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本当は怖いソーシャルメディア の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2020/12/12

「カッパブックス」でお馴染みの光文社からフリーに転身した「憂国のジャーナリスト」・山田順によるSNS脅威論。2011年にチュニジアとエジプトで勃発した「アラブの春」や米ニューヨークで起きた「ウォール街を占拠せよ」は世界に影響を与えたが、これらはフェイスブックやツイッターなどの力に...

「カッパブックス」でお馴染みの光文社からフリーに転身した「憂国のジャーナリスト」・山田順によるSNS脅威論。2011年にチュニジアとエジプトで勃発した「アラブの春」や米ニューヨークで起きた「ウォール街を占拠せよ」は世界に影響を与えたが、これらはフェイスブックやツイッターなどの力によるものだった。本書はテレビや新聞など大手メディアの影響力が低下する中でパワーを増し続ける「ソーシャルメディア」の負の側面とその危険性について言及し、さらにはウェブ検索市場を独占しつつあるグーグルや「当日お届け」という圧倒的なサービスで他の追随を許さないアマゾンなどの巨大プラットフォームと合体した「メディア融合時代」における近未来を予測し、ネットによる「監視社会」の到来までも展望する。

Posted byブクログ

2018/11/12

フェイスブックの成り立ちが書かれている。日本人目線で書かれており、貴重。社交クラブの文化を引き継いでいるところは、日本にはなじめないところと思う。新聞無き世界で起きることというのも、気になった。 以下注目点 ・日本でフェイスブックが流行っているのは、就活に使い成功した学生がいた...

フェイスブックの成り立ちが書かれている。日本人目線で書かれており、貴重。社交クラブの文化を引き継いでいるところは、日本にはなじめないところと思う。新聞無き世界で起きることというのも、気になった。 以下注目点 ・日本でフェイスブックが流行っているのは、就活に使い成功した学生がいたため。 ・アメリカ東部では、ラテン語が今でも教えられている。 ・ファウンテンヘッド、アエネーイス ・フェイスブックはローマを理想としている。 ・インテリが作ってバカに売る。 ・ソーシャルゲームは下流食い ・脊髄反応で課金に持って行く。 ・Jobsの言葉は、スタンフォードの学生への言葉 ・地方紙が廃刊してしまうと、監視の目がなくなり、地方行政官がやりたいほうだいになる。 ・アメリカでは、テレビは単なるモニター。42インチでも200ドルを切っている。

Posted byブクログ

2018/10/27

"ソーシャルメディアをはじめとするネットの世界でのやり取りは、基本的に筒抜けになっていることや、結局はそれなりの地位にある人たちのコミュニティとなっていて、多くの人は搾取される立場ではないか?という話を説得力を持って説明している。 ソーシャルメディアだけでなくメディア全...

"ソーシャルメディアをはじめとするネットの世界でのやり取りは、基本的に筒抜けになっていることや、結局はそれなりの地位にある人たちのコミュニティとなっていて、多くの人は搾取される立場ではないか?という話を説得力を持って説明している。 ソーシャルメディアだけでなくメディア全般について語ったているのが本書。世の中を性悪説前提であり、新聞記者が監視役としての役割を果たしていた事例なども紹介されている。"

Posted byブクログ

2018/10/09

ソーシャルメディア礼賛自体マスメディアが作った煽りだと思うがそれを逆手に取って批判する事による話題性を狙った本である。プライバシー問題に関して驚く程無頓着な人が多いのも事実なのでこのポジション自体で一定の読者を取れる計算なのだろうなあ。新しいメディアの潮流やソーシャルメディアとど...

ソーシャルメディア礼賛自体マスメディアが作った煽りだと思うがそれを逆手に取って批判する事による話題性を狙った本である。プライバシー問題に関して驚く程無頓着な人が多いのも事実なのでこのポジション自体で一定の読者を取れる計算なのだろうなあ。新しいメディアの潮流やソーシャルメディアとどのように付き合っていくかという視点での考察がなく単に極論を極論で反論する書き方と旧来型メディアへの郷愁のせいで納得感が薄まった印象。

Posted byブクログ

2015/04/20

ソーシャルメディアの便利さの裏にある恐怖を綴った一冊。 Facebookなどの成り立ちから始まり、本質をえぐった上で語っているので、説得力が違う。

Posted byブクログ

2014/11/09

確かに使い方には気をつけないといけないだろうな. でも,著者のもっとも言いたいのは少し違うところにあるのかも知れない.

Posted byブクログ

2014/01/14

グーグル、フェイスブック、ツイッター。人を集めるインターネットサービスは増え、ユーザの利用時間はテレビの視聴時間を切り崩している。そして、スマートテレビになり、いっそうインターネットに接している時間が長くなる。 この本では、こうしたインターネットでの活動が裏側では細かく観察され、...

