Dカラーバケーション の商品レビュー

加藤実秋【著】

2012/10/08

インディゴシリーズも４作目。前作で一休みと云った感が伺えたが、今回は本領発揮、高原晶が帰って来ている。クラブインディゴも初期からは随分と変わってきており、新たな人物が既存のメンバーと絡み合いながらも、やはりインディゴの色を失わないのがとても良い。
私にしては珍しくドラマもすごく良かったと思える作品だから、ドラマのみで出演していた早乙女刑事が活躍する豆柴が巻き込まれた事件は、ドラマから原作がさらに力をもらった気がして良い作品になっていると思う。
頭から何かと鼻につく二部のナンバーワン手塚くんがどんどん個人として際立って来るのもまたおもしろく読ませてもらった。彼を大きくしたのは「サクラサンライズ」の件であろうが、あの話の読了感はとても清々しい。
また誰もが気になる憂夜の過去を取り扱った作品で、結果的には何もわかっていないのだが、ひとまず区切りをつけられたような、私にはそんな気さえした。
クラブインディゴは形態を変えて営業をし、人も増え時代も変わっていくが、相変わらず渋谷を駆けずり回っているその姿は、何一つ変わらない、クラブインディゴのままであることにほっとできる。できる限り続いて欲しいし、次作もまた期待したい。

2012/09/19

手塚くんのうざさが、読み進めるに連れて薄まっていくような気がしてよかった（笑）
同じ時間を過ごしている気分です。
てか相変わらず新キャラが濃い。
既出の人が霞むくらいの新キャラをどこまでだすのか。

2012/09/13

豆柴がメインのお話とか、憂夜さんがメインのお話とか、今回はちょっと不思議な彼らにスポットが当たるお話が多くて面白かったです。
ホストのメンバーも、ちょっと変化があったようで新たにまたクセのある人物が入っていてそちらも面白い。
読了後の爽快感は相変わらずです。

2012/07/25

シリーズも長くなれば、どこかで中だるみがあるもの。前作が、ちょっと力が抜けているかなという感じがあったけど、今作は第１作目の時のように力が入っていて面白かった。
主なメンバーに加えて、秋葉系の食えないホストや、豆柴の相棒が加わったことで、事件解決へのプロセスも深くなったような気がする。
続きも早く読みたいなあ。

2012/06/03

「池袋ウエストゲートパーク」シリーズと「インディゴの夜」シリーズ、新刊が出たらついつい読んでしまう…

2012/05/15

新キャラ登場！手塚くん以外はただの取り巻きみたいでぜんぜん表立って出てこなかった。ドラマでやらなかった作品をまた新しく映像化してほしい。

2012/05/11

やっぱりインディゴシリーズは元気になりますね!
前作を読んでから結構日がたってたので登場人物の記憶もあいまいになってたのですが、実際読み始めるとすっと戻ってきました。

今回は新キャラクターの登場や、憂夜さんの過去がちらりと見えたり。
若い登場人物に対して晶さんが考えてることが自分とかぶると、「まだ晶さんの歳じゃないのになぁ・・」と首を傾げてしまったり笑

今までの３作もだけど、一日でさくっと読めてしまうのでもったいない・・・って感じてしまいますね。次回作が楽しみですー♪

2012/04/12

インディゴの夜から始まったclub indigoシリーズ第４弾。前作は視点がホストたちで少し違和感があったが今作は高原晶に戻り安定感はあった。ただ憂夜の年齢不詳ぶりといかんともしがたいおもしろキャラ(服装含む)ぶりに拍車がかかっているがそれは問題ないのだろうか。しかしキャラは相変わらず立っている。都市伝説をモチーフにした話はちょっとめんどくさいが、中東のプリンスくんの話は良かった。基本的にキャラと設定で読ませる話なのであくまでも軽くさらっと読める。

2012/04/11

『インディゴの夜』シリーズの第四弾。
今回は豆柴や早乙女などのサブキャラの活躍が目立ちます。
そこに絡む晶の個性がまたいい感じ。
シリーズ物は先に進むに従って、新鮮さがなくなっていくことが多いけれど、
この第四弾は新鮮味もあるし、パワーアップしてる気がします。
もっともっと続いていってほしいシリーズですね。

2012/03/13

加藤実秋は裏切らない。
軽快な文章と魅力あるキャラクター。彼らの面白さはそのままに、
新しいキャラクターも登場。

ドラマ化でも面白さは広がったものの、裏切るところはなかったよう
に思っているので、第二弾を期待したいくらい。

個人的に大好きなキャラクター空也さんが出てきてくれたのも
嬉しいところ。
あの謎めいたホストの、知られざる一面が明かされ、さらなる
謎を呼ぶのも、面白いところ。

できればシリーズの最初から読むことをおススメします。