Sunny(2) の商品レビュー
春男がお母さんに会いにいくエピソードが辛い。一途な彼の様子にじーんとしてしまう。 Sunnyを読んでいると、心が子どもの状態に戻ってしまうようですこし怖い。 子どもの頃、広くない世界の中で悲しかったこと寂しかったこと怖かったこと思ったほど遠くへいけなかったこと、思い出す。 頼り...
春男がお母さんに会いにいくエピソードが辛い。一途な彼の様子にじーんとしてしまう。 Sunnyを読んでいると、心が子どもの状態に戻ってしまうようですこし怖い。 子どもの頃、広くない世界の中で悲しかったこと寂しかったこと怖かったこと思ったほど遠くへいけなかったこと、思い出す。 頼りない気持ちに戻される。 「マンガにおける子ども」の表現を超越して、読者の心を読者自身の子ども時代に誘うような描写。 松本大洋やっぱりすごい。
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すごくよかった。 僕は大洋さんの何が好きなんだろうと改めて考えてみると、 それはやっぱり登場人物たちの自然な表情や言葉だと思う。 家族をなくして寄り添う子供たちの"感情"を描いているから、他の作品以上に余計に胸がしめつけられて、何度も読み返してみたくなる。 ...
すごくよかった。 僕は大洋さんの何が好きなんだろうと改めて考えてみると、 それはやっぱり登場人物たちの自然な表情や言葉だと思う。 家族をなくして寄り添う子供たちの"感情"を描いているから、他の作品以上に余計に胸がしめつけられて、何度も読み返してみたくなる。 春男のお母さんが「これからはお母さんじゃなくて杏子さんて呼んで」というくだり、特に切なくてたまらなかった。
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実際にはほとんど共通項などないのだが、読みながら自分のこどもの頃や思春期の頃の気持に戻っていてハッとする。丁寧に作られ、送り出されている印象。
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本作は松本大洋にしては珍しく“天才”の出てこない話だな、と読んでてはたと気付いた。松本大洋が描いてきたのは、天才じゃなくて“孤独”なんやね。親と離れて生活する子供たちの切ないエピソードがいっぱい出てくる。
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