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世界のすべてをいつかきみに の商品レビュー

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2012/11/19

虎に育てられた野生児を世話することになった、霊長研究所の入江。人嫌いで無愛想な入江は、対人関係を築くのが上手くありません。 浅葱という野生児も、他人に対して警戒心むき出しで人間らしい常識や知識に欠けている18歳(年の割には可愛くて小柄)。 ある意味似たもの同士?の二人が心を通わせ...

虎に育てられた野生児を世話することになった、霊長研究所の入江。人嫌いで無愛想な入江は、対人関係を築くのが上手くありません。 浅葱という野生児も、他人に対して警戒心むき出しで人間らしい常識や知識に欠けている18歳(年の割には可愛くて小柄)。 ある意味似たもの同士?の二人が心を通わせあうようになるまでのストーリーです。 無垢で無知な受に愛を注ぎ育成する、という話は好物の一つです。 5歳で両親を密猟者に殺され、その後密林でジャングルブックみたいに虎に育てられていた浅葱。入江は、そんな浅葱に言葉を教え、人間としての行いを一つ一つ覚えさせ、人並みに生きていけるようにと教育していくのですが、その過程で自分自身もまた変わっていくのです。 成長していくのが浅葱だけではないところに非常に惹かれました。 入江も始めは面倒な子供かペットの世話くらいにしか考えていなかったのが、次第に庇護欲を掻き立てられ、愛情を感じるようになり、それをあえて否定して逃避したくなるほどの欲情まで感じるようになるのです。 描き方によっては、弱者を手篭めにしてしまうような印象になるところですが、全然そんなイヤな展開になってないのが良かったです。 互いに同等に愛し合っているんですよね。 浅葱が涙ぐむほどいじらしく可愛いんです。アイスクリームもバス停も胸がキュンキュンしてどうにかしてあげたくなりましたが、「あなたが教えてくれたこと」では、もっと泣かされました。みんなが知っていて当たり前のことを、自分は知らない、ということに悲しくなる浅葱です。 そんな浅葱に対して「浅葱はもうこれまでに、すげぇたくさんのことを俺に教えてくれてるんだよ」と入江が言うんですよね。胸にこみ上げるものがありました… 風見香帆センセが鈴本ちさ名義で書かれている作品。好きな作家さんです。特にHシーンが好みですが、今回はそっちより二人の心情に萌えました。独特の色香があります。 裸エプロンは普通に萌えましたw

Posted byブクログ

2012/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

トラの子のお世話物語&フォーリンラブ♪ 現実味のない設定なのですが、いや、面白かったです! サマミヤアカザさんの挿絵も可愛くてGOOD お菓子を隠すエピソードはグッときました

Posted byブクログ

2012/03/31

可愛いお話でしたね。 最初は設定的に雛鳥的な感じかと思ったんだけれど、読んでいてそれは全然感じなかったですね。 なんかすごく一途というかまっすぐだし、可愛いし、一番可愛かったのが獣の習性で食べ物を隠すんだけれど、アイスを隠してなくなった!と騒いでいるところはすごく可愛かったですね...

可愛いお話でしたね。 最初は設定的に雛鳥的な感じかと思ったんだけれど、読んでいてそれは全然感じなかったですね。 なんかすごく一途というかまっすぐだし、可愛いし、一番可愛かったのが獣の習性で食べ物を隠すんだけれど、アイスを隠してなくなった!と騒いでいるところはすごく可愛かったですね。 人嫌いの入江も浅葱と接することでとても大切な事を教わっていく。 ずるい大人は一旦その浅葱の一途な思いに怖くなって逃げてしまうんだけれど、そのジレジレ感も浅葱の切なさが加わって楽しめました♪

Posted byブクログ

2012/03/03

密林で虎の子として育ってきた男の子(受)と、その子の保護者から世話を頼まれた研究員(攻)の話。 元は別雑誌の掲載物だったらしいです。大幅改稿したとのこと。 サマミヤアカザ先生のイラストが好きなので、ジャケット買い。 でも読んでみて損はありませんでした^^ 受の子がいちいち可愛いで...

密林で虎の子として育ってきた男の子(受)と、その子の保護者から世話を頼まれた研究員(攻)の話。 元は別雑誌の掲載物だったらしいです。大幅改稿したとのこと。 サマミヤアカザ先生のイラストが好きなので、ジャケット買い。 でも読んでみて損はありませんでした^^ 受の子がいちいち可愛いです。

Posted byブクログ