仮処分の審理中に強く和解を勧めます。1〜2年分の給料を支払って和解することを提案するわけですが、経営者は「裁判所はすぐに労働者の肩を持つ」くらいにしか受け取りません。裁判になるとどれほどの費用や時間、労力が奪われていくか認識していないから、その提案を受け入れられないのです。

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2014/06/17

・中小企業は労働者の無知と良識で経営が成り立っている。 ・労働者が労働法の権利を行使したら倒産してしまう。 ・ブラック企業はもめない(すぐ辞める、組合もあきらめる)。 ・残業代請求は時間かけて交渉し時効に持ち込め。残業代なんか払ってたら経営は成り立たない。時給を下げるトリックを使...

・中小企業は労働者の無知と良識で経営が成り立っている。 ・労働者が労働法の権利を行使したら倒産してしまう。 ・ブラック企業はもめない(すぐ辞める、組合もあきらめる)。 ・残業代請求は時間かけて交渉し時効に持ち込め。残業代なんか払ってたら経営は成り立たない。時給を下げるトリックを使え。 等々、弁護士らしからぬ論調で中小企業の実情が赤裸々に語られ、やはり中小企業にはいくものじゃないなと思わせる内容。会社ってのは儲ける事が目的であり、違法行為をしてもたして損しないならなんでもやる。弁護士はその手伝いをする。が、合法であるなら反倫理的・反社会的でもいいのか?という問題はある。 「労働法を使え!」というよりは「ごまかせ!無視しろ!」という経営者サイドで書かれており、限りなくグレーに近いような。この種の本は手の内明かしている側面もあるので労働者サイドが読んでも役に立つ事も多い(腹も立つので気分は悪くなるが) が、こういう弁護士でもやはり厄介なのは法や組合や役所であるというのはわかる。日本は一応法治国家であり、違法なものは違法である。しっかりと知識を身につけないとこういう弁護士にいいようにやられるだけという教訓になる。

Posted byブクログ

2014/01/06
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弁護士から見た労働審判事例に基づいた内容。 製造業を想定した現在の労基法。 現在の職場環境では馴染まないことが多い。 制度疲労状態。 しかし、裁判所では今までの判例を元に判決は下される。 裁判の厳しさがわかった。 人件費削減のためのリストラ方法も、選定する職員を 考え、リスクを最小限にして実施することが望まれる。 会社を守る法律はない。 それに尽きる。 裁判にならないことが第一義。 感情的にならず、リスク管理をしながら、 淡々と実行することが求められると感じた。

Posted byブクログ

2013/03/22

経営者側から見た、労働法の活用法を紹介。できることとできないことが明確に紹介されておりわかりやすい。パワハラについての誤解、真面目で社員思いの経営者ほど狙われる、なとなど参考になる内容。ただこんな労働法変えた方がいいよね。

Posted byブクログ

2013/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弱い立場の労動者を守るとは対極的に書かれた本です。でも、実際本に書かれているような労動者もいるということも承知していないといけないですね。経営者の考え方、モノの捉え方の一端も見えた気がします。

Posted byブクログ