21世紀の薩長同盟を結べ の商品レビュー
薩長同盟のごとく、「一見ありえないけど、時代を変えるために必要な連携」を生み出すことで日本の大変革が始まることを説いた本。 合理主義も感情主義も行き過ぎれば、上手くいかなくなります。大切なことは合理的な思考と感情の両方の良さをバランス良く活かすこと。
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合理主義一辺倒で押してくるアメリカに、合理主義で立ち向かっても勝ち目はない。だからといって、伝統主義を採用して内向きになっても、生き残れる時代ではない。現代の日本が生き残るには、合理主義を推し進めていける人材と、伝統主義で集団の団結を維持できる人材とが連携する必要がある、という内...
合理主義一辺倒で押してくるアメリカに、合理主義で立ち向かっても勝ち目はない。だからといって、伝統主義を採用して内向きになっても、生き残れる時代ではない。現代の日本が生き残るには、合理主義を推し進めていける人材と、伝統主義で集団の団結を維持できる人材とが連携する必要がある、という内容。 趣旨はそれなりに共感できる。しかし、全体的に比喩(しかもあまり的を射ていない)が多すぎて読みづらく、途中で論旨を追い切れなくなりがち。内容の割には、文章が多すぎる。
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日本に希望が持てる1冊です。リクルートや外資コンサル系のアクティブで成長志向の高い人材が素晴らしいのは分かるのですが、何だかそれだけで終わってはいけないような気もしていました。そのモヤモヤ感を筆者が上手く言葉で表現してくれたので、非常にすっきりしました。社会全体では、スピード感あ...
日本に希望が持てる1冊です。リクルートや外資コンサル系のアクティブで成長志向の高い人材が素晴らしいのは分かるのですが、何だかそれだけで終わってはいけないような気もしていました。そのモヤモヤ感を筆者が上手く言葉で表現してくれたので、非常にすっきりしました。社会全体では、スピード感あるシリコンバレー式のトライ&エラーが推奨される昨今ですが、毎年ノーベル賞受賞者に日本人研究者が輝くように、じっくり考えて圧倒的な成果を上げる能力が日本人にはあるように思います。まだまだ日本人もいけますね。
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グローバリズムの波にのった上から求められる長州藩的なものが押し付けられすぎ、薩摩藩的な現場での本当に必要な地道な技術開発がおろそかになる逆転現象を肌に感じていたので、すごく納得、共感できた。
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グローバリズムとはダメ人間の怨念がどこまでも蓄積される社会 司馬遼太郎 世に棲む日日 革命大変革が起こるときには3つの役割が必要 思想家、革命家、実務家 日本とアメリカのIT分野 彼我の違いが一番あるのはどこかというと、思想の部分 そもそものコンセプトを発想し、定義し、思想と...
グローバリズムとはダメ人間の怨念がどこまでも蓄積される社会 司馬遼太郎 世に棲む日日 革命大変革が起こるときには3つの役割が必要 思想家、革命家、実務家 日本とアメリカのIT分野 彼我の違いが一番あるのはどこかというと、思想の部分 そもそものコンセプトを発想し、定義し、思想として共有して、「じゃいまから実行しようか」」というところまでもっていく PQ personal,physical,philosophical デジタルな知性だけでも、アナログなココロだけでも、割り切れないような問題に対して、3つのPを動員してじっくり考え、最終的にオリジナルで一貫した行動の旗印を作り上げる、全人的な知的能力 今までになかったタイプの成功を実現するために何よりも大事なのは、そういう「忍者のように準備し、サムライのように突撃する」ような「二重性」をいかに保つかです トヨタ生産方式 そもそもx3の本当の原因はなにか?を自分の頭と言葉で考えぬき、そしてそれを粘り強く現実と関わらせ合いながら一歩づつまわりを巻き込んでいった個人によって実現したもの 自分がそういうふうに生きることが、マクロに人間社会を全体から見ると、とても有意義なことなんだというふうに思えると行動できるようになるタイプの人が多いのです 過去は全部世の中のせい、しかし未来はすべて自分の責任 知性にできること、できないことをわきまえることから、本当の知性は始まる 覚悟とは犠牲の心ではない 坂本龍馬 ことをなすに必要なのは、「無私にして大奸智(ずるがしこく最大限に周到な智慧を使うこと)」 「自分たちの一番の良さを発揮するための必要な事情」を「アメリカで通用するレベルで明晰に言語化する」ということが、いまの日本人には求められている 今の日本の会社の問題を一言で要約するとすれば、「ミッチやる価値のないところを過剰にミッチリやっている」ということに尽きます。 