海馬亭通信(2) の商品レビュー
相変わらずのイイ話。いい話し過ぎて引いちゃう人もいるかも。[more] 17 年後の話は、歩ける歩けないの辺りが中途半端で残念。
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「夜のアコーディオン」 いつか訪れる別れ。 生きている限り命の終わりは必ずやってくるのだから、死に怯える暇があれば楽しい想い出を作る方がいいだろ。 「柳骨菫店」 枯れた土地に恵を。 意図的に干ばつを起こし飢えを凌いでいたのであれば、それは神としての力を乱用しているのではないだろ...
「夜のアコーディオン」 いつか訪れる別れ。 生きている限り命の終わりは必ずやってくるのだから、死に怯える暇があれば楽しい想い出を作る方がいいだろ。 「柳骨菫店」 枯れた土地に恵を。 意図的に干ばつを起こし飢えを凌いでいたのであれば、それは神としての力を乱用しているのではないだろうか。 「ばらいろ怪談」 生き長らえるため。 知らぬ間に心の中に生まれた寂しさを埋めてくれたからこそ、帰郷する事に怖いという感情が生まれたのだろう。 「眠れる街のオルゴール (後編)」 奇跡は起こすもの。 子供の頃は無邪気に信じていたことでも、大人になるに連れて現実を知ることにより信じれなくなるのだろうな。
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「海馬亭通信」の続編。由布が姉に宛てた手紙に綴られる3編のエピソードと、17年後の景を巡る物語の後半が語られる。
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【あらすじ】 人間が大好きで、再び山から降りてきたやまんばの娘・由布が、ちょっと訳ありな風早の街の住人たちとの切なくも心温まる日々を綴った三通の手紙。その十七年後、とある事情から冬休みをこの街で過ごすことになった少年・景が出会う。幻想のような不思議の数々…。風早の古い洋館「海馬亭」を舞台に、過去と現在ふたつの物語が優しく響き合い、美しい奇跡の扉が開く―。著者の初期傑作が長い時を経て、ここに完結。 【感想】
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やまんばの娘由宇が、再び家を飛び出して海馬亭のみんなに会いに行き、新たな出会いと不思議な出来事が起きます。吸血鬼に宇宙人などなどバラエティに富んだキャラクターの出会いと別れ。後半はうまく歩き出せなくなった男の子の海馬亭で過ごす期間限定のお話。優しい語り口調で読んでいてほんわかするような文章にいつも癒されます。
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海馬亭通信で由布と友達になった、海馬亭の持ち主千鶴の物語、かな。あまりにも素直で善良で聡明で優しすぎて、自分の心をすり減らしてしまい、自分でそれと気づけない子どもが、ある日突然歩けなくなる、そういう症状を取り上げています。こんなに純粋で美しく優しいまま十歳を超えてしまえる子どもは天使のようで、実在しない存在に思えますが、その子たちのためにあがき、苦しむ千鶴の心のほうに共感を覚えます。
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一度山に帰ったけどまた戻ってきた由布の話。相変わらずみんなかわいい。幽霊の純子さんだけじゃなくて吸血鬼のリチャードさんも。人間じゃない者どうしで意気投合してるシーンが面白かったです。あと、最後の景くんの話の続きがすごく良かった。景ちゃんと景くんがかわいい。
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やまんばの娘、由布が、風早の街に帰ってきました。 風早の街では、人も、人ではない者たちも、みんな、とても優しい。 今回は、由布のおばあさまに関する話も。 おばあさまは、里に下りなかった事を後悔していたけれども、多分、由布のそばの空気になって、斉藤さんにも会えたに違いない、と信...
やまんばの娘、由布が、風早の街に帰ってきました。 風早の街では、人も、人ではない者たちも、みんな、とても優しい。 今回は、由布のおばあさまに関する話も。 おばあさまは、里に下りなかった事を後悔していたけれども、多分、由布のそばの空気になって、斉藤さんにも会えたに違いない、と信じています。 そして、あの柳骨董店が、本編でも、十七年後にも登場するんです! このお店も、そして柳さんも、大好きです。 村山早紀さんの作品には、クリスマスのお話が多いですが、どれも大好きです。 どのお話でも、素敵な奇跡が起こるから。 そして、今回の、十七年後編を読んでいると、奇跡は物語の中でだけ起こるのではなく、不思議な事を信じる心を持っていれば、現実にも起こり得るのかも、と思えてきます。
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1作目に引き続き、優しさと浪漫溢れる風早の街の物語。 不思議、妖、の者たちがこんなに素敵に描かれる大人の物語はないのではないか? 眠れる森のオルゴールのほうもとてもよかった。
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