スクウェア(2) の商品レビュー
リュウの過去も明かされ、麻薬絡みの暴力団との争いも決着へ。 いまいちかなぁ。リュウ側がスーパーマンすぎやしないか・・・ 三田は、なんか好感持てるんだけどね。
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スケールの大きい犯罪や災害を書いてきた作者の警察小説。新境地という謳い文句は大袈裟じゃないと思う。 脇役がいい。オカマバーのママ、スポーツ用品店の店長、年長の後輩刑事。何れも人生の経験値の高そうな人物が、さりげなく出てきて主人公に絡む。こういうのは好きだ。 久しぶりにアイリッシ...
スケールの大きい犯罪や災害を書いてきた作者の警察小説。新境地という謳い文句は大袈裟じゃないと思う。 脇役がいい。オカマバーのママ、スポーツ用品店の店長、年長の後輩刑事。何れも人生の経験値の高そうな人物が、さりげなく出てきて主人公に絡む。こういうのは好きだ。 久しぶりにアイリッシュウィスキーが飲みたくなったのでタラモアを買ってきた。次はたぶんバーボンでジムビーム。
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Ⅰでは「この新境地はどうなの?」と疑問に思いながら読んでいたけど、読み進めるうちにはまる!Ⅰに比べ、一作で完結していない部分はあるが、長編とまでは感じないので、軽く読める。 味のある登場人物もさらに磨きがかかり、新境地に納得。福田和代初読みの人にもオススメ。
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毎回毛色の違う作品を読ませてくれる作者だが、本作も同様で、これまでの作品とは一味違う新境地。警察ミステリとハードボイルドを、豊かなキャラ造形でふんわりと包んである。 連作短編となっているが、全体で見ると長編のようにも思える。一話ずつ区切りをつけることで、各短編のテーマが色濃く浮...
毎回毛色の違う作品を読ませてくれる作者だが、本作も同様で、これまでの作品とは一味違う新境地。警察ミステリとハードボイルドを、豊かなキャラ造形でふんわりと包んである。 連作短編となっているが、全体で見ると長編のようにも思える。一話ずつ区切りをつけることで、各短編のテーマが色濃く浮かび上がる。この作者は短編で読む方が面白い。 淡白に見えたキャラも、ストーリーが進むにつれて、それぞれ個性が沁み出してくる。刑事と若者ふたりの微妙で緊迫感のある関係が興味深い。読者に深読みさせる余白の割合もいいし、薬物を軸にした被害者たちのドラマにも吸引力がある。 ただ、ミステリという視点で見ればやはり弱いものがある。謎解きよりも個々のドラマで魅せる作品なのだろうが、そう見ると、各話が似通っているので全体的に単調だという感は否めない。ハードボイルド色もよく効いているが、もう少し踏み込んでも良かったように思う。無駄にユーモアな味付けは逆に苦味となって、やや不快感。 三人のうち誰が主人公になってもおかしくないキャラなので、シリーズ化もできそうだが、やっぱりこのまま終わるのがいいのかな。
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