仮設のトリセツ の商品レビュー
著者は現在法政大学の建築学部の教授をしている。 最初の方に避難所開設から特別支援が終わるまでの進め方が一枚にまとめた図がわかりやすかった
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大学の研究室が書いているだけあって、情報がまとまっていて読みやすかったです。 幸い仮設住宅とは今のところ無縁ですが、いつか何かが起きた時の暮らしをイメージするきっかけになりました。 仮設住宅がカスタマイズして良いことを、災害救助法が明記してくれたら良いのにね。
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おっと思った副題で 読んでみたけれども 自分が仮設に入ってないせいか あんまり面白くはなかった 仮設でのアイデアというより 仮設ってこんなとこなんだなと わかることが面白かった 何年も仮設に入居する可能性があるのに テレビで 避難グッズの紹介コーナーがあっても 仮設の紹介コー...
おっと思った副題で 読んでみたけれども 自分が仮設に入ってないせいか あんまり面白くはなかった 仮設でのアイデアというより 仮設ってこんなとこなんだなと わかることが面白かった 何年も仮設に入居する可能性があるのに テレビで 避難グッズの紹介コーナーがあっても 仮設の紹介コーナーはあまり見たことがない そのへんもうちょっと報道したらどうなんだと思う 建築学の研究室がまとめた本としては 調査にとどまらず 仮設への提案となってないのが残念では?
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もし仮設住宅で暮らすことになったら。仮設住宅は、どこの、どんなものに入るか、というスタートが選べないという点で、その後の環境が決定的に左右されてしまうようで、せめてそこから先を能動的に、という本。 暑さ、寒さ、収納をうまく工夫し、ご近所とうまく仲良くやる事例集。あれ、これって、...
もし仮設住宅で暮らすことになったら。仮設住宅は、どこの、どんなものに入るか、というスタートが選べないという点で、その後の環境が決定的に左右されてしまうようで、せめてそこから先を能動的に、という本。 暑さ、寒さ、収納をうまく工夫し、ご近所とうまく仲良くやる事例集。あれ、これって、仮設じゃなくても、必要なことじゃない? 具体的な部分では、仮設ならでは、ということもあるけれど、多くは僕らの普段の生活でだって、本当は考える必要のあること。はからずも仮設住宅で暮らすことになる、というのは決して幸せな理由からではないけれど、それを出来るだけ取り除けるような、明るいつくりに徹している本です。 ハードウェアの住環境としてなら、みなし仮設のほうがいいのだろうけど、必ずしも仮設住宅のほうがつらいのかというと、そうではないよなあ、と考えさせられる本。
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中越地震、東日本大震災など、仮設住宅で暮らされている人がたくさんいます。 この本では、大学のプロジェクトとして仮設住宅で人のサポートをする中で 仮設住宅で住む方から教えられた「生活の知恵」などを集めて紹介している。 基本的には暮らしやすいはずがない仮設住宅に対して、広く使う方法、...
中越地震、東日本大震災など、仮設住宅で暮らされている人がたくさんいます。 この本では、大学のプロジェクトとして仮設住宅で人のサポートをする中で 仮設住宅で住む方から教えられた「生活の知恵」などを集めて紹介している。 基本的には暮らしやすいはずがない仮設住宅に対して、広く使う方法、快適に活かす方法などなど、アイデア満載。 普通の家でも使えるものもあるが、屋根樋の改良や、風除室の物置化などは、やはり仮説ならでは。(壁にマグネットが付くのも…。) 生活を良くする改善事態を趣味に近い感じで楽しむ。それ自体も仮設で 元気に生きるコツなのかもしれない。
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仮設住宅の風除室改造アイディア本。申し訳程度に他の情報も載っているが、メインはニッチなそれのみ。トリセツとしては圧倒的な情報量不足。仮設住宅を「外から見た」だけ。一家に一冊あってもいい取扱説明書を名乗るならば、風除室の改造に絞っても材料の入手経路、工作の注意点、寸法の見落としどこ...
仮設住宅の風除室改造アイディア本。申し訳程度に他の情報も載っているが、メインはニッチなそれのみ。トリセツとしては圧倒的な情報量不足。仮設住宅を「外から見た」だけ。一家に一冊あってもいい取扱説明書を名乗るならば、風除室の改造に絞っても材料の入手経路、工作の注意点、寸法の見落としどころなどが最低限必要だろう。住居に関する各種手続き、集会の運営、財政上のテクニックなどがあればなおよかった。現状では「へー。」と頷く以外得るところがないので、役に立つ"取扱説明書"の作成が望まれる。
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(No.12-31) ノンフィクションです。 副題にあるように「もし、仮設住宅で暮らすことになったら」どうやって快適な生活をおくれるのかという内容です。 東日本大震災に会われて仮設に住んでいる方へのエールになっています。 そしてこの数々の知恵は、2004年から2007年にかけ...
(No.12-31) ノンフィクションです。 副題にあるように「もし、仮設住宅で暮らすことになったら」どうやって快適な生活をおくれるのかという内容です。 東日本大震災に会われて仮設に住んでいる方へのエールになっています。 そしてこの数々の知恵は、2004年から2007年にかけて新潟を襲った、7.13水害・中越地震・中越沖地震の3つの災害でたくさんの方が仮設住宅に住んだことから生まれたもの。 新潟工業大学・岩佐研究室では当時支援活動をして様々な仮設の工夫の知識の蓄積があり、3.11後その知恵を活用してもらおうと、HP「仮設のトリセツ」を立ち上げました。 現地に出かけてのワークショップも何回も行い、東日本でも次々に仮設住宅を快適にする知恵が住んでいる方から編み出されていきました。 この本は新潟と東日本の仮設の知恵が詰まっています。 そもそも仮設住宅をカスタマイズしていいのか? 行政も仮設を建てるのは初めてというところがほとんどなので、杓子定規に釘一本打ってはいけないというところもあるようです。 そういうときには再度申し出て、話し合う事も大事。それでもダメといわれても、現状回復できる範囲で工夫できることもたくさんあります。 そして、仮設を出るときは自分で作ったものは自分で撤去しましょう、と。 まず仮設住宅とは?と、いろいろなタイプの仮設住宅と特性が説明されています。基本的な間取りや住み方の図も。 仮設での暮らしの注意点や、ご近所付き合いを円滑にするヒントも。 そしてカスタマイズされた仮設住宅の写真が説明付でたくさん! これなら自分で出来そうというものから、プロのお仕事まで。仮設には大工さんだっている!何軒も協力して作った力作も。 新潟や東日本大震災の被災者の方たちは、多くは今まで住んでいた家が広かったのではないかと思います。それがいきなり都会の木造モルタルアパートかもっと狭いところに住むことになったのです。勝手が違うことが更なるストレスになったことでしょう。 でも誰かが仮設をカスタマイズするとその地区に広まっていき、それが交流を深めることに繋がります。 そして家が狭いため外に憩いの場を作り、世間話に花が咲く。下町の長屋みたいですね。 住み方を工夫することで、生き生きした生活が戻ってきます。 東日本大震災でつくられた仮設住宅の数は52191戸だそうです。 被災者の方にはまだ続くであろう仮設住宅生活を、少しでも快適に乗り切って欲しいと思います。 私たちもいつ災害に会うか分かりません。そのときにはこの知恵が役に立つことでしょう。
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こういう支援のしかたもあるのかと感じ入りました。構成もポップで重苦しい感じをしていません。生きることをより楽しく、ワイワイと知恵を分け合って生きていく良い試みです。
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