画力デッサン 人体と女の子 の商品レビュー
真っピンクの表紙が書店のイラストコーナーで目立っておりつい手に取った本。 “女の子”とタイトルにある通り、書中のお手本となるのは6頭身程のキャラクター、12才の“ドロシー”である。(名前はドロシーだが多分日本人ぽい)やや写実的に描かれている彼女だが、動きや表情が豊かで可愛らしく...
真っピンクの表紙が書店のイラストコーナーで目立っておりつい手に取った本。 “女の子”とタイトルにある通り、書中のお手本となるのは6頭身程のキャラクター、12才の“ドロシー”である。(名前はドロシーだが多分日本人ぽい)やや写実的に描かれている彼女だが、動きや表情が豊かで可愛らしく読み終わる頃にはすっかり愛着が湧いた。 感覚的で私には理解が難しい箇所もあったが、腕や足などパーツごとの解説、色々なポーズや動作による人体の動き、影の付き方や重心についてなど、これ一冊記憶すれば自然な人体がある程度描けそうである。せめて第1章の人体比率だけでも最低限覚えておきたい。 ちょこちょことシュールなイラストやキャラクターが登場する(終盤の妄想ギャラリーやしかり、“物を投げる動作”としてお手本キャラに投げられる物体がクリーチャーだったり)ので、合わない人もいるかも。私は寧ろ好き。 私は本書で著者を知ったがアニメーション作家とのこと。彼が監督を務めた3万枚の原画からなるアニメ作品『緑子』気になっている。
Posted by
自分が特に参考にしている一冊。画風が独特かつ可愛らしく、眺めているだけでも楽しい。作者自身の絵に対する考え方が詰め込まれているので、表紙で惹かれるなら、読んでみて損はないと思う。
Posted by
- 1