グーグル、フェイスブック、ツイッター。人を集めるインターネットサービスは増え、ユーザの利用時間はテレビの視聴時間を切り崩している。そして、スマートテレビになり、いっそうインターネットに接している時間が長くなる。 この本では、こうしたインターネットでの活動が裏側では細かく観察され、個人の行動を追跡可能になっていることを伝える。CIA元職員が米政府が個人情報を収集していることを暴露して大問題になったが、政府や巨大組織が個人情報を本当に本気で使ってきたら、何が起こってもおかしくない。ちょっとした暇つぶしのつもりで使っているSNSやゲームが、実は自分自身を危険にさらすこともありうるわけだ。 後半は電子書籍やオンライン新聞のユーザ数がなかなか伸びない日本の現状について指摘しているが、インターネット依存度が高まり従来型メディアに接する時間が少なくなると、人気メディアへの集中度が高まる危険性を危惧している。自分で内容を判断せずに、みんなが良いと言うものに集中するという現象だ。言葉は悪いが、筆者の言う、インテリが作ってバカに売るというのは現状をよく表している。自分で考えて、判断し、人に操られないようにするのが良いのだろうが、どこまで実践できるのだろうか。

Posted byブクログ

2013/10/11

タイトルは微妙だけど刺激のある面白い本だった。 FacebookにTwitter、グーグルプラスなどなど。 自分はやらないし(今のところ)進んでやろうとも思っていない ネットのコミュニケーションツールが 物凄い勢いで広がってるけど、 どんだけ情報が漏れているのか、自分で漏らしてい...

タイトルは微妙だけど刺激のある面白い本だった。 FacebookにTwitter、グーグルプラスなどなど。 自分はやらないし(今のところ)進んでやろうとも思っていない ネットのコミュニケーションツールが 物凄い勢いで広がってるけど、 どんだけ情報が漏れているのか、自分で漏らしているのか、 自覚しないで使っているのは本当に怖い。 パーソナルな家電製品を用いてパーソナルな状況で使っているからといって 情報がパーソナルな場所に留まっているわけではない。 毎日のくだらないどうでもいいつぶやきや検索は 全てどこかで記録され、使われる機会をうかがっている。 プラットフォームを提供している側の思惑一つで 勝手に繋がられ勝手に連れて来られてしまう見知らぬ人。 ネットのおかげで便利になったし友人も増えた。 ネットがなければ経験できなかった楽しいこともたくさんあった。 技術の進歩は止まらない。 でもこれ以上、どこまで必要なのか分からない。 日々増えていく大量のゴミデータに埋もれて 自分の行動半径の先にある、 もっと素敵で面白くて素晴らしいものにまで辿りつけない。 タダで手に入る情報、家に居ながらにして手に入る情報、 脊髄反射で反応できるようなやさしい情報。 最新のものも過去のものも、すべて同じように受け取れる。 そんな中で、ジミに取材や準備をして、時間とお金をかけて、 新しくモノを作っていくことを これから先ヒトはどれだけ継続して行けるのかと思う。

Posted byブクログ

2013/03/27

ようやく最近になってソーシャルメディアに関心を持ったので、どういった懸念があるのか知っておこうと読んでみた。可能性としては大きいが、やはり気を付けておかねばならないことは多い。 - 個人情報の管理 - Facebookでは実名ということもあり、つながりとは別の目的で利用しようとす...

ようやく最近になってソーシャルメディアに関心を持ったので、どういった懸念があるのか知っておこうと読んでみた。可能性としては大きいが、やはり気を付けておかねばならないことは多い。 - 個人情報の管理 - Facebookでは実名ということもあり、つながりとは別の目的で利用しようとする人もいる - 情報が多くなることによる「自分の考え・決定」への影響 - バーチャルとまではいかないまでも、公式な見解・情報とは限らないこと などなど。 「自分が何をしたいのか」「何を目的として情報を得るのか」「何を達成するために発信・表現するのか」といった考えをしっかり持っていなければ、流されるだけで時間は過ぎて行ってしまう。

Posted byブクログ

2012/09/22

たしかに運動を拡大させたのはソーシャルメディアだったが、運動の主体はあくまでも若者たちであり、ソーシャルメディアはそのための情報伝達手段にすぎなかった。昔なら、チラシやビラがしていたことをソーシャルメディアが変わりにやっただけだ。 TWでリアルな情報に触れることができるようにな...

たしかに運動を拡大させたのはソーシャルメディアだったが、運動の主体はあくまでも若者たちであり、ソーシャルメディアはそのための情報伝達手段にすぎなかった。昔なら、チラシやビラがしていたことをソーシャルメディアが変わりにやっただけだ。 TWでリアルな情報に触れることができるようになった。 ただし、デマや偽情報も多いので、それを見極める目が必要になる。 Flamingは炎上。これは海外でもある。

Posted byブクログ