もっと知りたい狩野永徳と京狩野 の商品レビュー

成澤勝嗣【著】

2012/08/19

屏風絵、襖絵の運命は城と共にあるので、安土城が焼ければ永徳の作品もまたない。
はかない・・・・と思ったことでしょう。
続く秀吉の下でも「なぜ描くのか・・・」と問うことはなかったのでしょうか。
がむしゃらに、まるで工場生産するかのように大画に向かう。
長谷川等伯とはビジネスライクに競わなければならない。
生き急ぎするような創作活動に心打たれる。