対立を維持するためにだけいる嫌なヤツたちが本当の敵だ 個人主義者の見果てぬ理想といえる、完全に独立した個人同士の自由な連携みたいなのは、結局荒いものになりがち 両端を切り落とし、真ん中にあつまる 強みを活かせるwhatを必死に考え、howはモジュール内の空気に任せる 日本人の集団にはよい目標が絶対に必要 伝統的共同体の得体のしれない恐ろしさと底力 もしあなたが個人主義者のインテリだったら真っ先にムダの極致だとおもうようなアレコレの伝統行事が、実はものすごく深いレベルで、その場に人々の意識を無理なく自然に集めて、安心して成果を出すために、決定的に機能的な役割を果たしているんだということです。 考えなしに儀式を廃止すると、いずれしっぺ返しがやってくる 時代に合わなくなってきた儀式ほど人の心の負担になるものはない 雰囲気にもうムリがある状態になったら、新しい形を模索すべき 本当にすごい価値を出している企業というものは、古今東西どこの国の集団でも、結局この儀式的価値について徹底した配慮がなされているもんなんです うまくいっているときというのは、ある程度、へんな風習があっても結構参加者全員が楽しいし、あまり無理も感じず、ただ、どこにもないすごいことを、普通のこととしてやっていけるもんなんですね
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タイトルで損をしている典型のような本。 コンサルタイプの正論主義と職人タイプの現場主義がお互いを非難するのではなく、どっちも正しいというスタンスでお互いに手を取り合うべきという趣旨。 外資コンサルから訪問販売・宗教団体まで経験した筆者だから書ける貴重な本。 文章は奇抜だが、概...
タイトルで損をしている典型のような本。 コンサルタイプの正論主義と職人タイプの現場主義がお互いを非難するのではなく、どっちも正しいというスタンスでお互いに手を取り合うべきという趣旨。 外資コンサルから訪問販売・宗教団体まで経験した筆者だから書ける貴重な本。 文章は奇抜だが、概ねその通りだと言える真っ当な主張で一読に値する。
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”21世紀の薩長同盟を結べ”倉本圭造著 星海社新書(2012/02発売) ・・・タイトルから何の本?とも思いましたが、 一言で言うと薩摩(内向的な人)と長州(外交的な人)を結ぼう!といった内容でした。 自身の経験も含めわかりやすく語られているのは良かったです。
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個人のオリジナリティを仕事に昇華させようということが書いてある本だと思う。 筆者自身の根底での人類愛を感じる。
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グローバル論理派=長州型維新志士、集団主義保守派=薩摩型佐幕派という形で、明治維新になぞらえてどのように社会変革が起こるのかについて考察した本。基本的にはこれらの二極が結集して、新しい価値創造をしていこうという趣旨の内容であり、そのことが繰り返し書かれている。 外資系のようにバ...
グローバル論理派=長州型維新志士、集団主義保守派=薩摩型佐幕派という形で、明治維新になぞらえてどのように社会変革が起こるのかについて考察した本。基本的にはこれらの二極が結集して、新しい価値創造をしていこうという趣旨の内容であり、そのことが繰り返し書かれている。 外資系のようにバリバリ稼いでグローバルに展開していこうという個人主義なエリート層が、実は国内で勤勉に働く集団主義の勤め人たちの信用によって支えられているという事実はもっと共有されるべきだろうし、相互理解も進んでいってもらいたいと思う。
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これからの日本を担うはずの僕たち20代。 もうすでに担っている30代。 もちろん、40代、50代も。 というか世代にかかわらず 「今の日本を変えたい。」 「今の日本はどこかおかしい。」 という思いを抱いている人々にオススメしたい一冊。 タイトルにあるように 今の日本の状態を、幕...
これからの日本を担うはずの僕たち20代。 もうすでに担っている30代。 もちろん、40代、50代も。 というか世代にかかわらず 「今の日本を変えたい。」 「今の日本はどこかおかしい。」 という思いを抱いている人々にオススメしたい一冊。 タイトルにあるように 今の日本の状態を、幕末の薩摩藩と長州藩にたとえ、 これからの日本を創る際の思考法などを紹介している。 他にも陽樹、陰樹、微生物にたとえていたり なるべくわかりやすく紹介している。 今の日本を変えたい、あるいは不満がある! という方にぜひ!!
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