1,800円以上の注文で送料無料

空が灰色だから(1) の商品レビュー

4

75件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/04/21

「心がざわつく」というコピーに矢も盾もたまらず、 久しぶりに書店を巡りまくったが「在庫なし」の嵐。 結局Amazonで買いました。 期待が大きすぎたのか、若干肩透かし食らった感も否めないが、 1回読んだだけじゃ本質的な面白さはわからんのだろうよ。 「食=エロス」って話があった...

「心がざわつく」というコピーに矢も盾もたまらず、 久しぶりに書店を巡りまくったが「在庫なし」の嵐。 結局Amazonで買いました。 期待が大きすぎたのか、若干肩透かし食らった感も否めないが、 1回読んだだけじゃ本質的な面白さはわからんのだろうよ。 「食=エロス」って話があったけれど、 藤子・F・不二雄の短編にも同じテーマがあったなあ。

Posted byブクログ

2012/04/14

なんといっても「お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い」が白眉。 好きで好きでたまらない、と大嫌いはじつは同義だと残酷にも鮮やかに描き切ってみせる手腕は只者ではないですね。 阿部氏は他にも物事の二面性を見せることに強いこだわりがあるような印象を受けました。 だから、どのエピソ...

なんといっても「お前は私を大嫌いなお前が大嫌いな私が大嫌い」が白眉。 好きで好きでたまらない、と大嫌いはじつは同義だと残酷にも鮮やかに描き切ってみせる手腕は只者ではないですね。 阿部氏は他にも物事の二面性を見せることに強いこだわりがあるような印象を受けました。 だから、どのエピソードをとってみても、イタいお話だったりドタバタだったり泣けたり多彩ではあるけれども、どれも単純に割り切れない「何か」が余韻に残る。 思春期の焦燥感を真空パックしたような濃密マンガ体験がしたい方はぜひ御一読をおすすめします。

Posted byブクログ

2012/04/12

鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。 鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。 鈍痛12発。 生きてて疑問に思う事。 いくつになっても自分の中に残ってる思い出や傷。 コンプレックスや妬みや強がり。 絵柄がディフォルメ系でかわいいし 笑いにフィルターされるからアレですが どの作品...

鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。 鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。鈍痛。 鈍痛12発。 生きてて疑問に思う事。 いくつになっても自分の中に残ってる思い出や傷。 コンプレックスや妬みや強がり。 絵柄がディフォルメ系でかわいいし 笑いにフィルターされるからアレですが どの作品からも「痛み」を感じました。 いわゆる「イタいヤツ」的な登場人物も多いです。 それでも彼/彼女たちは「イタい」だけでなく やはり「痛み」を抱えている様に思いました。 また 人はなぜ裸を観たいのか? ゲロになぜ嫌悪するか? 何かを食する事ってエロくね? ふと生まれてくる衝動や疑問を 物語に作品に昇華できている。 そうゆうプロセスが感じれて非常に気持ち良い。 あ、なんか作者が思ってる事を 登場人物や物語がちゃんと代弁してるなって。 いや、当たり前の事と言えばそうなんですが。 それが嫌みなくスーッとそう思えました。 それはとっても嬉しいなって。

Posted byブクログ

2012/04/09

辛い話のもう本当つらい感と、楽しい話の素直に愉快な感じ。1話ごとに明暗どっちにふれるかこんなハラハラするマンガもそうないわ。

Posted byブクログ

2012/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オムニバスなので各話ごと点数をメモ 1 2 2 4 3 4 4 2 5 6 7 8 9 10 11 12

Posted byブクログ

2012/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

#manga  ぬおー!コレは凄い。 「心がざわつく」のキャッチコピー通り。この絵柄でこうくるか!という衝撃。 「ねこぢるうどん」初読時のそれに近いかも。あちらはひたすらダークでしたが、こちらはもっと情感にダイレクトに訴えてくる。直球で泣かされもするし、ぞくりと背筋が冷えるような不気味な…なんとも言えぬ読後感。乱歩先生言うところの「奇妙な味」であふれている。評価が高いのも頷ける。 ・阿部共実「空が灰色だから 1 (少年チャンピオン・コミックス)」読了。

Posted byブクログ

2012/03/21

端的にこの本を説明するとしたら、私は負完全の球磨川禊が愛読書にしていそうな漫画、とする 個人的に気に入った話は、少しオチが弱いと感じたが、第11話の「生きるということ」

Posted byブクログ

2012/03/20

おもしろい。 かわいらしい絵柄であるがそれに反して、読後感がつげ義春氏の作品に近いと思った。 そのアンバランスさでまず引き込まれる。 不条理、シュールとも形容できる内容であるが、マンガ的なセオリーをあえて踏襲しないよう気を配った部分も感じられ、その描写がに妙に現実に即しているよ...

おもしろい。 かわいらしい絵柄であるがそれに反して、読後感がつげ義春氏の作品に近いと思った。 そのアンバランスさでまず引き込まれる。 不条理、シュールとも形容できる内容であるが、マンガ的なセオリーをあえて踏襲しないよう気を配った部分も感じられ、その描写がに妙に現実に即しているようでハッとさせられる。 そのアンリアル・リアルの振れ幅のバランスが絶妙で読み味の浮遊感、読後の気味の悪さがどこか癖になる。 奇をてらっているようでいて、実は非常にガチな作品。

Posted byブクログ

2012/03/16

これのために週刊誌を購入しているのですが、 1~3話は読み切りのときのため読んだことがなく 4話(空灰としては1話)から読んでいる人にも楽しめる巻になっていました 中々少年漫画にはないような切り口で面白いです

Posted byブクログ

2012/03/13

前評判が高く気になっていたので読んでみました。 読む人を選ぶほどすっごくクセの強い作品なのかと予想していたら、そこそこクセがあるものの読みやすい作品でした。 自意識過剰気味のちょっとイタい10代女子の日常を中心としたショートオムニバス。 心がほっこりしたり、切なくなったり、狂気...

前評判が高く気になっていたので読んでみました。 読む人を選ぶほどすっごくクセの強い作品なのかと予想していたら、そこそこクセがあるものの読みやすい作品でした。 自意識過剰気味のちょっとイタい10代女子の日常を中心としたショートオムニバス。 心がほっこりしたり、切なくなったり、狂気を感じたり・・・と一冊で実に様々な感情が味わえる面白い作品でした。 いい話も多いのですが、個人的には終盤読んでて恐ろしくなった『今日も私はこうしていつもつまらなそうな顔してるあいつとつまらない話をして日を過ごしていくのだ』(タイトルめっちゃ長っ!)が好き。 あと、女性目線の作品が多い中2編だけ男性目線の作品があるのですが、これもどっちも好みでした。

Posted byブクログ