新時代の博物館学 の商品レビュー
2012 7/3パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 学芸員課程の新カリキュラム(H.21に改正があったそうだ・・・それも知らなんだ)に対応した、教科書/概説書。 博物館学概論、博物館経営論、博物館資料論、博物館資料保存論、博物館展示論、博物館情報・メディア...
2012 7/3パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 学芸員課程の新カリキュラム(H.21に改正があったそうだ・・・それも知らなんだ)に対応した、教科書/概説書。 博物館学概論、博物館経営論、博物館資料論、博物館資料保存論、博物館展示論、博物館情報・メディア論、博物館教育論という、7つの科目について、それぞれ1章を割くことで、1冊の本で広い範囲をカバーしようとしている。 その分、文字は小さめで内容はかなりぎっしり・・・漢字の多い歴史的経緯の説明パート等はかなり辛い(汗)(それもあって☆4つ)。 図書館の新着棚で見つけたので手にとって見た。 最近、知識の生産・流通・蓄積に関わる諸機関、という視点で図書館、博物館、公文書館、大学、インターネット等を捉え直すということに興味があって、その一環で借りてみた本でもある。 その点では関連するのは冒頭の章と6・7章(概論、情報・メディア論、教育論あたり)なのだけれど、それ以外の点もいろいろ興味深かった。 以下、面白かったところのメモ: ・図書館司書課程との違い ・配架(排架とは書かれていない)と目録に3pしか割かれていない! ・展示には1科目(1章)割いている ・梅棹忠夫の民博ではその経済効果に関する調査も実施しており、単純な効果面でも道路等の他の公共設備に劣らぬ効果があるし、利用者が払っても良い対価として考えるイメージの調査等も実施していた、ということ。後者は図書館でも例があるが、前者も実施しているのが面白いな。 また必要に応じて読み返す。
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